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プロフィール |
コメント数 |
210 |
性別 |
男性 |
年齢 |
62歳 |
自己紹介 |
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1. オーソン・ウェルズのフェイク
オヤが保養地に現れる場面までは、どうしようもないほど退屈。だが、最後まで観ると、それが計算ずくで演出されたものだったことがわかる。リアルタイムで見ていた人はオーソン・ウェルズというブランドを信じて席を立たずにいて、面白くなる17分間を堪能できただろうが、オーソン・ウェルズを知らない今の多くの人は、多分、途中で見るのをやめてしまうのではないだろうか。だが、この映画は終わりまで観ないと絶対に損をする、というのが今日はじめてこれを観た私が伝えられる掛け値無しの真実である。9点(2005-01-23 23:03:29)
2. 王子と乞食(1977)
日本では玩具屋の例が有名だが、男性の子役は大人になると大成しないというのは、日本だけのことではないようだ。マーク・トウェイン原作の入れ替わりもの傑作古典の映画化だが、子役として全世界に名をとどろかせたマーク・レスターがどうにもこの作品では中途半端で浮いているようにみえる(背が不必要に高く、脚が不必要に長すぎる。ま、本人の責任ではないが)。脇を固めているのが、チャールトン・ヘストン、オリバー・リード、アーネスト・ボーグナインらのベテラン勢で皆さすがの貫禄を示していただけにひときわ目立つ。本物の屋敷を使ったらしい王宮の中のシーンがそれらしい雰囲気を醸しだしてくれていたのがせめてもの救いか。5点(2004-09-23 10:41:59)(良:1票)
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