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プロフィール
コメント数 914
性別 女性
ホームページ http://ameblo.jp/cluttered-talk/
自己紹介 After shutting down my former blog, I'm writing some boring stories at new site. Anyone who's interested in, come along if you'd like to.

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評価順123
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41.  バトル・ロワイアル 《ネタバレ》 なんでおもしろくなかっただろ、としみじみ考える。大好きな深作なのに。たけしだってよかったのにさ。そして分かった。有名子役(?)を何人も使ったから。藤原とか柴咲とか。だってTVで日常的に見てる子たちとかが、あーゆーことになっても、「私は今映画を見ている」としか思えないじゃん。全部無名の子にしなきゃダメ。有名な子をキャスティングしないと製作にこぎつけられないのだろうなあ。でもこの作品に限っては致命的。「蝿の王」なんて、もち外人の子役だから一人も知ってる子なんていないじゃん。だから入りこめたのよね。藤原は素晴らしく声が良いが、役者を続けるなら歯並びを治さないとダメ。[DVD(吹替)] 5点(2005-12-25 12:59:41)

42.  バーチュオシティ 《ネタバレ》 もっともインパクトのあったものは、間違いなくラッセルクロウの尻である。 そんなもの見せられても。尻では人後に落ちぬと言われるジョージクルーニーの向こうを張ってのことか。「尻の評価はしたくない」ような尻であった。妙なジャパニーズ趣味が出てくるとB級がC級へとランクダウン。クロウは尻を出すなら「日サロ」へいけばよかったのに。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-23 17:12:16)《改行有》

43.  ハート 《ネタバレ》 欧米では「黒っぽいショートヘアの女」は「魔性の女」と思われているようだ。「ショートの黒髪」+「彫りの深い顔」=「魔性の女」だが、「ショートの黒髪」+「扁平顔」=「ママさんバレー」にしかならないのじゃ。「どうだ、魔性の女だろう」という妄執を見せられただけのような映画。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-23 17:52:57)

44.  ハイ・フィデリティ 《ネタバレ》 とにかくジョンキューザックには疑惑をもっているので、素直に楽しめない。「かっこいいのか?」「なぜ主役ばかり張るのか?」それでもって、何も世の中の役に立つことをやってるわけでもない男の役、もんもんと悩まれても、「まともに働けば」としかいいようがない。ジョンキューザックはストライクゾーンじゃないの。[DVD(字幕)] 5点(2005-11-20 20:58:17)

45.  バニラ・スカイ 《ネタバレ》 キャメロンもペネロペも好きになれないんです。スペイン版を先に見ていた。うさんくさい仕上がりながらオリジナルのほうがやっぱりイケている。キャメロンディアスとペネロペは、意識して見ないようにしているんだがなあ。友達になりたくないタイプ。究極の選択ならキャメロン。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-16 23:17:33)

46.  ハンニバル(2001) 《ネタバレ》 ミスキャスト。なぜジュリアンムーアは業界受けがよいのだろうか。どうみてもFBI捜査官に見えない。骨格と皮膚の厚みに問題がある。市民が頼りにしたくなるような捜査官には、骨太さと、ある種の鈍感さが必要である。皮膚の薄い女優さんでは、頼れない。「FBIに恋して」長いことやっているなら、こんなんなってるわけがない。現実味なし。リドリーのサドグロ趣味全開。[DVD(字幕)] 5点(2005-11-06 21:23:56)

47.  パラノーマル・エンティティ <OV> 《ネタバレ》 う~ん「アクティビティ」と比べると説明が多い。役者が大根。というところでしょうか。 最初に「結末はこうなったんですよ。さてその経過はどうだったでしょうか、見てください。」というようなことにしてしまって、まあこれも賭けといえばそうですがあまり…効いているとはいえないか。 あと個人的にはこの手のものに「エロ」を持ち込むのは好きではありません。 10本くらい同じようなのを作ってその中に1つくらいはあってもいいかもしれないが、そういうことではないわけだし。いきなりエロなのかと。 あと、「アクティビティ」と同じように「博士」となかなか連絡が取れないとか来てくれないというような「お約束」ね、それもいけません。あと「屋根裏」とかね。真似をすればいいというものではない。 全体的にリアリティは「アクティビティ」のほうがある。有り得ないことが起こるまでの時間もちょっと短すぎる。 エロ反対。[CS・衛星(字幕)] 4点(2011-10-08 17:23:31)《改行有》

