|
プロフィール |
コメント数 |
496 |
性別 |
男性 |
年齢 |
42歳 |
自己紹介 |
皆様のレビュー、いつも参考にさせていただいております。私のレビューも参考になれば幸いです。
2012年以降忙しくなったので、レビューを一言にしています(上半期分は6月末にまとめて投稿)。参考にしにくいかもしれませんが、あしからずご了承ください。採点基準は以前と同様です。
私の連絡先はこちら⇒えむいーあーる75jp[あっとまーく]yahoo.co.jp |
|
1. 大いなる幻影(1937)
確かに現代の映画に比べれば、テンポはのろいし、コントの寄せ集めのような場面もあると言えないこともない。しかし、製作されたのが1930年代であることを考えると、この映画がいかに進歩的かつ深い意味を持つ作品かを実感する。「大いなる幻影」というタイトルの孕む意味の多重性(戦争が幻影なのか、滅び行く貴族階級が幻影なのか、再会を誓うマレシャルの思いが幻影なのか)も秀逸だ。この映画を観るとそこはかとなく哀しくなるのは、滅亡の美学とも言える独特の世界観に覆われているからだろう。こんな風に心を揺さぶる映画は初めてだった。どぎつい反戦映画よりも心の深い部分に訴えかけてくる。[DVD(字幕)] 6点(2010-06-19 18:25:32)
|