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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 運び屋 どうしても、近い時期のイーストウッドをおもって グラン・トリノと最期の生き様を考えてしまいます。 どちらも、他人からみたら潔く逝っているように見えるかもしれません。 しかし、とてつもなく足掻いている。 人生というものを見つめて 穴というより足りない色を見つけて 喜び悲しみ色を塗り重ねているように見える。 その横に、ワルであるはずの運びスタート地点の若者たちとの 口の悪い会話がある。 何も捨ててない。 だから、一日だけ咲く花を大切にしてきたガンコ爺さんなのでしょう。[インターネット(字幕)] 8点(2022-01-12 21:35:42)《改行有》 2. ハウスメイド 《ネタバレ》 この映画の主人公はあくまで大おばさん、だなと。 あるいは大おばさんこそ御曹司の子どもなのかもしれない。 自由という名の金銭事情にものを謂わせて 好きなように手に入れてきた、という台詞は 御曹司のみに向けて放った言葉ではないだろう。 だからこそ、最後の自害の演出は過多におもえ 年端のいかない子が、映画関係なくこの物語に関わることが 辛く。[インターネット(字幕)] 6点(2022-01-03 01:10:03)《改行有》 3. バレット・オブ・ラヴ ブカレストに行きなさい、具体的なアドバイスでしょ? お洒落な一言があって、この映画は良い映画かもしれないと膨らむ。 寝て寄りかかるおっちゃん、その亡くなり際の会話 元気に話していたように思えたときの会話。 よりかかり方は違わなかった。 亡き母の助言に沿って出た旅ですぐに恋をする。 そして巻き込まれる。 濃度の高い、ドラッグ的な音と映像がちらつく。 非現実的な中に、ある意味 現実に戻してくれるのはナイジェルという 哀しい男。 恋愛のために奔走するんじゃなく、 奔走していたら、恋愛の関係以外が削ぎ落とされていたという感じ。 なんとも心地悪く、良い。鑑賞後の感覚。[インターネット(字幕)] 7点(2022-01-02 00:15:31)(良:1票) 《改行有》 4. ハウス・ジャック・ビルト 芸術でもなんでもなく、 語るに生きるに必要なだけだっただけで。 シリアルキラーとして、どれほど異彩放つか、 という終盤はじめまでの描き方から ラストの阿呆のような落ち方がまさにオチである。 真の魑魅魍魎の世界に飛び込むが良い、 というようでエンディングの歌はとても明るげであり、 映画をよく表している。好き。[インターネット(字幕)] 6点(2021-12-07 22:03:29)《改行有》 5. パシフィック・リム ロボットと怪獣の戦いにあまり緊張感なく、 ただ殴ったり酸を吐かれたりといった様子をみていると 倒している。 人物がなぜロボットに乗ろうとするのかという描写も貧弱ではないのだが、 いまいち単なる回想を見ているだけで感情移入に至らない。 最後、学者の想定のもとにハリウッドらしい「最後の戦いだ」的なセリフで いよいよ白けてくる。 そこには結束も、正義も、笑いもない大作と名打たれた 演出や彩りの凄い作品があった。[インターネット(字幕)] 5点(2019-03-24 20:30:43)《改行有》 6. バイオハザードIV アフターライフ 《ネタバレ》 アカン。 ゾンビの怖さはないし、ボスのような鉄斧男も結構走って機敏で単なるアスリートみたいだし、 クリスとクレアの再会シーンとバスケ選手が実は生き残ってた、ってのが感動はせずとも 妙に印象に残っちゃう。 そんなゾンビやウェスカーに印象が残らない作品。[インターネット(字幕)] 4点(2017-02-19 12:09:47)《改行有》 7. バイロケーション 《ネタバレ》 原作は既読です。 原作の豊富な心理描写、それが驚かせる展開への道標となりますが、 2時間の枠ではよくまとめられているかと思います。 逆にいえば原作にとらわれたがゆえ、映画ならではの面白みに満足しきれなかった感はあります。 原作の魅力として、"バイロケーションの怖さ"と"人が自分の人生をどう捉えて人とどう関わるか"の 2つがあると思いますが、 それが映画では見事に分離されてしまっており、 その複雑な魅力を感じきれませんでした。 映画ならではの魅力としては、バイロケへの憎しみを表情から汲めたり 鏡を用いての確認での緊迫感といった、空間の使い方はとても楽しめました。 それぞれの良さを感じるために、ぜひ原作を読んでからの視聴をおすすめします。[DVD(邦画)] 7点(2016-11-06 18:11:59)《改行有》
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