48.  バックマン家の人々 《ネタバレ》 あー、なんですな、コレを語るには下世話な言葉の連発になってしまいますので、嫌いな方はパスしてください。 一応見終わって何を思ったかといいますと、「子供をもつのは素晴らしいことなので、無計画にどんどん作ろう!」ちゅーことですね。 原題は「親業」ですが、その前に、「作る」ちゅー過程がなければならんでしょうが。 そこのとこはどうなっているかというと、老いも若きもとにかく避妊はしない。 この作品世界では、子供というのは「ハプニング」でできることになっています。 計画出産をしようとしている唯一のカップルはおかしなことに、妻のペッサリーに頼っていることになっていて、夫のほうが妊娠させたくない側ですから、ペッサリーの穴に怒るより、あんたがコンドームをすればいいだけの話でしょうが(怒)。ペッサリーとコンドームと、どれだけ装着の手間が違うと思っているねん。こんなヘンな話はないので、妻がわざと穴を開けたことにしたいためのご都合エピソードでして、バカバカしくて見てられない。 そしてまた、この唯一の計画出産カップルは、「計画出産」というポリシーを不自然なものと「気付いて」「転向」することになっています。…あのなあ。 私は「ビューティフルマインド」とか「アポロ13」とかけっこう面白いと思ったんだよなあ。 冒頭だけ無意味にウッディ・アレンの真似を入れてみたりしてもコレは全くダメ。 そらあーた(ロン・ハワード)やアメリカ人(の大部分)がハプニング出産礼賛者で、若い頃にワンワンニャンニャンやって無計画に子供を作っているから少子化とは無縁なことはよくわかったが、そんなものを「ねっ素晴らしいでしょう」と押し付けるのはやめてもらいたい。 「神さまにお任せする」ということで無計画に子供を作っても、まともに育児をしてもらえない子供が増えるんじゃないのかい?それも神のご意思だからOKなのか。 そして声を大にして言いたいけれど、「なんでそんなにコンドームが嫌いなんだよ」。 使えよ、コンドーム。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-03-26 17:40:07)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

49.  ハンニバル・ライジング 《ネタバレ》 ホメたいところもあるのですがまずはダメ出しをはっきりしてからにしたいと思います。 コン・リーが日本人だって?? 冗談やめてくれよ。んで原爆で家族が死んだって? んなわけないだろコン・リーが。 勘弁してくれよ本当に。東洋人なら誰でもいいって態度はさあ。サユリとかさあ。 一言も日本語をしゃべれないコン・リーに日本人をやらせるというのは、日本人バカにしてると私は思うからね。日本で売らないつもりならともかく、やめてくれよ本当にこういうの。 私はさあ、島田陽子でも許しましたよ。丁度いいじゃあないですか。コン・リーじゃ若すぎるしさ。往年のSHOGUNファンの外国人も喜んでくれるしさあ。いいじゃないですか島田陽子で。 それからなあ、究極のチカラを手に入れるために「東洋の神秘」が必要だったっちゅう設定はどうかと思いますよ。ベスト・キッドじゃないんだからさあ。だいたいヨロイカブトや真剣を海外に持ち出すか?あんまりイージーすぎて開いた口がふさがらない。そして基本的にですね、日本人の中年女だったら、エロで年下の美青年を虜にするなんてことはありえないわけです。岡本かの子は例外中の例外ですから、まずそういう日本人の女はいません。 日本人の女にエロを期待されてもダメなのです。そこんとこわかってないよなあ。 そんなことで、「東洋の神秘」を出したことと若すぎてエロすぎるコン・リーを出したことと、もひとついえば、すべてが時系列なものでまるで「あらすじ」を見せられているように感じられるところがダメです。なんというか、未熟な作り手と思われます。私が作り手なら、老婆になって盲目のムラサキが、介護人に回想を語る場面でつなぎます。そしてもちろん、その聾唖(のふり)の介護人は…なのです!こっちのが良かったと思いませんか。 しかし唯一、ウリエルくんはイイ!!というかウリエルくんだけが、みっけものでした。この子は凄みがあるし、アクションもイイ。よくこんな子を探してきたなあ。 さて常々私がハンニバル・レクターにふさわしい俳優だと主張しているイギリスのジェレミー・ブレットですが、ウリエルくんが中年になったらまさしくカレの風貌になりそうではないですか。ついつい喜んでしまいました。間違ってもアンソニー・ホプキンスのような町工場のオヤジ顔にはなるわけはありません。だれだホプキンスを起用したヤツは責任者出て来い~。[CS・衛星(字幕)] 4点(2009-10-30 21:37:22)《改行有》

50.  バベル 《ネタバレ》 ある日録画した。 「録画したから見なければ」と出だしの2~3分でげんなりしてやめる。 「見なければ」とさらに次の5分も行かないうちに力尽きる。 「あああいつをナントカしなければ」と悶々としつつ数日が過ぎる。 新しい録画はどんどん消化して消去していくのに、これだけがいつまでも残っている。 さあどうしよう。…というほど、私にとっては重いイニャリトウが。 これほど先に進めない映画とは。重い。重すぎる。 最近の私はハーベイ・カイテル「ブルー・イン・ザ・フェイス」のような映画こそ優れていると思うようになったため、シリアス度が高いからいいなどとはこれぽっちも思わなくなったのだった。 なぜなら、人は誰も死ぬ順番を待っているのだし、この世は不公平だし、そのためある程度生きると人は笑いが必要になるものだと気がついたので。なのでドシリアスなものにはリアリティを感じなくなる。 で、イニャリトウですが、彼の世界はシリアスだけで回っています。うっとうしいです。「そんなわけないだろ」と突っ込みたいです。 ひとつの銃で物語を回そうとしすぎて設定に無理が出すぎてしまい、とんでもないことになっています。日本の都会に住むリーマンのおじさんは、猟銃を買って自宅に保管したりしません絶対に。なので、その銃で妻が自殺することは有りえません。なおかつ、日本のお父さんは、モロッコまで行って鹿を撃ったりすることも一生ありません。ないといったらない。だいたい、猟銃を持って飛行機に乗れないし、モロッコの税関も通れるわけはない。もっというなら、娘のバレーボールを見にも行かないし、車で連れて帰ったりもしないし、ベランダで素っ裸になっている娘を発見してそっと手をつないだりもしない。 いいですか、これは、アメリカのお父さんを役所がやっているだけなんです。ワールドワイドな話にしたいばっかりに、間違って日本を巻き込んでしまった作り手こそ「愚か」です。 また、鍋での放尿シーンだとかノーパンで歯科医を誘惑する女子高生だとか、ショッキングなシーンで印象を強めようなどとは志が低いの一言。 ということで、ラストのベランダシーンにもなんの感動も感心もなく、げんなりしっぱなしでした。チエコ役は、「フルに脱げるか否か」という基準で採用されたのだと確信しました。 ちなみに、どうやって我慢して最後まで見たかというと、誕生日だからというドサクサでした。[CS・衛星(字幕)] 4点(2009-02-21 20:53:34)(良:2票) 《改行有》

51.  パリ、ジュテーム 《ネタバレ》 疲れたー。 私が思いますに、やっぱり「5分」というのは短かすぎるのではないかと。 短すぎるもんだから、どの作り手も「はあはあ」言いながら詰め込んでいる感じがキツいです。 そして、これだけの数のエピソードを見せるのに、約束事が「パリ」というだけではキツかったと思う。具体的に、「人が死ぬシーンは無し」とか「キスシーンは無し」とか「暴力も無し」とか、もっとシバりをするべきだったと思うのです。でないと、「5分」ということで案の定、どうやって印象を残そうかと思ったら「暴力をふるわれて」「死んだり」させる作り手が出てきてしまうではないですか。または、「ドバッと血を流す」とか。 「理不尽な暴力をふるわれて死んだり」「ドバッと血が出た」場合に、そういうことをしない作り手と同じ土俵で5分を張り合うのはヘンじゃないだろうか。ヘンだと思うけど。 「どうやって目立つか」だけを考えているうちはこういう作品に参加する資格はないのだたぶん。 そして、「約束事」をもっと入れるべきだったし、「禁じ手」だけでなくて、「必ず○○を一箇所入れるべし」というような遊びを入れてしかるべきだったと思います。そういうことがないので、なんだか見る側はごちゃごちゃした気分になっただけ。 唯一認めたいのはニック・ノルティが親父役をやった一篇。大変巧みな脚本です(あの娘と友達はレズビアンということですよたぶん。息子は体外受精ということ)。[CS・衛星(字幕)] 4点(2009-02-11 14:55:11)《改行有》

