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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ピッチブラック 《ネタバレ》 なんか一筋縄ではいかないジャンルが面白かった。 めちゃ「エイリアン」してるんだけど、ぜんぜんホラーじゃないっていうか、 スリルも恐怖も絶望感もない。 さらにチョイワルヒーロー映画の要素がある。 ジュラシックパークのようなアドベンチャーもある。 以前にリディックって映画を観た記憶が微かにあるけど、 本作はその関連作のようだ。 「暗闇に潜むクリーチャー」という設定が生かされていたかどうかは分からないが、 モンスターの擬態を観客に体感させるシーンがモンスターパニック映画としては面白かったと思う。 個人的に面白いと思ったのはメインヒロインを演じるラダ・ミッチェルが「暗闇に潜むクリーチャー」 という似た題材を扱った映画「サイレントヒル」にも主演していること。 この映画は軽くアッラーの神を批判し、イスラム系の子供は3人いれば3人が死ぬけど 白人の子供は一人いれば一人が絶対に助かる。 最後でイスラム教の信者は「何に祈ればいいのか分からない」といい、 白人の子は「私は分かる」という。 これは映画の出来と関係ないけど、 映画の中で宗教や文化の優劣をやるのってフェアじゃないと思う。 とても斬新だったのは冒頭でいきなり乗客全員を切り捨てようとした薄情なメインヒロイン。 いままでにないタイプだ。 こいつはたぶんソウでジグソーに拷問されるタイプだ。 ホラー映画的なものを期待したので、もっとグチャ、ドロ、ギャー!っていうのが欲しかった。 鑑賞中はリディックがオリジナルでこっちがスピンオフだと思ってた。 こっちを先に見ていたら評価も違ったかもしれない。 エイリアンの二番煎じにしては面白かったけど。 [DVD(吹替)] 6点(2013-09-09 01:51:01)(良:1票) 《改行有》 2. ヒルズ・ハブ・アイズ 《ネタバレ》 悪魔のいけにえ直系またはリスペクトなスプラッタホラー。 ウルフクリークのように旅行が怖くなる映画だ。 そしてクライモリのような奇形が沢山出てくる。 さらに北斗の県またはマッドマックスのような世紀末の雰囲気、 これと従来のスプラッタホラーとの組み合わせが面白い。 オープニングの、カントリーな映像と畸形児の写真とを交互に映す場面は効果音も決まっていて素敵だ。 奇形はクライモリもそうだったがSFファンタジーのようなところがある。 それが最もよく表れてるのは奇形の少女だったような気がする。 アクセサリーなどたくさんつけて不思議な存在感だ。 奇形少女とベッドで寝てるぬらりひょんは特殊メイクがよくできてる。 だいたいこういう映画は複数の若者バカップルたちの旅行(なぜか一人だけ童貞が混ざっていることが多い)の場合が多いが この作品の場合は家族旅行なので残酷度はそっちよりも高い。 普通のホラーならとっとと死ぬようなところを、痛そうにしていてなかなか死ねないところがさらに残酷だ。 殺人鬼の何人かはレイプみたいなことしてるけど、それがヴァイオレンスさや不快感を高めるためには効果的だけど、 直系ホラーはそういうことしない。 悪魔のいけにえなどは殺人行為の恐怖や残酷さのみで勝負している。 たとえB級ホラーにエロシーンがあっても殺人鬼はそこには関与しない。 だから個人的に殺人鬼がレイプとかするとなんかガッカリする。 殺人鬼がレイプしていいのはサイコサスペンスでだけだ。 この映画では殺人鬼というよりも悪党なのであるが。 スプラッタホラーの残酷さはあるが暗さは薄く、それよりもヴァイオレンスアクションのワイルドさが上。 しかし本家ホラーをリスペクトするところはして、変化球もしっかりとこなす優秀作だ。[DVD(字幕)] 7点(2013-07-14 14:01:03)(良:1票) 《改行有》 3. ビッグ・フィッシュ 《ネタバレ》 こんなにも素敵な作品があるなんて知らなかった。 そこには感動があった。 とっても不思議な世界があった。まるで魔法のようです。 自分だけの秘密の宝物を発見したような、 なんともいえないそれは、まるで不思議な夢を見ているかのようなそんな感じ。 または、自分だけの素敵な世界を発見して、そこを覗いてしまった驚きと胸のトキメキかもしれません。 見終わった後は、人それぞれの形で自分だけの輝き、目には見えぬ宝物を確実に受け取るはずです。 僕は物凄く心が躍っています! この世界は魔法と奇跡にあふれていると知ったからです。 生きるということは本当に感動的な喜びと、素晴らしい奇跡が常に自分を取り巻いているのだと、、、人生は感動的でなければならない、、、そんなこと初めて教わった気がします。 いや!実感しました。 生きることは素的なひとつの輝きそのものであると、この作品を見て思いました。 癒しの効果が抜群のヒーリング映画と言ってもいいかもしれません。 フォレストガンプを思い出させるところもありました。[DVD(吹替)] 9点(2011-04-03 04:02:43)(良:3票) 《改行有》 4. ビヨンド・ザ・リミット 《ネタバレ》 何人かがおっしゃいますように支離滅裂意味不明。 しかしこの支離滅裂具合がいい。ホラーとして心地よい。 基本はB級ゴアスプラッタです。 ただ、1本の作品で2、3本の映画をみているような感じがあります。 それは短編集という意味ではありません。 よく分かりませんが、現代と過去があり、それらがお互いに繋がっているはずなのに全然リンクしている感がありません。2つ(3つか?)の時代が上手く交錯していません。 見方が悪いのか、そう感じてしまった。 唯一「心臓」というアイテムでのみ繋がっています。 しかし、グロ描写に関しては「ゴアスプラッタの神が降りてきた!」ともいえそうな程に過激な素晴らしさです。 素晴らしいと書きましたが、万人にとって素晴らしいわけではありません、もちろん。 まず楽しそうな誕生パーティが、突如としてゴアスプラッタの血肉グログロ・デス場面へと変貌します。 そりゃもう引いてしまいますよ。 監督はだいぶスプラッタがお好きなようで、(レパートリーの多さから)それが伝わってきます。 一昔前のマンソンのメンバーみたいのが出てきて、ファンとして一瞬「お!これは!」と思ったけれど、あっさりと死にます。 マッドマックスにあったようなマニアックな喋り方をしていたけれど、美しく死にます。 そして定かではありませんが中世ヨーロッパのような時代背景では、 グロ殺戮と鬼畜拷問の末に公開火刑、悪魔への生贄にバラバラ死体、、、とグログロ続きます。 そういった場面は地下映画が大好きな自分としては、なかなか良くできていたと思います。 中世ヨーロッパの地下拷問系が好きなゴシック人間ならば見るべきです。 あと非常に素晴らしかったのが地獄の場面。 肉体ひしめく地獄は迫力があり素晴らしいですが、CG感たっぷり、B級感たっぷりで素晴らしいです。 昔の映画でもないのに、レトロ感すら漂ってきそうです。 もうお腹いっぱいでゲ○を吐きそうです。[DVD(字幕)] 3点(2010-08-13 03:38:55)《改行有》
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