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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  阪急電車 片道15分の奇跡 《ネタバレ》 どこかスバルのCMを連想させるような、ちょっとジーンとくる、電車の乗客のショートストーリー。この映画を観て原作は読んでみたいと思いました。原作小説は恐らく、一話完結の短編集なんでしょう。 映画の方は、往路と復路で季節を変えて、同じ人物のその後を描くなんて、かなり素敵なアイデアです。そして日本の映画界&ドラマ界で主役を張る、名だたる名優達が共演しているんですから、どう組み立てたって素晴らしい作品になる事でしょう。…でも何がどうしてこうなったのか。 阪急電車という共通点だけで、それぞれが独立したお話だったら、テレビドラマの短編枠で魅力を発揮できたと思うけど、映画として全部のショートストーリーを繋げてしまったから、却ってまとまりが無く感じてしまいました。 主人公が辛い目に合うけど、アレコレあって元気を取り戻す&スカッと解決するという、あまりにステレオタイプなパターンの、単に盛り合わせという感じ。 一番辛かったのはうるさいオバちゃん。『誰かがビシッと文句を言って、スカッとさせるパターンだな』とは思いましたが、往路も復路もず~~っと、ず~~~~~~~っとギャアギャア騒ぎまくるのを観るのは、正直辛い。最後のスカッとが割に合わないくらい、アレを観つづけるのがしんどかったです。 戸田恵梨香のDVも可哀想だったし、小学生のイジメも生々しくて嫌だった。女子高生が、彼氏とヤッたかどうか恥ずかしげもなく話すのも生々しいし、そうなると喫茶店でデキ婚を問い詰める修羅場も、あわせ技で辛い方に入ってしまう。この映画、スカッとホンワカする率より、辛くしんどく感じる率の方が3:7くらいで高いんじゃないか?と 中谷美紀の電車でウエディングドレスはパンチと意外性があって良かったです。ホテルでバスタオル一枚の有村架純を抱かない彼氏もカッコ良かったです。 大学生カップルの話は終始ほのぼのしてて良かったですが、CGの漫画チックな表現は、私はあまり好きではありません。ずっと前から、実写にアニメみたいな表現って、何か浮いてる気がして合わないと思っています。アメリカン・ビューティの薔薇くらいだと違和感無いんですが… うるさいオバちゃんにビシッと言う前の宮本信子の“独り言”も、ちょっとアニメっぽい表現で、実写では違和感を感じます。ここに限らず作品全体がアニメっぽく、私は「こんな人現実に居ねぇよ」と、実写としてのリアリティを感じられなかったです。いっそアニメにしてしまえば、シックリしたかもしれません。 う~ん…やっぱオバちゃんだな。往復ともずっとうるさいオバちゃんに注意アナウンスもしない阪急電車ってのが、顧客満足度低そうに思えてしまって、誰得の映画なのか解りませんでした。[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-06-21 22:26:27)《改行有》

2.  ハドソン川の奇跡 《ネタバレ》 “Sully”チェズレイ・サレンバーガー機長のニックネーム。邦題は当時のNY州知事が“Miracle on the Hudson”と呼んだことから付けられているみたい。ちなみに事故機の航空会社USエアウェイズは、本映画公開の前年にアメリカン航空に合併されてました。 『世界仰天ニュース』なんかで、よく航空機事故からの生還ドキュメントが流れますが、本作はテレビと違って劇場映画、細部まできちんと描写していて、良く出来た再現映像となっていると思います。乗客155名全員生還という奇跡だったので、映画化も納得なんですが、やっぱり気になる点はあります。 映画ポスターのキャッチコピーが『155人の命を救い、容疑者になった男。』事故再現とともに本作のキモの『操縦ミスの可能性』。サリー達を苦しめる国家運輸安全委員会(NTSB)の追求は、実際は穏便に済んだそう。 