みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. バッド・エデュケーション(2004) 私にとっては初アルモドバル作品だったんですけど、どうもピンと来ないと言うか「で?」って思ってしまう作品でしたねぇ。少年時代の神学校における性的虐待が軸になっているのですが、主人公である映画監督のエンリケ(半自伝映画なので、これがアルモドバルでしょう)とイグナシオ(俳優志望の幼なじみ・エンリケの初恋の人)の少年時代の繋がりがあまり描かれていないので、そこから広がって行く部分にどうもリアリティが無い。ミステリィの部分も何だか弱い。美術も確かに良いけど、ハッとする程でもない。とにかく私には何も特別なものが感じられなかった映画でした。でも友人のアルモドバル・ファンは絶賛していたので、この何とも言えない「ダサさ」を楽しめれば良いのかもしれないですね。それにしても男性の方々はゲイに対して拒否反応を示される方が多いっスね。わたしゃストレートですが他人の性的嗜好は別に全然気にならないオンナで良かったスよ~。[映画館(字幕)] 5点(2005-05-31 13:26:58) 2. 裸足の1500マイル ピーター・ガブリエル久々の新譜発売!と思ったらこの映画のサントラだったので、彼らしい音楽を想像していたのだけれどかなり控えめでしたね(らしくはありましたが)。映像的には広大な自然を舞台にした映画にしてはどこかクールで、その辺はウォン・カーワイでお馴染みのクリストファー・ドイルが撮影していることも影響しているのでしょうか、ちょっと不思議な感じ。夜の映像が美しかったなぁ。何か思い出せそうな感じがしました。それにしてもこの映画の白人たちは自分らが正しい事をしているのだと本気で思っているのでしょうねぇ。こう言う映画を見るといつも「私の目は開いているか?耳は聞こえているか?」と自分に問いかける私です。6点(2004-07-01 11:11:58) 3. バイオハザード(2001) ゲームのファンだったので「スプレーも薬草も無しで、しかもライフルさえ無しかよ~。トーフでプレイできちゃうよ~。」などと思いながらアンブレラ社やボスキャラを懐かしく眺めさせて頂きました。しかし「あれ?意外と面白いかも」と思ったのも束の間、開始40分辺りですっかり飽きてしまい、後は苦痛に耐えながら最後までクリアしましたが、あくまでゲームファンに対するオマケ映画って感じでした。3点(2004-05-10 11:35:26) 4. パーティ★モンスター 80年代後半から90年代初頭にかけてニューヨークのクラブシーンをリードした<クラブ・キッズ>マイケル・アリグを中心に、当時のゲイカルチャー、ドラッグカルチャー等を描いた実話の映画化。歳がひとつしか違わない彼が生きた時代は、私が生きた時代でもある。映画に出てくる巨大ディスコ「パラディウム」と教会を改造した「ライムライト」にはミーハー根性丸出しでわざわざ行ったことまであるんだ、恥ずかしながら。「空虚である」と考えることさえ拒否した「空虚さ」、悪趣味なゴージャスさ、それがあの時代の雰囲気だったのかも。彼らのハズレぶりには遠く及ばないが、私自身もしゃれにならないバカやってた時期だったし、ノスタルジーや親近感もあって甘い採点を許してこの映画を見たのだが、う~ん、イマイチ。監督のフェイトン・ベイリーとランディ・バルバートはドキュメンタリーで高い評価を得ているようなので、狙いでやってるんだろうが、登場人物達のアップがやたらに多くて疲れる。またマコーレ・カルキン扮するマイケル・アリグの心情に焦点を絞り過ぎているので、彼らがいかに時代にもてはやされたかが伝わってこない気がした。もっとクラブやイベントのシーンを入れてワクワク感を出した方がメリハリあって良かったんじゃないかなぁ。それとイジメられっ子が脚光を浴びてやがて薬漬けってマコーレ・カルキンにピッタリの役っぽいんだけど、なーんか彼にはピンとこなかったスね。但しファッションと マリリン・マンソンの怪演はかなり楽しかったス!5点(2004-04-05 10:37:38) 5. バニラ・スカイ 《ネタバレ》 「ジャイコブズ・ラダー」と「スケキヨ」を思い出した。期待しないで見れば気楽に楽しめる映画。 6点(2003-11-19 11:44:35)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS