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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. ハンネス、列車の旅 (↑)よくもこの映画のビデオ・DVDに「逃走特急/インターシティ・エキスプレス」なんてタイトルを付けられたと思う。パッケージに書かれてるコピーも「時刻表<ダイヤ>を駆使して、最速ルートで逃げ切れ!」とサスペンス・アクション風。デザインも「大陸横断超特急」みたい。本作は全くそんなことの無い、時刻表マニアの中年男がドイツからフィンランドへ旅するだけの一風変わったドイツ製ロードムービー。映画のプロットだけ考えると、どうしてコメディにしないでこんな物悲しい雰囲気の映画にしたのかが解らない。物語的に暗くは無いけど、何かどんよりしちゃう映画です、5点献上。5点(2004-07-29 11:15:58) 22. バグズ・ライフ ピクサー社の骨休め的な作品でしょうか。「アンツ」と比べれば確かにキャラクターは可愛いし、もちろん一本の映画として見てもそれなりのレベルだとは思うんですが、人間社会の反映とキャラクターの魅力という部分では、「アンツ」や他のピクサー作品に比べ今一つという印象。既に「モンスターズ・インク」や「ファインディング・ニモ」を観てしまった後では辛い仕上がりです(ま、これは本作の所為ではなく、多分に自身の所為ですけど…)。こんなに御伽噺的にしないで、もっと現実感のある(虫の世界で現実感も無いと思いますが…)物語にすれば面白かったと思います。んで、5点献上。5点(2003-11-30 05:08:46)(良:1票) 23. バッファロー'66 何事も吹っ切ることが出来ない小心者でガキで童貞のチンピラが、どんな愚か者でも包み込んでくれる「母胎」の様な女に出会い、ずっと自分の殻に閉じ籠もったまま生きていける安心を得るという堕落の物語。“just the way you are”という言葉は人間性が素晴らしい人に贈るのであって、この主人公がこのまま生きていくのであれば、生きる価値さえ見出せません。終始イライラさせられた映画でしたけど、挟まれたいクリスティーナ・リッチの太腿に+1点、悔しいけど大笑いさせられた低予算「マトリックス」のシーンに+1点の、5点献上。5点(2002-11-16 19:32:14)(良:1票) 24. バードケージ ここまで酷評されてしまうほど悪い映画ではなかったような気がします。「Mr.レディMr.マダム」の時はある程度の衝撃を持って迎えられましたが、本作の悲しさはゲイやドラッグ・クィーンが既に物珍しい題材ではなくなってしまっていたこと。製作の経緯としては「Mr.レディ~」の舞台(ミュージカル)がヒットしていたので映画化されただけのようです。ところで噂のキャリスタ・フロックハート、1964年11月11日生まれ、この映画の時は御歳32歳! それで18歳の娘役ってんだから厚かましい。しかし、それほど違和感もなかったから凄いです、5点献上。5点(2002-07-25 19:14:07) 25. パトリオット・ゲーム レッド・オクトーバーより前の時代の設定なのに、アレック・ボールドウィンのお父さんのようなハリソン・フォードがジャック・ライアン? 何度も書くようですがジャックは事務方であって現場要員ではない。ハリソン主演のアクション大作シリーズに持っていこうとした製作会社が全ての敗因。映画としては可もなく不可もなくってことで5点献上。5点(2001-08-19 11:35:27) 26. パラサイト ロドリゲスにしては?って思ったんだけど…。疾走感や、むちゃくちゃさがなかったように見受けられて、その他の青春ホラーとどうも同じに見えちゃって、…ごめんなさい。最後のモンスターもちゃっちいよう! で、5点献上。5点(2001-07-30 00:33:38) 27. 8mm 最後の方で失踪した女の子のお母さんに「殺していいって言ってくれっ」って、ニコラス・ケイジが泣きながら電話で叫んでるところで終われば、もっとずっと良い映画になったような気がします。内容的には普通だと思うので、5点献上。5点(2001-07-08 13:50:45) 28. パッチ・アダムス 典型的なロビン・ウィリアムス映画。ハンター・“パッチ”・アダムスの大局的な理念には賛同しても、ウイリアムス演じる「この映画の」主人公の近視眼的な人間性と行動には賛同しかねる。