みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ノース ちいさな旅人 自分の親を見限った少年がフリーエージェント宣言し、理想の親を捜し求めてアメリカ中を旅して回るという童話。主人公が出会う全ての親候補には一長一短があり、結局、極々当たり前の結末に落ち着いていく教育的作品になってます。本作で良かった点は、主人公の個人的物語の周りでチルドレン・リブ的な運動が巻き起こっていく所。この辺はきちんと現実世界のパロディになっていて、ノースの「判例」に全米の子供が期待を寄せると共に、子供達が「組合化」していく様子は楽しかったです。馬鹿馬鹿しいスケールの大きさで最後まで飽きずに観せては貰えました、5点献上。[地上波(字幕)] 5点(2006-09-29 00:03:19) 2. ノートルダムの鐘 軽快な語り口や楽しい脇役、そして皆さんの評価の高い音楽で水準のディズニー・アニメにはなってますが、やはり題材の選定自体が本作最大の問題。もしかして製作サイドは「美女と野獣」を念頭に置いていたのかもしれませんけど、カジモドは最後までハンサムなプリンスに変身することは無い。彼は美男美女の幸せを横目で見てることしか出来ない存在なのです。従って本来なら、彼は殉教者となるべきキャラクター。しかしディズニーは彼に死ぬことすら許してはくれない。この後も彼は、寺院の塔の上で人形をこしらえ、石像に話しかけて余生を送るんでしょうか…、5点献上。[ビデオ(字幕)] 5点(2006-08-02 00:03:08)(良:1票) 3. のら猫の日記 《ネタバレ》 まず、この邦題が素晴らしい。「マニーとロー」では何が何だか判りませんが、「のら猫の日記」は本作の内容をズバリと表してます。里親の元を抜け出して放浪を続ける孤児姉妹、16歳のローと11歳のマニーは正にのら猫。猫が台所から魚を盗み出す様に万引きで食料を手に入れ、猫が空き家に居つく様に、季節外れで家主のいない別荘に住み着く。おまけにローは、臨月近くになっても自分の妊娠にすら気づかない。挙句の果てには河原で出産って、こりゃ本物ののら猫だよ…。これも基本は、孤児が幸せに巡り会うという古典的児童文学の物語。しかし二人はオリバー・ツイストみたいに流されるだけではなく、無理矢理にでも幸せを連れてくる。♪幸せは歩いて来ない、だから歩いて行くんだね~、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-03-03 00:00:55) 4. ノイズ(1999) シャーリーズ・セロンのプロモ的映画。膝を抱えて座った足の長いこと長いこと。夫を誘う仕草にセクシーな踊り。極めつけはプラチナ・ブロンドのベリー・ショート。う~ん、美しい…。しかし、田舎からニューヨークの上流階級にデビュー、その孤独から精神が錯乱していく妻って、「ディアボロス/悪魔の扉」と丸っきり同じ役柄じゃん! このストーリーのまま進めれば、なかなかのサイコ・サスペンスになったと思うのに、説明不足で理解不能のZ級SFに自ら転落。でもラスト迄の展開とセロンの美しさに、そこそこの満足感は得たので、4点献上。4点(2002-10-17 19:32:36) 5. ノッティングヒルの恋人 ファンタジックなラヴ・ストーリーったってこりゃないだろう。現実離れさせたいんなら、いっそ宇宙人同士の恋愛にでもすれば良かったのに。タイトルバックからヒュー・グラントのナレーションまではまだ許そう、しかし、角でぶつかるラヴ・ストーリーでは掟破りの展開から、なんでいきなりキス??? よくこの脚本を映画にしようと思うなぁ、感心するよ。確かに脇役達が出てくると別の映画になるけど…。とにかく良かった、テレビで…(未見の判断の正しさが証明された)。皆さんごめんなさい、2点献上。2点(2001-12-08 21:14:56) 6. ノーバディーズ・フール 渋いよぉ、ポール・ニューマン。ただの地方都市の小さな建設会社従業員なんだけど、男の生き様ここにありって感じで、かっこいいんだ。ブルース・ウィリスも中小企業のオヤジ姿がいい味出てる。小品ながら私の胸には染み込みました。男性陣には是非って感じで8点献上。[ビデオ(字幕)] 8点(2001-07-25 18:22:56)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS