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プロフィール |
コメント数 |
111 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
日本映画好きです。以前、Yahooブログに1000本掲載していたのが削除されてしまいました(涙)DVDよりスクリーンで観た作品の方が点が高い傾向にあるようです。月に3・4回は東京にある名画座に通ってます。 |
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1. 緋牡丹博徒 仁義通します
《ネタバレ》 個人的に岡田茂氏追悼で、シリーズで唯一観ていなかったのですが、完全に侮ってました。シナリオも丁寧に練られいて、待田京介や長門裕之の役回しがとても巧かったと思います。殴りこみのシーンの盛り上がりは屈指ですね。そのなかで、藤純子の肩に待田の刃が止まるシーンには涙。「お竜参上」のような安部徹の度が過ぎる悪役ぶりがなかったのがやや残念でもあるが、片岡千恵蔵が出るラストはまるで藤純子に「シリーズご苦労だった」という緋牡丹流の演出にもみえた。このシリーズには、人にせよ、背景にせよ日本的な美しさが散りばめられていますね。[DVD(邦画)] 8点(2011-05-12 22:57:38)
2. 秀子の車掌さん
成瀬=高峰コンビの第一作。成瀬作品には珍しくほのぼのとした作品でバスを舞台にしている点で、なんとなく清水宏作品を思いださせるが、清水宏ほど演出に強い効果を狙っている訳でもなく題名どおり「国民的アイドル高峰秀子」を前面に出した作品なんだと思う。その高峰秀子は純朴な少女を演じている。彼女は17歳。この年は山本嘉次郎作品「馬」でも純朴な少女を演じていて(東北弁の使い方がとても巧いんです)、「恐るべき役者」と思ったのだが、このほのぼの感も計算した演技なんだろうか。この時期の高峰秀子の作品はもっと観たいですね。成瀬監督であればもっと面白く出来たんじゃないかという所でこの点数です。しかし、山梨を舞台にバスが名所「笛吹川」を渡っているのも興味深いです。19年後に老婆役として再びあの川を渡る事になるとは。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2007-10-23 17:21:21)《改行有》
3. 人も歩けば
東宝色が強くみえて、岡本喜八作品のカラーに近いものを感じましたね。東宝喜劇系ではやはりスピードとテンポ、そしてユーモアが抜きんでている感じがする。それは、タイトルまでのナレーションを持って、観る者をワクワクさせる事からも明らかだ。
沢村=横山の親子、横山道代の表情と動き、沢村貞子の性格演技が組み合ったヘンテコでユーモアのある質屋一家も川島演出ならではです。そのほかにも、藤木悠、加東大介らが完全に川島ワールドの車輪となっているし、春川ますみ・小林千登勢の若さが、作品に好影響を与えていますね。特に、小林千登勢の存在をもって「貸間あり」の重さ・暗さが排除された感じを受けました。
タマに観る脱線も程よい加減で、川島演出を楽しめました。[映画館(邦画)] 8点(2007-08-30 15:30:13)(良:1票) 《改行有》
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