そしてまた、本作には描くべき三つのエピソードが決定的に欠けている。それは①パッチの自殺癖の原因、②パッチが成績の良い理由、③「無料診療所」の経済的運営指針。だから全てが絵空事にしか見えない。それにラスト近く、死にかけた婆さんの“‘fucking’quality of life”の為に、飢えた子供が何十人も助かりそうな程の量のパスタを、文字通り「無駄」にしたのが信じられない。こんな本末転倒なことを平気で出来てしまう人間は信用できません。私は保険を使用してフィリップ・シーモア・ホフマンに診て貰います、4点献上。[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-05-03 00:01:02) 29. 裸足のピクニック 一部では異様に評価が高かったんで期待したんですけど、私もそんなに面白いとは思えませんでした。矢口史靖の持ち味は「爽快感」と「貧乏臭さ」だと思うので、これは予算の大小の所為じゃない。本作を殺してしまったのは偏に、主人公から一切の自主性を奪ってしまったこと。一見、快作「ひみつの花園」と同系統の映画にも感じられますが、本作の主人公は「ひみつ~」とは正反対で、最後の最後まで自ら行動を起こさない。主人公の「普通」なキャラクターは秀逸だし、不運のスパイラルも面白いですけど、物語の流れが一本調子なので後半は飽きてきます。ここは自分からドツボにハマって行くとか、逆襲に転じるとか、何かスパイスが欲しかったです。そんなことで、唯一大爆笑してしまった人体切断シーンに、4点献上。[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-07-01 00:05:58) 30. ハリウッド・ミューズ 高ビーで金がかかり、涼しい顔して有無を言わせぬ威圧感を漂わせる本作の女神は、シャロン・ストーンのハマり役だとは思う。しかし、コメディ要素も精々内輪ウケ程度で大笑いは出来ないし、話も「ゲット・ショーティ」に「おいしい生活」を合わせた様な感じで新しさは無い(因みに本作は「おいしい~」の前年の製作)。シャロンが何にもしてないのに、相談者が勝手に納得して勝手に成功していくという皮肉が、本作最大の笑いの要素だった筈。なのに、大物ゲストの顔見世に終始するだけで、その部分はほとんど描かれない。本作の脚本家こそミューズを雇うべきでした、4点献上。[DVD(字幕)] 4点(2005-04-02 00:06:23) 31. (ハル)(1996) もの凄くアナクロな、きっと史上唯一のパソコン通信映画。(ほし)を始め、ストーカー男や宮沢和史のキャラクター設定、チャットやメールの文字に被さるハウツー・ビデオのバックに流れる様な音楽、(ハル)のデート場所が毎回バー・ラウンジ(今時!)だったり、とにかくことごとく古臭い。現在ではアナクロなパソコン通信が、アナクロ感を薄めているのが皮肉。一番気に食わないのがラスト。これまで文字でしかお互いを知らない二人が初めて声を交わすシーンで、声をカットし、文字で「はじめまして」と出したところには萎えました。(-_-;)、4点献上。4点(2002-12-14 23:52:14) 32. π(パイ) で、観てみたんですけど、ハイテンションな「裸のランチ」といった感じでしょうか(天才と何とかは紙一重というヤツ)。BGMと効果音を映像に合わせる技術(血の滴る音や「レクイエム・フォー・ドリーム」では機関銃の音がリズムに変化する)には相当なものがあると思いますが、技術だけでは片手落ちの感もしないでもない。「レクイエム~」を観た限りでは技術的にさして向上しているとも思えませんし。ま、両方共トリップ映像だけなので違う分野も観てみないと何とも言えませんが…。今後に期待、4点献上。4点(2002-03-07 22:24:56) 33. ハーモニーベイの夜明け まさか内容も邦題も「ショーシャンクの空に」のパクリだったとは(原題は「本能」。ちゃんと原作はあるみたいなんですけど…)。タートルトーブの名前を見ていやな予感はしてたんだけど、映像的には「羊たちの沈黙」風のアンソニー・ホプキンスのアップが続き(もう最初の方はレクターそのもの。このキャスティングは問題!)、まるでティム・ロビンスのようなキューバ・グッディングJrの演技もちゃんとある。