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1. バトルランナー
《ネタバレ》 面白いのは舞台設定で、どうやら2017年つまり現在らしい。家電が声に反応して稼働する、今話題のAIスピーカーが作中に登場しちゃってなかなか先見の明があるなと感心したが、あっさり人権を踏み躙りまくるとんでもない番組が流行っていたりと滅茶苦茶で笑った。音楽やらエアロビやら服のセンスやらが全く30年前の撮影当時のまんまでそこは止まったまんまなのかとツッコミ所満載。ランニングマンのスーツに至ってはセンスが逆行してるぞ。敵対してるのは国家という巨大な組織であるはずなのに、なんか最後は親玉一人を特攻爆散させて終了という呆気なさもまたシュール。色々安っぽいけど元気に暴れる若々しいシュワちゃんが見れる貴重な一本。[CS・衛星(吹替)] 6点(2017-10-11 00:59:10)
2. ハチ公物語(1987)
《ネタバレ》 ハチが本当に可愛いんだけど、見所がそれしかない。犬猫モノで気になって仕方がないのが、にゃあだのく~んだの鳴くタイミングがことごとくおかしい。そんな時に犬猫は鳴きませんよと脳内でツッコミが入ってしまう。ラストでハチが上野に飛びかかるシーンでも、犬は人にそんな高く飛び付きませんと突っ込んでしまう。大方スタッフに放り投げられたんだろうけど案の定受け身を取ろうとして空中で身を屈めちゃってるしね。やっぱ動物モノはその動物をよく分かってる人が撮るべきだと思うよ。SFならいかようにも作れるけど、犬猫って身近な生き物だから飼ってない俺でもこれはおかしいって分かっちゃう。リアリティを大事にしないと人の都合で作られたものだという現実を突き付けられて白けてしまうのだ。それと今まで見てきたハチ公モノの創作、そのほぼ全てが駅前で主人を待ちながら息絶えているラストだが、実際には普段ハチが行かないようなとんちんかんな所で死んでたらしく、仮に原因が想像であってもきちんとそういう意外な事実を活かして作って欲しいと思う。事実が意外であるからこそ面白いんだから、感動話に仕立てあげようとして無理に歪曲しなくてもいいんじゃないかなと。事実として駅前で人間にいじめられていたけど有名になったら可愛がられる様になったっていう事だけでも十分感動モノとして利用出来るだろう。晩年小林家や焼き鳥屋に可愛がられたというエピソードも作中に生かされてないし、ちょっと歪曲し過ぎかな。[CS・衛星(邦画)] 5点(2016-09-13 21:46:18)
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