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プロフィール |
コメント数 |
604 |
性別 |
女性 |
ホームページ |
http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/ |
自己紹介 |
2004年から映画専門サイトをたちあげました。 ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。 リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ ザフューチャーなどのアンブリンもの。 十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・ 自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ 思いも変わると思います。その中で、共感できる人が 多ければ売れるのでしょうね。 たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・> と、マニアックな映画にも手をつけますが、 できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、 子供時代に帰ってるみたいです・・ それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・
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1. オリヴァ・ツイスト(1948)
《ネタバレ》 正月公開されるリメイク版を観たいなぁと感心を持ちオリジナルを借りました。
この作品が元のようなんですが実はリメイクは多かったんですねこれ。
監督が「アラビアのロレンス」のデヴィッド・リーンということで期待。
しかも盗賊団の頭役が同じくロレンスのファイサル王子役のアレック・ギネス。
期待度が大きかったせいもありますが、
DVDであるにもかかわらず白黒画像が観にくかった。
白黒でもリマスターをきちんとしてある作品はきれいで観やすいのですが・・
こういう名作劇場、昔あったカルピス子供劇場みたいな名作は、
もっときれいな状態で観たかったです。
主役のオリバー・ツイスト役の子供は、
「太陽の帝国」のころのクリスチャン・ベイルみたいな顔立ち。
お話はわかりやすくも飽きない作りで、
悲劇でありラストはハッピー・エンドになるのですが、
冒険映画の要素もありやはりリメイクを何度もされる人気作というのはわかる。
2005年 オリバー・ツイスト
・・まだ公開されていないのでなんともいえませんが、
映像がすごいみたいで、CGに頼らずに80億使って制作されたというのが興味。[DVD(字幕)] 5点(2006-01-20 04:00:56)《改行有》
2. オペラの怪人(1943)
《ネタバレ》 なかなか面白かったです。
この時代の作品でカラーが観られたのはよかった。
「オペラ座の怪人」を見てみようかなと思い、
その前に古いオペラの怪人のほうも観てみようと。
よく似た題名が何本かあるのでややこしくとりあえずこれが古いのと、
クロード・レインズが出ているということでまだ馴染みがあるかなと・・
この俳優さんは「アラビアのロレンス」が引退作ですが、
「スミス都へ行く」のスミスを裏切る根は善人のペイン役でした。
パッケージにクロード・レインズの・・と書かれてあったので、
ファントム怪人=レインズということがまるわかり・・(爆)
でもこの作品はどうやらホラーの棚にありましたが、
人間ドラマに重点を置いておりサスペンスも楽しめよくできていました。
観客に想像させる余裕を持ちながら、
ラストに真実のあいまいさでほっとさせる手法はうまいです。
そう、真実は観客が見たままかもしれないし、
俳優たちが話した言葉かもしれないと想像すると、
ちょっと見方を変えれば「シャイニング」のような哀しいような怖さがある。
この真実の取りようの曖昧さで、
恋愛映画にもなるし親子愛ドラマにも描けるのです。
最初大きな勘違いをしてしまい、
これは高嶺の花を一途に思うストーカー亡霊のドラマだ、
なんて哀れでこっけいなモンスター・・
ち・・違うんでした。
これは読めなかったです。
色んな見方ができる映画なので、
筋やラストがわかっても何回か観られると思います。
[DVD(字幕)] 7点(2005-12-04 15:35:58)《改行有》
3. 黄金(1948)
《ネタバレ》
あらすじを読んでいただくと想像できるのですがだいたい観てても先は読めます。
この話からよくここまで描いたものだと感心します。
映画なんてのは小説ではありませんから難しく考えないでいいのです。
単純な発想から展開していけばいいお手本、想像力はそれからです。
特に気に入ったところはハンフリーボガート役の恐ろしく面白いうまさ。
この俳優さんを観たのが初めてなので比べる人といったら・・
アラン・アーキンという俳優がいるんですが彼を思い出しました。
ヒーロー役と悪人役を使い分けられるボガートなのですが(カサブランカは有名)
この役はもう最高に汚くだらしなく本能で生きている浮浪者のおかしさがあります。
まったくの悪い人でもないので真剣に悩むところは笑えます。
頭がいいのか悪いのかわからない(お金に細かい)ボガートを中心に話が進み、
(でもノミネートすらされていないのはおかしいですよ)
真面目な(まともな)相棒と老人との3人で金塊探しの旅に出ます。
老人役もまたすごく個性的でこのウォルター・ヒューストンという俳優さんは、
監督のジョン・ヒューストンの父なんですね!顔が似てるから監督かと勘違い・・
ちなみに監督は「天地創造」でノアの箱舟のノアをやってます。
単純なのに難しい、それに違和感はありません。
なぜならその難しさとは誰もがその立場に立てば選ばなければならない難しさであり、
誰の立場が一番正統で間違ってはいないなんてのはありません。
それがロードプレイングのようでもあり普遍的な冒険モノの面白さです。
3人が同じ事を考えている場面もあり観客から見るとおかしくてたまらない。
単純でいて設定が面白いそして考えさせられる観客も参加できるドラマ。
全て意味のあるように周到に作られている。
最初の「同じ民族同士恵んでくだせぇ」から始まって、最後の意味のなかった麻布まで。
あの金を包んであった麻布からサボテンが育っているのですが、
この意味がわからないのです。
「天地創造」のヒューストンですから何か意味があるとは思うのですが・・
こういう絵心と創造性のある映画は残りますね。
観られた方で理解できて意味のわかる方いらっしゃるでしょうか・・??
[DVD(字幕)] 9点(2005-08-10 11:32:33)《改行有》
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