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プロフィール |
コメント数 |
113 |
性別 |
男性 |
年齢 |
41歳 |
自己紹介 |
ラッセル・クロウのファンですが、ラッセル・クロウのファンというのは嘘です。 |
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1. バトルシップ(2012)
元気の出ない時に必要な映画は、優れた映画でも面白い映画でもない。元気の出る映画だ。
例えばそう、バトルシップみたいな映画。もっと具体的に言うならバトルシップ。
この映画はひどいものだ。
まずリズムがガタガタだし、ストーリーのラインも同じくらいガタガタしている。
エイリアンの行動理念や背景なんかも恐らく二、三分しか考えられておらず、リアリティのない映画に最低限必要なリアリティすら欠けている。
そういえば登場人物だって二種類しか出てこない。人格に深みがほとんど無いか、全く無いかのどちらかだ。
そもそも、バトルシップゲームの名前だけ使うならともかく、あのルールまでストーリーにねじ込むというのがまともな選択じゃない。
それ以前に、今の子が全然知らない遊び(俺の歳ですら知っているのが奇跡だ)を映画にしようという企画が狂っている。
だが、それでもこの映画には価値がある。
たとえば仕事が上手くいかなくて気分が落ち込んでいる時。長く付き合っていた恋人と別れて虚しい時。不安な時、うんざりする時、ムカつく時。
そういう時、人間が求める映画は何か。
バトルシップだ。
違うかもしれないから念のためにもう一度言う。バトルシップだ。
人間は弱い。ふだん強くても、年に一度くらいは弱ってしまうタイミングがある。
そういう時に備えて、あらゆる人はこの「バトルシップ」のDVDかBlu-rayを本棚やラックに置いておくべきだ。
バトルシップゲームのルールを知らなくても、戦艦や大砲に詳しくなくても、リアーナのアルバムを一枚も持っていなくても問題はない。
バトルシップを楽しむには、せいぜい片方ずつの目と耳があればいいのだ。脳に至っては無いほうが望ましい。
もちろん人の好みはそれぞれだから、もしかしたら「こんなもん買うんじゃなかった」と後悔する人もいるかもしれない。
でも大丈夫、そういう時こそバトルシップを見て元気を出す時だ。[DVD(字幕)] 7点(2013-06-24 10:27:31)(笑:2票) (良:1票) 《改行有》
2. パシフィック・リム
ここにきてデル・トロがとうとう理性を失ったな、という感じ。いつかこういう日が来るとは思っていたけれど、もう少し遅くてもよかったんじゃないか。
思った以上にマイノリティ向けの仕上がりで、特撮を見ようと思えばこれ以上の作品はないし、映画を観ようと思えばこれ以下の作品もない。
大げさな言い方にはなったが、つまり、そのくらいのバランスの悪さを持っている。
個人的には、こういう映画は一度見ればお腹いっぱいだが、好きな人はBlu-rayを買うことを躊躇わないだろう。そんな映画。[映画館(字幕)] 5点(2013-09-01 16:56:50)《改行有》
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