映画を盛り上げるうえで創作を膨らませるのはアリなんだけど、事実に反し、NTSBが一方的に悪者として描かれたのは如何なものだろう。 離陸からわずか5分程度の事故だしなぁ。96分と短い映画だけど、それでも1本の映画にするには、やっぱりドラマが少なかったんでしょう。サリーを容疑者にしてしまった理由もわかります。 例えばだけど、もしこの事故で、1名でも死者が出ていたなら、154名の生還が奇跡で、サリーが英雄なのは変わりなくても、サリー自身はきっと思い悩んだことでしょう。でも、だれ1人として死んでないからなぁ。エンジンが片方生きていた可能性とか、空港に引き返せた可能性とかは、報告を受けたサリーが事故後に一人で悩んでいた事として、それをNTSBがサリーの判断の正当性を科学的に裏付ける。なんて展開でも良かったように思う。[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-06-06 23:22:55)《改行有》

3.  花宵道中 《ネタバレ》 吉原の遊女を主役とした短編集の一話。だそうで、八津や霧里も他の話の主人公。こりゃ単発の映画としてより、どうせなら連続ドラマかオムニバス形式で映像化したほうが面白かったんじゃないか?と思った。 その、短編を映画化したゆえのしわ寄せが、朝霧の長~い“濡れ場”に現れていたのかな。いやいやそうでなく、この映画の一番の魅せ場が安達祐実の“濡れ場”なんだから、私の解釈が間違っているんだろう。 時代劇でよく見るセットと、当時は無かった強烈な光を放つライトが、テレビの2時間ドラマを連想させてしまう。 小さな大女優・安達祐実。この映画の撮影当時、彼女は三十三歳だろうか?…三十三歳で遊女役って結構無茶な気がする(しかも子を持つ母親だ)けど、彼女の身体はたしかに美しかった。だけど八津に「朝霧姐さん」と呼ばれていても、どうも姉さんらしく思えない。童顔で周りの遊女役の女優たちより背が低い為で、どう考えても安達祐実の朝霧はミスキャストとも思える。 そして何より、多くの人が彼女の幼少期を知っている。「具が大きい」のCMの子が「同情するなら金をくれ!」って叫んだ時は驚いたっけ。でも今回の“濡れ場”には、個人的にそれほどの衝撃を感じなかった。当時の面影を残した幼い顔立ちの彼女の、あの長~い“濡れ場”に、どれほどの需要があったんだろう? 高岡早紀を姐役で出す事からも『忠臣蔵外伝』を相当意識しての事だろうけど、今の安達祐実と当時の高岡早紀では、世間が求めるものが違うような気がする。朝霧が八津の客相手に啖呵を切る場面は格好良い。半次郎だけに見せた花魁道中も美しかった。私としては、安達祐実のそっちの一面、女優としての成長具合をもっと堪能したかった。[インターネット(邦画)] 4点(2022-11-13 15:00:38)《改行有》

4.  バケモノの子 《ネタバレ》 画はとても綺麗なんだけど、結局何を伝えたい物語かよくわからなかった。 蓮がオープニングで語られた渋天街に行くあたりは、千と千尋のよう。きっと渋天街の不思議な習慣とかが描かれて、最後は人間の世界に帰っていく…のかと思いきや、中盤でアッサリというか行ったり来たり出来てしまう。 渋天街の住人はバケモノなんだろうけど、人間+動物の組み合わせで、そして現在より少し古い、機械化されていない普通の生活をしている。熊徹の巨大化とか、一郎彦の念力とかあるけど、特段ガラパゴス的進化は感じられなかったかな。これがバケモノ?容姿が違うだけで人間と同じなんじゃ?…なんか、不謹慎だけど、見世物小屋の牛女とかを思い出してしまった。 渋天街も最初こそ個性を出そうと頑張ってたように思えたけど、結局人間界のちょい古い時代に落ち着いてたように思う。渋谷と繋がってるなら、車とかスマホ、パソコンなど便利な技術とか持ち込んでもおかしくない気がするけど、それはしない謎。 蓮の成長物語(成長はするけど)かと思えば、熊徹の勝負がクライマックスっぽく、最後の一郎彦との戦いは、2人の因縁が薄すぎて、まるでとってつけたかのような印象。 熊徹が剣になって九太と一心同体になるのって、どうだろう?蓮これからお父さんと暮らして(イライラしそう!)