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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 いつものマドンナに恋する寅のと違って親代わりに徹する寅さんもなかなか良い。定時制高校の先生も味があるし、学校の雰囲気も心地よい。こういった作品はすがすがしく好きだなあ。、[DVD(邦画)] 8点(2018-01-30 19:28:50) 2. 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 相思相愛の男女であっても結ばれるとは限らない。寅さんとリリー、誰が見てもぴったりと思える仲なのにちょっとした食い違いですれ違う。その心理のあやがうまく描かれた映画だと思う。だがたとえ夫婦にならなくても、寅さんとリリーはしっかりした絆で結ばれている。男女間の友情というものだろうか。この映画の終盤はすがすがしく後味良い。[DVD(邦画)] 7点(2015-05-06 19:19:01) 3. 俺たちは天使じゃない(1989) ボガード主演の1955年映画が良かったのでこの映画も見たのだが大失敗だった。舞台劇の軽妙なおもしろさがまったくなく、完全な別物と言ってもいい。共通なのは脱走した囚人が登場するくらいで場所も設定も違う。神父には到底見えないのに強引に持って行くのが不自然だし、教会に縁のない私にとっては違和感ばりばり。滑稽さがコメディなのかもしれないが笑えず、キリスト教も軽くみられているように思う。[DVD(字幕)] 3点(2015-02-03 21:19:47) 4. 女咲かせます 《ネタバレ》 松坂慶子が何と泥棒で、足を洗う前の大勝負という映画なのだが、犯罪映画というよりはコメディ色が強い。出身が長崎の高島という昔の炭坑の島、これがどう絡んでくるのかと思ったら、トンネルを掘ってエレベーターを操作するのだ。昔取った杵柄というのがおもしろい。[映画館(邦画)] 6点(2013-02-15 17:26:11) 5. 俺っちのウエディング たいして長崎らしい風景も出てこないが、ま、そこそこにおもしろかった。しかし松本サリン事件じゃないけれど、マスコミ報道って恐ろしい。しかし社会派ものとはならず、結婚前の女性関係問題が引き起こす、ちょっぴりサスペンスがかったコメディというのが良かったかも。ラストは少しあっけないが・・・。[映画館(邦画)] 6点(2012-08-29 22:16:57) 6. おはん 《ネタバレ》 夫を旦那様と呼び、浮気をされようと粗末に扱われようと嫌な顔一つせずただひたすらに尽くす。そういう女性の生き方を現代に生きる人たちはどれだけ理解できるだろうか。ウジウジした嫌な女と思われるのが落ちではなかろうか。 この映画の時代背景はいつ頃だろうか。人力車が通っているところを見ると明治のようだけど、戦争に勝った話が出てくると日清日露かその後の大正時代かと思う。その頃は女は男より一歩身を引き慎み深くという教育をされていたであろう。しかしその中でもこのおはんはまれな存在である。亭主が女の元に身を寄せるときも暖かく見送っているし、別れた後もじっと見守っている。子どもができたことさえ知らせたりはしない。 このような女の生き方があったのだと共感できなければ、この映画や原作小説は決して理解されないだろう。そうした一途な女性おはんを吉永小百合が演じている。彼女はこの年「天国の駅」とまったく違った犯罪者の女性をも演じている。この幅広い演じ方があったればこそ、日本アカデミー賞の主演女優賞が取れたのだと思う。 対するおかよは笑ったり泣いたり、人を責めたりする普通の女性、いや強い女性である。この対照がまたすばらしい。そして確信犯たる石坂浩二の幸吉の煮え切らない態度、許せない存在なのだが・・・。[映画館(邦画)] 7点(2012-08-10 19:15:19)《改行有》
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