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プロフィール |
コメント数 |
496 |
性別 |
男性 |
年齢 |
42歳 |
自己紹介 |
皆様のレビュー、いつも参考にさせていただいております。私のレビューも参考になれば幸いです。
2012年以降忙しくなったので、レビューを一言にしています(上半期分は6月末にまとめて投稿)。参考にしにくいかもしれませんが、あしからずご了承ください。採点基準は以前と同様です。
私の連絡先はこちら⇒えむいーあーる75jp[あっとまーく]yahoo.co.jp |
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1. 日の名残り
《ネタバレ》 英国人作家カズオ・イシグロの1989年のブッカー賞受賞作品を映画化した作品。
カズオ・イシグロの小説は独特のノスタルジーや丁寧で抑制された文体が魅力的(邦訳されたものしか読んだことはないですが)ですが、この映画はその魅力をとても忠実に写し出している作品だと思います。
英国貴族の執事を主人公に据えるという原作の着想が素晴らしい上に、その登場人物たちの言葉にならない様々な思いが音もなくぶつかり合う様を主演のアンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソンをはじめとした俳優陣が見事に演じています。主人のためには自分の思いを殺すことが最も大事だと信じて疑わない主人公ですが、その考え方を否定しつつもそのストイックなダンディズムに一定の理解を示し、敬意を表するかのようなカメラの視点が心地よいです。この映画は何度も観ていますが、去り行く時代への懐旧の情や仕事に生きたがゆえに実ることのなかった昔の恋を思い、果たして自分が過去にとった行動は正しかったのかと自問自答しながら旅に出る主人公の姿を観る度に、いつもなんとも言えない気持ちになります。
また、いくつもの屋敷で撮影を行ったと言うだけあって、当時の屋敷の雰囲気もリアリティがあります。風景の美しさも見所の一つでしょう。
お涙頂戴に堕しない、心で泣く映画です。[DVD(字幕)] 8点(2010-01-10 00:19:51)(良:2票) 《改行有》
2. ヒート
《ネタバレ》 特濃男汁が飛び散る男による男のための映画。アル・パチーノが刑事になって過剰かつオラオラな演技を披露すれば、デ・ニーロは例のキメ顔を惜しみなくさらしながら盗賊団の首領を熱演する。これが3時間続くのは正直少ししんどいんだよなあ。初鑑賞は中学生の頃だったと思うが、その頃から比べると評価は落さざるを得ない。僕も年をとりました。
この映画のテーマは「仕事と女(家族)」なんだということも今回鑑賞して気づいた。刑事にしても盗賊についてもみんな女のことで悩んでる。女って奴は何でこうも分からず屋かねえ。ジャスティンにしてもシャリーンにしても旦那の足を引っ張ってばかりじゃないか。男ってのは忙しいんだから家のことはお前らがきちんとやれよ。という男の目線には納得できるところもあれば納得できないところもある。ただし、この映画は設定からして、男の味方をしやすく作られているのだ。この映画に出てくる女達は弱すぎる。何だかんだで男におんぶに抱っこなのだ。これじゃ男たちが上に立とうとするのも無理は無い。現代から見ればそういう設定が少し時代遅れに見えてしまう。
でも、この映画が良いのはそんな小難しいところじゃない。とにかくこの映画のアクションシーンの迫力は圧倒的だ。特に銀行強盗のシーンとラストの空港での追跡シーンは白眉である。色々と欠点はあるけど、憎めない作品だ。[DVD(字幕)] 7点(2011-09-19 00:37:19)(良:1票) 《改行有》
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