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1. パルプ・フィクション
実は途中で話についてゆけず眠くなりました。しかし、それを乗り越えて解ったこの作品の魅力!会話は全てストーリーを語るための複線、などと考えていたからわからなかったのね。この作品の魅力の一つが「無駄話」だと思う。フランスのハンバーガー、足もみとセックス、神の存在を示す偶然、などなどくっだらない話がアクションの合間に延々はさまれるおかしさ。人間てそう無駄なく生きてるわけじゃないから、「そんなことより仕事せえよ」みたいなどーでもいい会話に時間割いちゃうのが現実。でも全体を見るとこれで実にバランスがいい。暗転しては進んでいく話が、だんだん一つにつながっていく快感。スタイリッシュな映像とカメラワーク、まったりとした音楽のにくさ、どんな人間にもおかしみを感じさせる監督のご愛嬌。いいなあ。イイ映画見せてもらいました。ついでにタラちゃん、あまりに演技が上手いのでしばらくジミーが監督だと気づきませんでした。もっといろんなとこで演技見せてよ!9点(2005-02-03 11:10:14)
2. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
この手の映画で興奮させられたのは久しぶり。
ストーリーではなくキャラクターにほれるワクワク感を久しぶりに思い出させてくれました。
ジャック船長という人物は、この映画においてだけでなくハリウッド映画界全体にとっても大きな収穫となるかもしれません。
性別や男らしさや正義感というたがを外れたところに、初めて声に出してキャーキャーいっていいヒーローとして現れた人物として。9点(2003-12-13 23:51:10)《改行有》
3. パニック・ルーム
《ネタバレ》 悪いけど、唖然とするほどつまらなかった。
まず最初から犯人のしょぼさが丸出しになってるので、わけのわからないものと対峙するという緊迫感がない。主人公の環境説明というか、背景が薄いので全体にドラマも薄い。
ボコボコにされるだけのだんなの扱いもひどい。
ならばゲーム感覚で、侵入者VS篭城者の対決を楽しめるかというと、アイデアがいちいち出たとこ勝負でほんとにやすいゲーム並。
ならば母親愛に重点を置いて人間ドラマ?と思えば、部屋を出てモニター壊し始めた時点で、もういつぶちきれた娘が殺されてもおかしくない状況。あとは犯人への報復に執念を燃やすだけのデスマッチの様相で、なんか腰砕けの展開に後半半笑いでみるしかなかった。
正直、時間返せレベルです…3点(2004-10-27 12:51:30)(良:1票) 《改行有》
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