みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. バーン・アフター・リーディング 《ネタバレ》 これは笑えました! 「世間のバカ同盟」が引き起こす馬鹿馬鹿しい出来事にさすがのCIAもお手上げ、全身整形の費用を支払って面倒事を終わらせてしまうエンディングが最高でした(笑) 登場人物はみんなバカで、巻き起こす事件はくだらないのに、でもドタバタコメディーじゃないんですよねー。 劇中の人物目線だと、それぞれが必死のハードボイルドな世界、でもそれを俯瞰で見ることで笑いになる。また、コントのようなセリフや大げさな動きで笑いを誘うのではなく、普通のセリフ・動きがおもしろく見えるように演出する。こういうコメディー、とても好きです。[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-06-23 00:12:46)《改行有》 2. パッセンジャーズ 《ネタバレ》 まったく予期していなかった、突然の人生の終わり・・・。そりゃ悔いも残るだろうし、そのまま天には召せないよぉ!って抗いたくもなりますよね。この話、そういう目に遭った本人の無念さだけでなく、残された人たちの気持ちを癒してくれる映画なんだと思います。 このような題材を、「このサスペンスの真相は!?」とか「アン・ハサウェイ主演のラブロマンス!」など、興行成績を上げるための「一般ウケ」するカタチに当て嵌めてしまったために、鑑賞ポイントを間違えた人も多いようで、もったいないですね。 ラストにたどり着くまで、全体的にテンポ感やメリハリに欠けた印象で、せっかくのいいネタなのに、もっと上手い料理法で味わいたかったです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-09-08 15:09:30)《改行有》 3. パンズ・ラビリンス 残酷で痛々しい現実、そして現実逃避の妄想世界も見ていて楽しいものではなく、救いようのない話でした。映画として高いレベルであることは間違いありませんが、見終わったあと、ドヨヨ~ンと暗い気持ちになってしまいました。 一般的な「ファンタジー映画」を期待していると、ひどい目にあいます。間違ってお子様と一緒に観たりなんかすると、無垢な子供の精神に心的外傷を残してしまうかもしれないのでご注意を。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-06-08 16:41:09)《改行有》 4. 花とアリス〈劇場版〉 光を美しく見せる、岩井俊二らしい映像でした。記憶喪失云々絡みのストーリーはそれほど好みではありませんが、ドラマでは決して表現できない、まさに映画らしい映画だと思います。蒼井優って、こんなに華のある女優だとは知りませんでした。鈴木杏も昔から好きでしたが、女優として、持っているものの違いを見せつけられたような感じです。クライマックス、ただバレエがうまいというだけでは、あれほどの素敵なシーンは生まれませんよね。駅名などの小ネタやチョイ役は不要だったのでは?[CS・衛星(邦画)] 8点(2015-03-04 00:46:04) 5. ハチミツとクローバー 驚いたのは、竹本君は桜井翔以外考えられないくらいハマっていたこと。蒼井優のはぐちゃんもさすがでした!他にも登場人物の雰囲気を、実写で上手に表現していましたが、見どころはそれだけ・・・。これ、原作やアニメ版を見てない人には、まったく面白くないのでは?役者の演技や演出は高く評価できるけど、脚本が、オリジナリティを出したいのか原作を生かしたいのかよくわからない中途半端な内容で、竹本君が自転車で走り出す展開も空振りに終わってしまっていました。[CS・衛星(邦画)] 3点(2014-12-01 14:33:16)(良:1票) 6. ハッピーフライト(2008) ドジな新人CA(綾瀬)に頼りなさそうな操縦士(田辺)、役に立たなさそうな地上スタッフ(岸部など)が出てきた時は、ゆる~い感じのコメディなのかと思ったら、わりとちゃんとした内容で、飽きずに最後まで楽しめました。子供の頃に見ていた教育テレビの「はたらくおじさん“今日はひこうきのかいしゃではたらく人たちを見てみよう”」をお芝居で説明した、そんな感じにも見えましたが・・・。この内容、シリアスなパニック映画にも、コメディにもなりそうでしたが、どちらにも傾き過ぎず、中間点で仕上げたので、多くの人が楽しめたのだと思います。それを「中途半端」と感じるか「ベストバランス」と評価するか、意見が分かれそうですね。[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-05-19 08:25:29)(良:1票) 7. ばかのハコ船 《ネタバレ》 イタイ映画でした。主人公のバカは仕方ないにしても、最後、パンストまでかぶる久子がかわいそうで・・・。結局彼女もハコ船に乗るしかない「ばか」だったということですねぇ。過剰な脚色を抑えたリアリティはいかにも山下監督らしく、このアンチドラマ路線がリンダ~に生かされ、その後「けいおん!」が誕生した、と聞きました。この主人公のバカぶりは自分の胸にもグサッとくる部分があるので、個人的にはもう見たくありませんが、映画そのものの出来はとても良いと思います。[DVD(邦画)] 7点(2013-03-24 19:16:18) 8. バタフライ・エフェクト/劇場公開版 ドラマ「JIN-仁-」の中で、この映画について語るシーンがあったので試しに見てみました。最後まで飽きずに見られましたが、あまり好きな雰囲気の映画ではありませんでした。ラストも、当たり前すぎるというか、そんなにインパクトもなく、ごく平凡な終わり方だと思えました。自分の守備範囲外の映画で、まともな評価ができない、というのが正直な感想です。[DVD(字幕)] 5点(2013-01-05 21:45:07) 9. バッテリー 《ネタバレ》 脚本、演技、演出、音楽、カメラワークなど、すべてが少しずつかみ合っていなくて、感動を狙ったセリフや演出がすべて浮いていた感じがしました。母親が応援に来るシーンは「はぁ?」と、あきれるほど。でもきっと原作(未読)はもうちょっと素敵な話なんだと思います。[CS・衛星(邦画)] 4点(2011-07-04 22:35:42)
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