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1. 奥さまは魔女(2005)
《ネタバレ》 もう絶対に魔法は使わないなんて宣誓しておきながらも、登場シーンから既に使いまくっていたり、人間世界では当たり前のことを成功させる度にいちいち喜ぶサマンサ…いや、ニコール・キッドマンの姿は本当に可愛くてチャーミング。相手役の男も確かに彼女とは釣り合っていないけど、米国ではかなり有名なコメディアンらしいです。事実彼の言動には笑いました。コンセプトは良いんですけどね。「奥さまは魔女」の主役に本物の魔女が抜擢されるという二重の設定からかなり期待させたのですが、結局面白かったのは発想だけで、後はラストまで定石通りでした。これなら2002年の「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」の方がよっぽど異世界の物語という感じがします。そして何よりもこれは個人的に劇中の「Bewitched」が全く面白い番組に思えなかったこと。どこかの叔父さんや叔母さんなど、オリジナルのオマージュっぽいところが出てくるのでTVシリーズを見ている方が楽しめるかもしれません。ちなみに自分はこの映画決して嫌いではありません、寧ろ好きなので可哀想なイザベル共々擁護してあげたいです。ピクピク(←出来ない)[映画館(字幕)] 6点(2005-09-01 13:52:35)
2. オールド・ボーイ(2003)
《ネタバレ》 復讐が復讐を呼ぶ、まるで御伽噺ですね。前半は開放されたばかりのオ・デスの奇妙な言動がコミカルで面白く、生きた蛸をそのまま頬張るシーンはグロテスクでありながらもユーモラスでした。アクションシーンもまるで二次元の格闘ゲームのようでパク・チャヌク監督のビジュアルセンスの良さを感じます。そんな訳で最初から最後までインパクトの強い作品であることは確かですが、一日経ったら「結局あれは何だったんだ?」という感じですっかり興奮が醒めてしまったので7点です。観た直後だったら間違いなく8点でしょう。それから思っていたより痛いシーンが多いですね、同時期に観た『SAW』よりも辛かったです。しかし毎度の事ながらこれをわざわざハリウッドでリメイクしなければならない必然性が分かりません、このままで十分傑作でしょうに。[DVD(字幕)] 7点(2005-04-02 10:33:56)
3. オテサーネク 妄想の子供
《ネタバレ》 これは「イレイザーヘッド」や「ローズマリーの赤ちゃん」よりも怖い。泣き声を上げて暴れまわるオテサーネクの形相はこの上なくグロテスクなのですが、それでもどこか無邪気なオティークには愛着を感じてしまいます。・・・変態なんでしょうねぇ(苦笑)、ラストもお婆さんにやられたと分かってちょっと悲しかったし。映画の中のCMまでコマ撮りという、ヤン監督のこだわりが良いです。8点(2004-09-04 11:47:17)
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