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1. オール・ユー・ニード・イズ・キル
《ネタバレ》 もう、よほどのことでもない限り、CG表現は、わたしには心をうごかされない。相変わらずトムは、一生懸命、人生をいききる役柄で、その目標となるものは結局、成功、貢献、子孫繁栄であることには変わりがない、という映画であった。ふつうにたのしめまし
た。ただ、わたしのいちばん、腑に落ちないこと。ここでは
″自らの死”に対する、恐怖、痛み、苦悩がまったく描かれていなかったこと。これは意図的か?人間の意思と意識と記憶は、“死”に対する観念や感情を超越するとでもいうのか?同様に、何度も何度も失敗を重ね、それでもあきらめず、すこしづつ、状況(現実)を良いものに変えてゆく主人公。しかし、たいしたことはない。主人公には、失敗にも死にも、恐怖痛み苦悩がないので、どうとでもなる。確かに、ここにいま、弾の入った拳銃があり、同時に”人生は世の中はゲームだ!”とシンプルに本当に思える、脳を持っているならば、比較的、このように、ひとの意識は移り行くのかもしれない。
[映画館(字幕)] 6点(2014-07-04 23:57:30)《改行有》
2. オブリビオン(2013)
《ネタバレ》 テレビでやってた”パラダイスキス”を書こうと思っていたが、あまりにも景子様(いや、好きなんですけどね、、)がブーちゃん!なので、書く気失せ、これも乗り気ではないが、かきます。
しょっぱなから、ビジュアルが壮大雄大で、美しく、静謐にかんじる未来の風景、天体、デザインは、建築は、ヒトは、とても静かで、まるで私の夢にある、アメリカヒューストン高地にあるコンクリートの美術館にでもいるよう。気持ちいい!(特に、海水汲み取り施設の海水と二人が住むガラスの建築はヨダレもの!)
世界には最高のふたりしかおらず、最後まで、ずうっとあの寂しい、切ない、なつかしい雰囲気でいってほしかった。(エンパイアステートのセピアの記憶のシーンも切ない)そしてわたしは、ジャックの緑の大地の隠れ家のシーンで、これは”未来世紀ブラジル”の幻のラストだ!とおもって泣けた。しかーーーし!!途中からラストまでは、なんか雰囲気ブチこわしで、(でた!ハリウッドの長介とか)
なので、この作品は途中までです。最後もみんな別れ別れで、孤独で、せつなく、さびしく、懐かしく、、、、、しかし壮大な宇宙は変わりなくクールに、、、、、、そして永遠に、、、、という感じの最後で、しめくくって欲しかったなあ。
[映画館(字幕)] 6点(2013-06-02 19:21:51)(笑:1票) 《改行有》
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