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1. ビルマの竪琴(1985)
水島の旅は正に地獄巡りであり、それ自体が並の僧侶をも超えた厳しい修行。彼が「供養」を決心するのも自然の成り行きです。個人的には、その過程はもう少し丁寧に描写した方が良かったと思いましたが、東南アジア系に見える中井貴一やインテリに見える石坂浩二は適役だったと思います。私が一番感動したのは、イギリス兵の納骨堂で隊長が日本の骨壷を見つけたシーンと、水島の奏でる「仰げば尊し」。オリジナルは未見なので何とも言えませんが、本人がわざわざリメイクしたということは、市川崑自身は旧作より新作の方が優れてると考えていたのではないでしょうか(まさかオリジナルより劣ったもので満足するとも思えませんし…)。日本的ファンタジー映画としては完成度の高い作品だと思いますよ、7点献上。[地上波(字幕)] 7点(2005-09-24 00:06:18)
2. ビートルジュース
今にして思えば、実は「アザーズ」そっくりそのままだったという、ティム・バートンの先見性とこだわりと遊び心が見事に融合「してない」、散らかったままの子供部屋みたいなホラー・コメディ。初見時は何の前知識も無かったので、主人公夫婦がいきなり死んでしまったことにびっくりし、映画全体がホラー映画のパロディであると共に、「幽霊が幽霊に悩まされる」という捻った展開も新鮮でした。当時17歳のウィノナ・ライダーは人形みたいな可愛さですけど、本作でもやっぱり根暗な変わり者役(ま、一家全員が変人でしたけど…)。これを「三つ子の魂百まで」と言うのか? 6点献上。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-07-23 00:06:32)
3. ヒドゥン(1987)
B級SF映画はかくあるべき、「ターミネーター」一作目に勝るとも劣らない勢いのある映画です。あら筋は↓参照。逃げる方のエイリアンは極悪人(?)らしく、人間の身体は使い捨て。乗り移っちゃ殺し乗り移っちゃ殺しの繰り返し(殺すと言うより死ぬまで使うってコトか)、その無茶苦茶さがたまりません。アクションとしても良くできています。未見の方は騙されたと思って観てみてください。思わず7点献上。7点(2001-10-19 18:50:58)
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