52.  パーマネント・バケーション 《ネタバレ》 冒頭の独白では、人や場所を深く知ると、必ず醜い部分が見えてくるから「移動」するんだ、と言っている。なんというか、コップの水はなるべく上のほうだけ飲みましょう、半分より下は濁って不純物などが沈澱しているので。という気がする。 アリー少年は、居場所を探しているのではなくて、自分の居場所がないということを確認するために街をうろうろしているように見える。NYならNYで、すでに自分の居場所がないということを全部確かめたら、次の場所に移動する。コップの上澄みを飲み忘れていないかどうかの再確認作業をしているように感じた。 普段は働かない彼の生活費というのは、ヒモ状態の恋人から小遣をもらうなどして調達しているとしか考えられないが、まとまった金が欲しいと思った彼は何をするか。 自動車ドロなのであるが、その巧妙さ、スマートさには舌を巻く。 彼には罪の意識はゼロ、ほとんど捕食動物が獲物をゲットする際の必要悪、というふうにここでは描かれている。なおかつラストの独白で、アリーは自分は責任や労働や税金と無関係である、という。 さて、アリーが「責任がない」と主張している己の犯罪行為について、ジャームッシュはどういうつもりでいるのだろう。 文化によって、何が犯罪かは異なるし、幼児の割礼が罪とされない文化だってある。儀式でドラッグを使うことが罪とされない文化だってある。けれど、盗みは西洋文化では犯罪ということで間違いないだろう。 ところが、ここでは盗みが生理活動のごとく描かれている。 もし、あのあとアリーが800ドルを紛失したり、取られたり、もしくは船の中や着いた先でオカマを掘られるなどのひどい目にあうなりすれば、それが作り手の「盗み」に対する価値観というものである。 けれどアリーにとって、あくまでも盗みは己のニーズに従った自然な捕食活動なのである。たぶん、この子は人殺しやレイプや強盗はしないであろうが、更なるニーズがあれば、置き引きでもスリでもやるのであろう。 ジャームッシュに神は無く、仏も無く、従って罪も来世も因果応報も存在せず、何ものも恐れない。 私はこういう人間は恐ろしいと思うし、そう思う人の多い社会で生きたい。 船の上から遠ざかるビル群という、何となく美化されたラストであるが、現実的にはフランスに着いたアリーは、「労働はしない」と言い張りつつ男娼で稼ぐしかないと思うのだが。[CS・衛星(字幕)] 4点(2008-07-10 12:07:53)(良:1票) 《改行有》

53.  ハウス・オブ・ザ・デッド Uボートの船長さんを起用しているところが味あり。「海の男」ぽさあるよね。なんでこれに出たんだか。無茶苦茶という意味ではけっこう記憶に残りそうな一品。船長のとこだけをチョイスして見ればそんなに悪くないかも。[DVD(字幕)] 4点(2006-02-05 14:08:47)