、楓との男女の関係も進んで(やりにくい!)、勉強もいっぱい(退屈そう!)するんでしょ?熊徹が中の人って…剣として子の中で生きるなら、猪王山の方が、闇落ちから復活した一郎彦の中で生きるストーリーの方が、きっと多分スッキリ出来ただろう。 楓もいまいち何がしたくて、なぜ蓮と一緒にいるのかもよくわからない。蓮の父親の存在も、出て行った過程や、母の死後すぐに連絡が取れなかった過程、母方の親戚に父親があれだけ嫌われる理由が、あれだけのシーンでは想像つかず。そしてイマイチ共感出来ず、どうにも消化不良。[CS・衛星(邦画)] 4点(2022-10-31 22:13:10)《改行有》

5.  パズル(2014) 《ネタバレ》 夏帆ちゃんは結構お気に入りで、それだけで観た。不快な映像が多く、もやもやして終わった感じ。何も思うところも、出来の悪さに怒りも感じない作品。何かこう『あいつら、こんな風に酷い目にあって、死ねばいいのに!こうして…こうやって…最後はこうだ!」って感じの、いじめられっ子の妄想を延々と観せられている気分。 最初のラジコンからそんなに都合よく成功するとも思えないし、警察もあそこまで計画通りに犯人に踊らされたりしないように思う。学校敷地内にお母さんの車で来てるんだから、タイヤ痕とかから足は着くと思う。 理事長と3人組が復讐されるのはともかく、安田先生(とお腹の赤ちゃん)、親の刑事、理事長の娘もターゲットにしてる意味が弱いというか、わからない。 カウントダウン的な日付も、最後0がどうして刑事なのかな?と。その瞬間(0)で終わるんでなく、その先もちょっとあったり、わざわざ入れた理由、効果がどうもハッキリしない。 「生まれてきてよかった~っ!!」あの場面でそう叫ぶんだから、何か深い意味があるんだろう。安田先生の赤ちゃん(生まれてきてない)を殺したこと、復讐が無関係な娘(害悪から生まれた)や親(害悪を生んだ)にも及ぶこと、あのカウントダウンももしかしたら、誕生と何か関係があるのかもしれない。49日前から始まるのも、四十九日に絡んだ何かのメッセージがあるのかもしれない。ま考えるだけ無駄だと思ってやめたけど。 お金のある素人が趣味で作った映画でもないだろうに、残忍なこと、理不尽なこと、観ていて不快なこととか、そんな表面上の描写が悪いのでなく、残念ながら、この作品を通して鑑賞者に伝える何かが不足しているようだ。表現力とか実力とか。 最後は夏帆ちゃんの血まみれダンス。わざわざワンピースから制服に着替えて、改めて血を浴びてきたのかと思うと『お疲れさま』と労いの言葉を掛けてあげたい。むしろ上映時間85分、血まみれの夏帆ちゃんがただ踊ってるだけの作品だったら、1点か5点にしたかもしれない。 夏帆ちゃん苦労してた時期だと思う。でも病院のベッドで逆流する点滴を見て目を泳がす演技とか、実力は確か。この翌年は海街diary出るし、仕事運も徐々に上向いていくから、この映画に出たことを0と考えて、これからカウントアップしてくるよ。[インターネット(邦画)] 3点(2022-01-14 21:40:48)《改行有》

6.  ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 《ネタバレ》 ~Solo~ぼっち。ほう、ハンでなくソロをタイトルにするのか。SWは家族の話だけど、ハンは天涯孤独だから、ピッタリなタイトルかもな。きっとハンがチューイと出会うまでの、やさぐれた一匹狼時代の話なんだろう…と思いきや、ハン君には可愛い彼女がいて、ぼっちだった期間はすっ飛ばして、すぐ相棒チューイと強盗仲間が出来る。 そんな中、サラッととんでもない事を言うハン「親父はクビになるまで、コイツを組み立ててたんだ…」何ですって!?あなた、お父さん居たの?じゃああの、人の良さそうな帝国軍のおじさんが付けてくれた、ファミリーネームの件は何だったの?? 西部劇を下地にした本作。南北戦争っぽいドロ臭い戦場。仲間と焚き火。列車強盗。インディアン(クラウド・ライダーズ)まで出てくる。酒場にカードゲーム。スパイス鉱山はゴールドラッシュ金採掘地。