変な小細工しない分いさぎよいとも言えるけど、最低限「ショーシャンク」と「羊」を観た方は観ない方がいいと思います。確かにいい話だけに惜しいですが、4点献上。4点(2001-11-28 21:11:57) 34. パラサイト・イヴ うーん、【☆】さん辛辣ぅ、私も後ろの方から小さく拍手を送ります。もっとホラーらしく作ってれば良かったのにね。って、テレビで観ただけなんですけど…、テレビで良かった。テレビなので怒りも少ないので4点献上。4点(2001-08-11 10:53:15) 35. バーチュオシティ 電脳空間で生きる犯罪者A.Iが形状自由硝子(?)の肉体を得て、現実世界に飛び出すって内容。作ってる方はA級のつもりかもしれないけど、B級テイストプンプンの映画。しかし、オープニングの寿司屋は何とかならなかったもんかね…。4点献上。4点(2001-08-04 11:38:05) 36. ハドソン・ホーク 「つまらない」ってよりは「くだらない」って感じ。くだらなくても面白ければ構わないんですけど、ただ寒いだけ。ブルース・ウィリス主演のアクション要素もある映画なんだから、ギャグ・シーンはグダグダでも、せめてアクション・シーンくらい緻密に組み立てて欲しかった。これじゃ勢いだけのつまらないスラップスティック・コメディで、馬鹿映画にも昇華しきれてない(50億近い金を使ったとは思えない「大らかな」VFXが見所か)。また、アンディ・マクダウェルも地味な上に干物みたいで、こういう映画では魅力も伝わらない。これはラジー賞も納得の仕上がりでした。そんな訳で、3点献上。[ビデオ(字幕)] 3点(2006-09-29 00:01:51) 37. 裸のマハ ゴヤの伝記ものや、スキャンダラスな「裸のマハ」の制作秘話みたいな映画を期待すると肩透かしを食らいます。あくまでも本作は、スペイン宮廷を舞台に繰り広げられる権謀術数を描くサスペンス映画。印象は、「真珠の首飾りの少女」を観るつもりで「危険な関係」を観てしまったみたいな感じ。しかも皆さんお書きの通り、大して面白くありません。基本的な物語は「誰がカイエターナ夫人を殺したのか?」というミステリーの筈なのに、話が解り辛くて全く「謎」に引き込まれて行かない。これは明らかに脚本の未整理が原因です。そんな訳で、唯一の見所の美術と衣装に3点献上。[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-03-13 00:32:48) 38. パズル(1999) 「必然性」を無視して、ストーリーを組み立てないまま設定だけで脚本を書いた様な、全く物語の体を成していないスペイン製サイコ・サスペンス映画。製作サイドは「聖書絡みの設定も飽きてきたし、ロールプレイング・ゲームでサイコ・スリラーをやってみたら面白いかも?」程度にしか考えていない。とにかく、肝心要の犯人の動機がまずもって解らない。狂った犯人に動機なんか無いのかもしれませんが、狂人にも狂ってるなりに目的がある筈です。何の伏線も無く、全てが行き当たりばったりのストーリーでは、荒唐無稽な話を観客に納得させることなんか出来ませんヨ、3点献上。[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-10-14 00:09:48) 39. ハビタ/新種生命体 パーフェクトなB級SF映画、何とコメントしたら良いかも分かりません。とにかく全員キャラが立ちすぎていて別の意味で楽しめます。チェッキー・カリョもこんなことしてたんですね(感慨)。しかしローラ・ハリスちゃんは可愛らしい顔して必ず全裸で泳がないと気が済まないんでしょうか? 合わせて3名の女優さんの意味の無いトップレスが拝めました。観て損か得かは非常に微妙な線ながら、映画的には3点献上。3点(2002-06-06 00:16:39) 40. バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲 シュワちゃんにコスチューム・プレイは似合わない。裸一貫、肉体で勝負して欲しい。しかも心を入れ替える悪役なんてイヤ。シリーズはとことん子供向けに突き進んでいるようなので、私のお付き合いもそろそろ限界です。さようなら、そして3点献上。3点(2001-09-16 22:22:48)
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