54.  花の生涯 梅蘭芳 《ネタバレ》 長くてつまらない。 「覇王別妃」と同じ監督さんとは、とても思えない。 なんじゃこりゃ、と考えるに、熱狂的な大ファンが、崇めるスターの伝記を書いたらこういう感じになるのではないかと思った。 チェン・カイコーは、梅蘭芳が「好きすぎる」んですね。 おそらく、生前の舞台を見たことがあるのではないでしょうか。 大ファンがお気に入りのスターのことを語る場合に、あまり名誉でない事柄についてどうしても無視できないとしたら、「サラッと」触れる感じになりますよね。 私が本当に知りたいのは、少年時代に有力者の寝室に呼ばれたのかどうかとか、義兄弟の契りを結んだチウとの男色関係はあったのか(心身ともに)どうかとか、愛人関係にあった小冬との間に、男形と女形との恋愛という特異さによる倒錯した感情は一切なかったのかとか、女形なのに何人も子供を作っているから性的にはけっこう絶倫だったりしたのかなあとか、そういう下世話なことである。 でも、「大ファン」はそういうことには触れない。 大ファンだから。 梅蘭芳は、刑死した叔父の遺言を無視し、恋愛も流行りの服装も映画もすべてあきらめて芸に精進し、そのうえ日本軍には協力しませんでした。彼に関わる人は、男も女も中国人も日本人も魅せられて虜になりました。すばらしい役者さんでした。おしまい。 こんなつまらない大作を世に出すのなら、いっそのこと関係者のインタビューとか記録映像でドキュメンタリーにしたほうが良かったと心から思う。「覇王別妃」のような傑作も作れる同じ人が、「ファン心理」でこれだけ目が眩んでしまうとは、よっぽど梅蘭芳のことが好きなのだなあ。[CS・衛星(字幕)] 3点(2011-02-05 14:11:00)《改行有》

55.  BUG/バグ 《ネタバレ》 この後におよんではっきりさせたいけれどもフ監督の作品で面白かったものはたったの2つ。「フレンチコネクション」と「エクソシスト」。 この2つに共通するものは「ドキュメンタリー〝タッチ〟」で撮っってあるということで、余計な説明や感傷を排した非常にクールな切れ味が新鮮だった。公開当時はもっと新鮮だったことでしょう。 私は「エクソシスト」をとても素晴らしい作品だと思っていまして、以前はDVDを所持していたくらいです。 まっ、「BUG」見ちゃったらフ氏に対する期待は過大評価だったというか、もしかすると「エクソシスト」を頂点として右肩下がりに才能が下降している監督だと認めたほうがいいのかもと思うのでス。 アシュレイ・ジャッド、アラフォー(死語かもねえ…)で〝体当たり演技〟してみたかったんでしょうねえ。その気持ちわかるわ。でも、出ただけ無駄だったよね。 フ氏はもう映画作りを辞めたほうがいいと思います。なぜなら駄作を1コ作るごとに「エクソシスト」の栄光に傷がついていくのじゃ。[CS・衛星(字幕)] 3点(2010-06-06 22:56:06)《改行有》

56.  パルス 《ネタバレ》 黒沢清「回路」のハリウッド版リメイクだ。思ったとおりのトホホな出来である。 次から次に人が消えていく現象について、ガイジンは頭で理解しようとするので「電波の届かないところへ逃げればOK」というとんでもないことになってしまう。 そういうことになってしまったら、「咬まれなければとりあえずOK」のゾンビとか「日の当たるところに居ればOK」の吸血鬼と同じレベルのモンスター劇だということになる。あげくに乾燥機から可視化したモンスターを出すところまでいっちゃう。 だからそんなん無いんだって。 「回路」は敵と闘って打ち負かす映画では全然なくて、不条理に人が死んだり消えたりする恐怖の中に一定の法則が有り得るのだろうか、と悩むための映画なのである。だから、ハリウッド版で「やつらは」といわれるその「敵」なんてものがそもそもないはず。打ち負かしたり回避するための確実な方法が存在しないことが、いわく言い難い恐怖をよぶのである。 ハリウッドの面々は「回路」のリメイク権を即断したくせに、内容は全然わかっていなかったというか、いったい何を見て決めたんだというくらいに別物。 「回路」を別物にしてしまったら見どころなんてものはほとんどないので、ただひたすらにトホホ。[DVD(字幕)] 3点(2008-10-27 18:48:19)《改行有》