一対一の決闘…やりたい方向性はわかった。でもこれ、別に興味無いな… 賛否両論の否が多いEP8から立て続けに上映された本作。次のスピンオフは既にオビワンで決定とか。この時期“スターウォーズ疲れ”という言葉があったんだな。私だけじゃなかったんだ。 戦場で拳銃無双するベケット、カッコいい!縦横自在なモノレールもカッコいい!雲海を進むスターデストロイヤーもカッコいい!ランド「I Hate You!」ハン「…I know」EP5とEP3の絶妙なマリアージュ凄く良い! 後半に行くほど尻すぼみだけど、無難に良く出来てる。 けどSWは映画のヤツしか観ない私としては、このくらいの佳作を連発されても何も嬉しくない。 アメグラを意識したようなカーチェイス。黒い箱車、隣にアメグラのローリーっぽい髪型のキーラ。 当時のスタッフのお遊び程度だったサイコロを、EP8から急にハンの形見のように持ち上げる無理矢理な下地作り。 最後のモール、部下との通話にいちいちセイバー光らせる幼稚なアピール。 何かこう、コアなファンが喜ぶと思ったであろう演出が、かえってシラケてしまう。 よく解らないけど、とにかく早いんだろうって“ケッセルランを12パーセク”。ハンがまだ駆け出しの頃に、しかもファルコン最初の操縦で、話を広めそうなギャラリーも無い場で、一回限りの行き当たりばったりなやり方で行われてたとは。私にはあれが40年後の片田舎のレイでさえ知ってる“伝説の瞬間”には見えなかった。EP7のスター・キラー基地着陸の方が何倍か高等技術に見えた。 ファンが100人居たら100通りのイメージがあったであろうケッセルランを、あんな雑に映像化するなんて。 チューイとの出会い、ハンの拳銃、ランドとの腐れ縁、ファルコン入手、ケッセルラン、ジャバの元で仕事…ハンソロの過去の有名なエピソードの、ほぼ全部が今回の出来事に詰まってた。EP4の10年前の出来事。じゃあ、あとの10年は何してたの? 商売だからどんなスピンオフを作っても構わないけど、ファンが想像で楽しむ余地くらいは残してほしい。そもそもこういうスピンオフは、内容にうるさい面倒くさいファンしか観ないんだから。 「顔が似てない」「ハンとは思えない」公開されたら好評価の倍くらい不評が出ることのは、やってる本人が一番心配していただろう。 それでもやり通したエアエンライク。ハン・ソロ役という重圧に耐えてよく頑張ったよ。 EP8のローズ役のトランもだけど、配役と演技の内容を決めるのは制作者側。彼ら無名の若手俳優は、与えられた仕事を一生懸命やっただけなんだ。 私の基準で5~6点くらいの映画だけど、SWを名乗ってこの内容なので…[映画館(字幕)] 4点(2021-09-28 22:38:44)(良:1票) 《改行有》

7.  運び屋 《ネタバレ》 ~The Mule~麻薬の運び屋。頑固者。運搬用のラバ。う~ん、どれも当てはまる。けど、トランスポーターみたいなカッコいいアレでは無い。 麻薬の運搬ってかなり重たい犯罪だろうけど、何かほのぼのした話。 ガレージの三人組は気さくな連中だし、フリオはピリピリしてるけど根は良いヤツ、殺す殺す言ってたコワモテのヒゲも、最後はボスに懇願してくれた。今まで蔑ろにしてきた家族との絆も回復して、罪を償いながら、大好きな花の飼育をしながら刑務所で余生を過ごす…悪くない老後。 わざわざ俳優復帰してまで、平凡なほのぼの爺さんの犯罪映画作るなんて、イーストウッド丸くなったなぁ… アールは娘の結婚式の日さえもすっぽかし、仲間だけでなく他の結婚式の一団にも酒を奢るクソ野郎。 そんなクソ野郎が、死ぬ間際の歳に大金手に入れて、元妻の死に目を看取ったからって娘に許されるのか? なんかモヤモヤする。 違和感を感じたのが、アールが捕まる時の顔の傷。たまたま転んだ?誰かに付けられた?何で説明が無いんだろ? 誰かに傷付けられたとしたら、やっぱコワモテのヒゲだろう。アールを気に入って命を救おうとボスに連絡してるっぽいのに、痛めつける必要があるか?何か違和感。コワモテのヒゲやフリオ、組織のその後が描かれないのもすげーモヤる。 (BDの特典映像とかで説明されてるのか?