みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ビッグ・フィッシュ 3年かかって百科事典のアルファベットのGまで読んだ父親が、息子に、家族に、周りの人々に与えたのは、Gの次の、読んではなかったHで始まるHAPPYだったのだ。そうだ、HAPPYなど理屈で理解するものではないのだ。葬儀に集まった面々の表情、しぐさがそうささやいていました。8点(2004-05-19 00:55:22) 2. ピンポン まずはCGをイヤミなくさわやかに映像表現した曽利監督に拍手です。CG技術者だけに、それがハナにつくような監督デビュー作ではないかという私の不安は見事に不的中。CGが浮くことのない、おみごと!な作品に仕上がっています。監督自身「役者の演技があってこそのCG」と言うように、それぞれのキャラを演じる役者もいいです。6面揃ったルービックキューブは、ヒーロー到来の記号だけではなく、6人のキャラがみごとにかみ合った象徴ではないかと推しました。ペコ、スマイル、ドラゴン、アクマ、チャイナ。ん、、、1人足りない。大人なジョーとオババは除いて、もう1人誰だ・・・。いた、キャプテン大田だ。荒川良々が実にいい味出してますねー。笑わせてくれます。それとピンポンのラリーのシーン。見応えたっぷりなのですが、このラリーという意味では、カット割のシーンと長回しのシーン、躍動感と会話の深み、これらもきれいにラリーされているように感じました。巧みです。次作に大きな期待を抱かせるのに十分な監督デビュー作です。9点(2004-04-27 11:49:52) 3. ひまわり(2000) どやどやと同年代の人物が集まってきて、一夜を過ごした翌朝、海岸でラストを向かえるというのは『きょうのできごと』の原点を見ているようでした。もっともこちらはファンタジー色が強く、回想シーンにあふれています。小学生の時、好きな女の子にボールをぶつけることができなかったことがあるような人には、すごく“ひまわり”がまぶしく映るのではないでしょうか。ただここまで謎めかす必要があるのかどうかは謎ですね。7点(2004-04-12 21:42:19) 4. ビューティフル・マインド 《ネタバレ》 ルームメイトだった友人のジェームズの存在に救われながら見ていたら、いきなり「幻覚」ですよって、えー!そりゃないよー、てな感じでした。不謹慎かもしれませんが、奥さんも実は幻覚で、ノーベル賞受賞式で妻に感謝を述べたスピーチに一堂呆然とする、という結末だったらこれはすごい映画だったろーなー、と思ってしまいました。6点(2003-09-07 23:00:58)(笑:1票)
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