57.  バイオハザードIII 《ネタバレ》 ふと気付けば、これはすごい貧乏映画ではないのか? ヘリコプターが1機しか出てこないうえ、壊さないで返すことになっているのか銃弾の一発すら当てず、血で汚したりもせず窓ガラスにヒビさえ入れず…。 アリ・ラーターがいくら売り出し中といったってまだまだB級だし、ミラ以外に目玉俳優を一切使わず、アンダーソン本人が監督もせず。ヒジョーにお粗末な作品じゃあないか。 Ⅰはそれなりに良かったとはいえ金がないならなぜ無理をしてⅢなど作る、アンダーソンよ。 見どころのアクションシーンはすべてスロモ仕様でその点ではⅠ以上にお粗末だし、ミラのワイヤーアクションがフワフワしてしまったり、とてもまともに見られぬ出来。 カルロスが仲間のために犠牲になる部分とて、最大の盛り上げ場だというのにあんまりにもあっさりしている。感染した仲間の件とて、ゾンビ映画のお約束のエピソードなのに全然盛り上がらない。 ゾンビを出すならばー、喰われた仲間の葛藤とか、やむを得ず仲間を見捨てる苦しみとか、土壇場で必然性のある自己犠牲とか、そういうのが見たいんだ。登場人物と一緒になって、悩みたいんだよ。 この作品には、お約束のファクターは盛り込まれているけど「死の恐怖」「生への執着」という決定的なマターがゼロに近いほど無視されているためホレ、これだけつまらない。金が無いならドラマに力を入れるしかないのに本当にお座なり。ああーアンダーソンよキミはどこへ行く。[DVD(字幕)] 3点(2008-07-18 15:22:35)(良:1票) 《改行有》

58.  犯罪の系譜 お手上げです。どうしたらいいのかわからない。 今までに見たフランス映画の中でも、ダントツの難物だった。 これに比べたら、フランソワ・オゾンなんて分かりやすいと言ってもよい。 いわゆる「映画」を期待して臨むと間違います。私は見たことは無いが「前衛演劇」とかが近いのではないだろうか。そんでもって「前衛演劇」と「退屈」というのは近距離なのではないかしら。 なにしろいわゆるハリウッド映画の演出とは全く違う。ベルイマンの映画とかはワケわからないが、ベルイマンのほうがはるかにマシと思う。 衛星の解説によればルイス監督は巨匠という触れ込みだが、日本では3本くらいしか知られておらず、知名度がイマイチなのだという。が、この一本だけを見ても、「他のも見てみたい」とは全く思わせないから日本で受けていないのもあながちマチガイではないのではないか。なんだかワケのわからない文章になってしまった。 たとえば一瞬でも早送りしてしまったら話がわからなくなってしまうほど、会話に重きを置いた映画なのだと思う。が、残念ながら、私はフランス語が全然分からない。必死に字幕を追っていくと、およそ映画とは思えぬ哲学的な、そして小説的なセリフがバンバン続く。深読みしようとがんばってみるがすべての登場人物がおよそ異常な言動しかしないのでとても疲れる。疲れるだけ。 どなたか、この映画が面白かったという方の話を聞いてみたい。どこがどのようにウケたのだろうか。 ドヌーブがキレイなのは間違いない。50過ぎているにしてはあまりにもイケているので、お金を払うとしたらドヌーブに対してのみ。ドヌーブが出ただけでなく、マチュー・アマルリック(ミュンヘンとかキングス&クイーンの)とメルヴィル・プポー(「ぼくを葬る」の主役をやった)が出ているので、伸びる役者を見抜くという目はあるのかもこの監督。[CS・衛星(字幕)] 3点(2007-12-09 20:04:14)《改行有》

59.  バッファロー'66 《ネタバレ》 作品がどうこうというよりも、これを楽しめて、絶賛している中野翠のような人の頭の中に果てしなく?を抱く。もう我々は別の種でしょうか、というような。もしかして「時計仕掛けのオレンジ」好きな人はこれも?ヴィンセントもクリスティーナも何一つ好きじゃない。だいたいヒゲのある男が嫌い。なんか、食べ物じゃないものを出されて「さあ召し上がれ」と言われている感じなのだった。[ビデオ(字幕)] 3点(2005-11-26 14:00:32)

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