そうでないなら)…このクソ野郎、もしかして自分に都合悪い事は目を瞑ってるんじゃないか? 男で90歳は平均寿命より長い。普通なら死んでる年齢まで娘に嫌われたヤツが、今さら許されるだけの何かをしただろうか? コイツは麻薬の輸送で手に入れた汚い金で、まず自分の新車買って、次に自分の農場を取り返す。外面良く見せたいから焼けた施設の修復。そして女遊び。優先するのは自分と外面…本当にクソ野郎。 アールのデイリリーは大人気で優勝。スピーチジョークで会場を大爆笑させ、女二人相手に朝まで喜ばせ、フリオは美味いバーガーに喜び、カタギになる話を真剣に受け止める…自己中って自分がやった事は、さも素晴らしい事したように大袈裟に言うんだよな。 娘の「感謝祭に来てね」も、単なる社交辞令をクソ野郎が都合良く解釈してるだけじゃないか?「ジェームズ・スチュワートに似てるね」なんて言われて嬉しいことは忘れないけど、都合の悪いことは目を瞑る。 『自己中クソ野郎は死ぬまでクソ野郎』って映画を、クソ野郎側の一方的な視点でサラッと作ってみたんだとしたら、イーストウッドってやっぱすげーわ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-17 22:19:42)《改行有》

8.  パラサイト 半地下の家族 《ネタバレ》 半地下の家に驚いた。生活スペースより上にトイレがあるなんて…たぶんあの高さでないと汚水が逆流するとかなのかな。と思ったら洪水で逆流してた。 家族公認で上の住人のWi-Fi盗んだり、食事もジャンクで、バイトのピザの箱組みも雑。ピザ箱は4個に1個失敗してるから、家族の誰かが雑なんだけど、他の三人が修正したりしない。アレでは家族揃って不景気の波をモロに浴びても仕方ないと思える。 奥様の家庭教師審査をあっさりクリアするギウ。芸術に関してもっともらしいこと言って奥様の共感を得られたギジョン。彼女は嘘の演技も証明書の偽造もうまい。メルセデスをスムーズに運転する寡黙なギテク。何でこの才能溢れる家族が揃って失業してるんだろう?ピザ箱くらいきちんと折れよ。 チュンスクの家事料理の腕前まで合格となると、ちょっと話がうますぎる。この奥様(ヨンギョ)はギウ達の話を鵜呑みにしてばかりで、自分で調べたり友人から紹介受けたりしないのか?まぁ、テンポよくサクサク進む小気味よさもあるけど。逆に、韓国の金持ち家族は他人とコミュニケーションを取らないのかもしれない。主にダヘだが弟や家政婦の秘密をべらべら話してしまう。最後のパーティで急に友人たちがたくさん出てきたけど、きっと上っ面の付き合いばかりなんだろう。 地下室が出てきたときは驚いた。北朝鮮との戦争対策か、なるほど納得そういうモンかもな、説得力がある。元家政婦さんの北朝鮮ギャグ面白い。 洪水で避難したときの、ギテクの『計画とは?体育館で泊まる』の話。これは災害とかで日常生活を突然に奪われた経験のある人は、そうだよなって思ったんじゃないかな。 そんな災害なんて他人事、誕生パーティの準備が楽しそうな奥様。これも仕方ないよな、住んでる世界が違うんだから。 妻を殺された地下男の復讐。家庭教師なんて良いから鍵をよこせというご主人。これも、仕方ない。と思う。この子の親だからな。 出来れば、地下夫婦も半地下夫婦もそこそこ幸せな最後になればと思っていたけど、この悲しい結末も納得できた。 父のモールス信号から、将来金持ちになって父を助けるなんて、また計画を建ててるギウ。無計画という父の最後の晩の言葉はどこへ。 結構、国民性を自虐的に(開き直って?)表現してるのに好感が持てた。 のっぺり顔の主人公キム一家と、俳優やアイドルみたいに整った顔立ちのパク一家。整形が普通の国なので、お金のある人は良い顔も手に入れられるんだろう。血まみれ展開は想像できたが、金持ち夫婦の結構生々しい性描写、万人ウケを狙って保守的になってないのが良い。見といて良かった。[地上波(吹替)] 8点(2021-01-29 18:08:55)(良:1票) 《改行有》

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