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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 王妃マルゴ フランスのカソリックとプロテスタント(ユグノー)の和解に身を投じるレーヌ・マルゴの三つの愛。 デュマの小説を下敷きとし、極力「絵画的」な画面になることを避けたという舞台監督シェローの映像は薄闇に包まれ必ずしも見易いものではないが、それだけに時折現れる光が眩しい。 フランス映画らしく説明を省いているせいで人物関係など分りにくいことおびただしいが。 シャルル9世(ジャン=ユーグ・アングラード)らとの屈折した兄弟愛、夫アンリ(ダニエル・オートゥィユ)との友愛、そしてラ・モール(ヴァンサン・ペレーズ)との恋はマルグリットを支えもし引き裂きもする。 イタリアから美食や香水のみならず毒薬をも持ち込んだメディチ家出身のカトリーヌ・ド・メディシスは術策をめぐらし、「聖バルテルミー(バーソロミュー)の大虐殺」による累々と横たわる死者は宗教戦争の虚しさを見せつける。 雪のような純白のドレスを染めあげた血はマルゴの血涙でもあろうか。 魔女と呼ばれたのは母カトリーヌだが、アジャーニのマルゴもこの世ならぬ美しさを見せる。 「可愛いだけじゃダメかしら」で一旦地上に降りたかに見えたアジャーニを再び歴史ロマンのヒロインに立てたシェローは、彼女のオーバーアクトを懸念しトレードマークである狂気を封印させたため、この作品でのアジャーニは以前より抑制されている。[映画館(字幕)] 7点(2011-09-06 07:00:02) 2. オースティン・パワーズ 好きですね♪特にこの1作目は。マイク・マイヤーズはカナダ人でもご両親は英国人ですからイギリスの血が濃いのでしょう。007のほかに「欲望(66)」(ファッションカメラマン)や「バイオニック・ジェミー」(フェムボット)へのオマージュも、自分の好きだったモノを入れてる気がします。♪選曲も非常にスバラシイ♪(ギャグはすべてOKというわけではありませんが、まぁそれは一番むずかしい部分ですから)特に好きな場面は‘Soul bossa nova’のオープニングと‘I touch myself’をバックに6体のブロンド・フェムボットを撃退するシーン(何回見たかわかりません…)と嫌われていたパートナーのヴァネッサ(エスティ・ローダーのモデルだっただけあってホントきれい!)を笑わせているうちに彼女がすやすやと眠ってしまうところ。1作目だけパンフレットを持っていないのがとても残念。[CS・衛星(字幕)] 8点(2009-05-23 03:39:24) 3. 奥サマは魔女(1997) 邦題で損してるけど、結構好きなんですが。ヴァネッサ可愛い♪J・レノは中世のコスプレしてる時ハッとするほど似合ってて時代物に向いてるんじゃないかと。D・コールマンやJ・モローもでててキャスト的にも満足。ヴァネッサはホントに魔女かも。ジョニーの子供生んじゃったんだもの。[地上波(吹替)] 6点(2006-05-28 14:27:33) 4. おかしなおかしな訪問者 すまして話せば優雅なフランス語もまくしたてられると苦痛この上ない。トホホ感一杯のドン・キホーテ&サンチョ・パンサ風凹凸コンビのモダン・ジャーニー。昔の人らしく歯がばっち~のがすっごく気になりました☆[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-03-23 20:02:24) 5. 親指スター・ウォーズ ハン・ソロの口が曲がってるのが最高! ベイダーの×××にはマイッタ☆ アフレコもがんばってますよ。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-02-05 15:04:58) 6. オルランド 不老不死、永遠の命、終わりなき青春。ヴァンパイア族のみの特許ではなかりけり。中世天使の貌、硝子の瞳をもつT・スウィントン演じる青年貴族はヴァージン・クイーンの命により自らの意思の力で時を止め、縷々と流れる400年。ベクトルはもたずスカラーだけがふえてゆく人生。恋もジェンダーも時代も超え、時の帳をくぐり抜けてゆく果ては?蒼穹に浮かぶJ・ソマーヴィルが知るや否や。(ストーリーの都合上必要だったヘア解禁。ティルダさんの三角州目当てで見に行った人なんているのかな・・・)[映画館(字幕)] 7点(2006-02-02 19:48:51)
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