みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 引っ越し大名! 「国替え」という折角の題材が活かしきれてないように思える。アチコチ飛ばされ続けた松平直矩主役で政治ドラマとして見てみたい気がした。星野源の演技はイマイチで、時代劇向きではないし主役の器でもないので少々退屈するが、脇役陣の活躍でどうにか最後まで見られる。ただし、オチは悪くないので後味はよい。[地上波(邦画)] 5点(2023-06-19 00:48:07) 2. ピエロがお前を嘲笑う 承認欲求なのか単なる愉快犯なのか、動機が少々わかりにくいが「青春映画」としてみれば、現代性もあってそれなりのデキだとは思う。ただし、ハッカーがリアルな破壊活動をするのは映画的には必要だとしても違和感があるし、サスペンス色も出そうとしたせいか、ラスト2回どんでん返しには無理を感じる。そこまでして捜査官を騙す必要があったのかどうかも疑問だが、グループ全体で「透明人間」になるためには必要だったということか。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-10-03 11:38:14) 3. ビューティー・インサイド 外見(顔)というのは、自己のアイデンティティーに関わる問題だが、男?の方はどうやらそれを克服している。他方で、顔は他者のためにあるとも言えるわけで、相方である女の方に精神的な問題が出てくるのは当然ではある。という意味では顔とは本人よりも他者にとって重要だと言えるのかもしれない。とはいえ、事故や病気や老い等々で外見は変化するし、時間と共に中身も変化することもある。そういった変化が伴う中で自己をどう保ち、他者とどう関わっていくべきなのか。年齢・性別・民族等々をどう乗り越えるのか。ファンタジーという設定を使いながら単なる恋愛映画に留まらず非常に普遍的で哲学的なテーマを扱っている。韓国映画のパワーを痛感させられた。[CS・衛星(字幕)] 10点(2022-09-24 09:36:56)(良:1票) 4. Be With You 〜いま、会いにゆきます オリジナルは未見。いくつかの疑問を感じながらもダラダラと話は進み退屈だなあと思っていたが、最後にどんでん返し的な種明かしという、視聴者をバカにしたような展開は好みではないパターン。ちょっと期待しすぎたか。女優の雰囲気は悪くはなかったが。[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-07-26 12:24:09) 5. 127時間 コロナによるステイホームで引きこもり生活が続いて過去を思い出す人が増えているらしい。ステイホームで死ぬわけではないが、このままどうなってしまうんだろうという不安感が閉鎖空間では増幅され、これまでの人生を振り返るようになるのかもしれない。また、いずれは経験するであろう余命宣告後の病室での孤独な時間においては必ず過去を振り返り自分の人生についてアレコレ考えるに違いない。ましてや、食料もなく身動きも取れず、ただ数日後の死を待つだけの閉鎖空間での孤独な状況では幻覚等を見てしまうのも当然であろう。本作は確かに映像作品として幻覚等の描写には成功しているようにも思えるが、基本的に主人公というか物語的に進行や動きがなく「内省」が中心なので退屈に感じる人がいるのは理解できるし映像化には不向きな作品ではあるとは思う。また極限状況での「軽い感じ」にも違和感があり、総じて悲壮感が足りないようにも思えた。原作は未読だが、この手の物語は文字による音声なしの独白形式の方が「人生を見つめなおす」という意味で向いているように思える。[地上波(吹替)] 5点(2020-11-30 14:02:13) 6. ヒミズ 《ネタバレ》 「普通でありたい!」と反発する。教師や父親という権威への葛藤。思春期のエネルギーが爆発している印象だが、これは所謂「中二病」の作品なんだろうか?311という破壊からスタートし、そこから生まれる「夢や希望」といった偽善。「愛」を歌い上げるシンガー。正義を声高に叫ぶ学者(宮台はよく出演OKしたなと)。それらをあざ笑い、対抗するかのようなカネと暴力。真実を求める少年にとっては全てが悪党だ。少年の怒りはエスカレートし、それら全てに対し病的に刃向かう。これが少年の正義だから。少年を支持してきた少女だが、茶沢さんは盲目的ではなく正気を失ってなかった。未来に向けて再生するかのようなラストだが、フラフラ走っている所に中学生的危うさも感じる。ここから2人は大人への道を歩んでいけるのだろうか?[インターネット(邦画)] 7点(2017-04-07 10:25:47)(良:1票) 7. 100回泣くこと 主演男女に魅力がない。病気モノなんだが、演技力の問題なのか切実さが伝わってこない。ストーリーはキレイな話なんだけどテンポが悪いのでかなり退屈。原作は有名らしいけど、改悪されて映像化に失敗したのかな。[CS・衛星(邦画)] 2点(2016-06-01 16:07:25) 8. 陽だまりの彼女 原作が有名で話題になっていたのは知っていたが、こんなにヌルイ作品だったとは。男優は存在感・魅力なし、上野樹里も使い切れていない。子役時代の2人はよかったかな。[地上波(邦画)] 3点(2016-05-08 10:33:09) 9. 日々ロック 野村は演技なのかヨクワカランし、二階堂ふみはヘタクソだし、それでも序盤の疾走感はバカ映画として楽しめたが、終盤にかけてボロボロだし、いろいろ厳しいモノがあった。[CS・衛星(邦画)] 3点(2016-04-11 07:20:56) 10. 蜩ノ記 《ネタバレ》 忠臣故に自ら汚名を受けて切腹という展開から主人公の潔さは感じるのだが、背景にあるのが跡目争いのゴタゴタというしょうもない話なので、物語としてはつまらない。映像美と役者の所作を楽しむ作品なのだろうが、登場人物はかなり自分を押し殺しているので、見ている方は内心を察するのが一苦労というか、ヘタすると淡々とした流れに感じてしまう。そんな中、少年の友情に対する発露が際だっていた。このシーンはよかった。[CS・衛星(邦画)] 5点(2015-12-25 12:37:21) 11. 白夜行 原作未読。ドラマ視聴済み。映画らしさはあるんだが、ドラマに比べるとあまりにも駆け足で説明不足なような。心情表現も足りないので、観客が推し量るしかなく、それはそれでよいのだが、原作かドラマを見ていないと、何がなんだかわからなくなる可能性も。[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-02-17 11:52:06) 12. ひまわりと子犬の7日間 実話らしいが、こういうのは感動話にするのではなく、ドキュメンタリーで様々な飼い主責任を社会的にしっかり問う方がよいのだろうな。[地上波(邦画)] 5点(2015-01-04 15:29:41)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS