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プロフィール |
コメント数 |
1047 |
性別 |
男性 |
年齢 |
30歳 |
自己紹介 |
とにかくアクションものが一番
感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます
備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません 10点…大傑作・特に好き 9点…好き・傑作 8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く |
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1. パピヨン(1973)
《ネタバレ》 フランクリン・J・シャフナーとダルトン・トランボ、スティーブ・マックィーンが組んだ傑作。
シャリエールの原作では、主人公はその後ベネズエラ市民権を獲得したらしいが、本作の主人公はひたすら「自由」に向かって諦めようとしなかった。
金庫破りと殺人の冤罪で刑務所に放り込まれた「パピヨン」。
蝶のように自由に生きてきたこの男は、監獄という針で標本にされようとしていた。
マックィーンが捕まるのは「大脱走」や「ネバダ・スミス」を思い出す。
だがパピヨンは最後の最後まで諦めない。
隙を伺い、泥を這いずり油虫すら食してひたすら耐えに耐える。
やせ細り、髪が白んでも眼の輝きと魂は灯火を絶やさない。
かつて「大脱走」で見せたマックィーンの不屈の精神!
友情を結んだ「ドガ」をいつも気にかけてくれた情の厚さ、看守を睨む不敵な笑み。
何度でも逃げ、何度でも戻ってくる。
そして最後の最後に「自由」を掴み取る!
基本的には暗く陰惨だが、言葉が通じずとも心で通いあった村人との交流、教会でのやりとりなど見所も多くそれなりに楽しめる。[DVD(字幕)] 9点(2015-01-02 23:16:19)《改行有》
2. バリー・リンドン
《ネタバレ》 ほんとうに長くて疲れる映画だったが、見応えのある傑作だった。
やっぱりキューブリックの戦争映画にハズレなしだね。
決闘の場面からはじまるファースト・シーン。
イギリスの簡素な自然の美しさが、劇中の寒々しさをより引き立てる。
主人公の日常も“賭け”からはじまる。
「体の何処でもご自由に。勇気があればだけど(笑)」
ほほお~積極的ですね~。けしからんおっぱいしやがって・・・うらやまし(ry
バリーもまた嫉妬と意地で決闘を申し出る。決闘の度に流れる淡々としたドラムロールが痺れるぜ。
若気の至り、だがバリーには若さと「もっと暴れたい」というエネルギーが有り余っていた。
追われる身となったバリーは紆余曲折を経て真紅の征服に惹かれ軍隊に。それにしても礼儀正しい追いはぎだ事。
馬も金もない、あるのはくいぶちを稼ぐために軍隊に入ろうという気力と覚悟だけ。バリーは七年戦争へと参加する。
血気盛んなバリーはどんな決闘も受けた。
殴り合いのシーンは「拳闘試合の日」を思い出す。
バリーと策士グローガンの友情、
軍隊としての戦い。
一斉射撃の様子は火を放つようだ。
別れは同時にバリーの生存本能を揺り動かす。
身分を偽り、
ささやかな交流、
嘘も方便、しかし嘘は次の地獄へとバリーを誘う。
バリーはどんな過酷な地獄も生き残った。
その本能が人脈や新しい絆を結んでいく。
兵卒から伍長、二重スパイ、そしてギャンブラー。バクチのような人生を送り続ける。
バリーは“取立て人”として剣の腕を振るっていた頃がピークだろう。
だがバリーは取り返しの付かないミスを犯してしまった。それは結婚相手を間違えてしまった事だ。公然と死が迫る人間に向って死の宣告をする大胆さと度胸、おごり。
ココまでは栄光に満ちた半生だが、後半はバリーが不幸のどん底へと堕ちていく。
バリーは女の本当の気持ちを知らなすぎたのだ。
つうかタイミングを考えろよコイツ。
重なる不幸はバリーの心も蝕んでいく。
ブリンドンの“戦線布告”は昔のバリーを思い出す。ブリンドンの覚悟は足りなかったが、バリーはその意気を買ってあえて身を引く。いや、昔の自分を見るような自己嫌悪だったのかも。
「ルドビコ」って「時計じかけのオレンジ」?
とにもかくにも、ラストは暗い終わり方だったが美しい者も醜い者も今はすべて同じあの世なワケです。[DVD(字幕)] 9点(2014-12-31 22:07:47)(良:1票) 《改行有》
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