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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ブレインデッド ↓こんな映画を修学旅行で観せちゃいかんだろう! どんな学校だいっ?と言いつつ、個人的には大好きな映画。むちゃくちゃやるならここまでやれっ! ゾンビの飼育、神父のカンフー、芝刈り機でゾンビ刈り、そして何故かラテン美女。未だにここまで無茶した映画は観てません。ニュージーランド、あなどれん。脳死状態で思わず9点献上。 9点(2001-07-10 17:58:20) 2. フォレスト・ガンプ/一期一会 アメリカ戦後史の陰と陽、表と裏を淡々と描いていく。ガンプが歴史の表舞台を歩き続けるのに対し、ジェニーはHIVで死ぬまで裏街道を歩き続ける。ただ一瞬のみ、お互いの愛情を確認した陰と陽、表と裏が交わったときに誕生したのがジュニア。そんな非常に切ない物語を、感動させるように作っているのがズルイ。でも感動しちゃいました。だから9点献上。9点(2001-07-03 13:30:40)(良:4票) 3. フォーエバー・フィーバー いや、ホント面白い。ブルース・リーかぶれの主人公が「サタデー・ナイト・フィーバー」らしき映画(オリジナルのシーンやビージーズの原曲は一切使われていない怪しさ)を観た途端にジョン・トラボルタにかぶれてしまう。「サタデー~」を基本にベタベタなストーリーで展開していきますが、アジアン・テイストとノスタルジーもあってグッときました。更に、性同一性障害の弟が「ティファニーで朝食を」の衣装で現れたり、ラストにトラボルタ天使が去っていくシーン等、随所に映画への愛も感じられました。お薦めです。それにしても、邦画を観てこんなに共感することも無いのに、初めて観たシンガポール映画にこれだけ共感させられてしまうとは、日本映画界、このままじゃ本当にヤバイヨ、8点献上。8点(2003-01-12 18:56:38) 4. ファイト・クラブ 最後のオチには「おお~っ」ではなく「そう来たか」という印象(どんでん返しものに慣れすぎた)。しかし皆さん書いている通り、殴り合い映画だと思ったら全然違うし、作り込み方では「セブン」を凌ぐ(【☆】さんの書いている通り。タイトルバックまでが、ある意味伏線)。「ゲーム」が散々な印象だっただけに、私にとっては正に革命映画ってことで8点献上。8点(2001-08-12 22:56:25) 5. ブギーナイツ おや、意外に評価低いぞ。「人には必ず他人より優れたモノがある」という信念にすがり、と同時に、周りの人に支えられながらでないと生きていけないっていうテーマは普遍的で、切なくて感動したけどなぁ。バート・レイノルズもハマりすぎで怖かった。ということで敢えて8点献上。8点(2001-07-08 18:39:46) 6. ブラス! 《ネタバレ》 サッチャー政権時代の「構造改革」で英国労働者階級が被った受難と、それでも失わない誇りを描いたヒューマン・ドラマ。全編、ひたすら淡々と進むのが良い。一応はブラスバンド大会での優勝やリーダーの病気等、それなりにドラマチックなエピソードが展開していきますが、決してスポ根映画的に感動を煽ったり、お涙頂戴に流れたりしない。現実に奇跡は起こらない。バンドが結束しようと大会で優勝しようと、彼らは失業し、先の見通しも全く立たず、多分リーダーの病気も治らない。しかし誇りを胸に、今でも彼らは威風堂々と暮らしていることでしょう、7点献上。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-21 00:01:36)(良:1票) 7. ブルース・ブラザース2000 私、前作はほとんど忘れてしまっている位だから、別に思い入れもありません(だからレヴューもできないままです)。従って、この映画に対する否定的なコメントも非常に良く理解できます。ホント寒い位にくだらなく、出来も悪いと思います。けど、けど、最後のザ・ルイジアナ・ゲイター・ボーイズのライヴ・シーンでは目が潤んでしまいました。それ以外のライヴ(ミュージカル?)・シーンもナンバーも最高にイイ! こういうのは反則だとは思いますが、映画にではなく、音楽とそれを「聴かせてくれる」多彩な、そしてビッグなゲスト達に、謹んで7点献上。7点(2003-08-14 05:23:29) 8. 風雲 ストームライダーズ 「北斗の拳」と「ドラゴン・ボール」を合わせたような向こうの人気劇画の映画化だそうですが、それをそのまま映像化しようとする香港映画人スピリット溢れるアクション映画。こっちで言えば「かめはめ波」「百裂拳」「武空術」「竜巻旋風脚」等が、まんま映像化されています。「マンガみたい」という形容詞は不要、マンガそのものなのです。「親の仇」や大げさな演技、やけに挿入歌を多用するのは向こうの特徴ということでご愛敬(↓主人公が二人いるんですけど、確かに誰が誰だか判らなくなる可能性あり)。とにかく楽しいマンガを読んだような感じで、7点献上。7点(2001-11-28 21:05:47)(良:1票) 9. ブルー・イン・ザ・フェイス 「スモーク」の続編ではなく姉妹編というところ。こちらは前作とは違ってブルックリンという町を主役に、きっとほとんど脚本のないまま撮影したんでしょう。でも、とにかくいい味出してます。こりゃハーベイ・カイテルの当たり役だ! 永遠にシリーズ化を希望したい(いつまでも彼らの日常を見ていたい)。「ハイ・フェデリティ」風に言えば、現在憧れの職業「トップ5」第一位は「ブルックリンのタバコ屋の店長」です。ということで7点献上。7点(2001-11-13 22:55:54) 10. プレタポルテ セレブリティばかりが出てくるわ出てくるわ!(これだけで充分皮肉にはなっています) 基本的には「ザ・プレイヤー」と同じように業界(今回はファッション)を風刺する群像劇。例によって長尺ですが、やっぱり最後まで面白く観せてくれます。有名人の量と内容は前作より上だと思います。孤高の反骨作家ロバート・アルトマンに7点献上。7点(2001-10-03 15:54:24) 11. プリティ・リーグ この映画の女性達に勇気づけられること請け合い。男勝りの女を演じさせたらジーナ・デイビス、あんたにかなう女優はいない。しかし【ドラえもん】さんじゃないけど、数十年後に一堂に会したシーンのおばあちゃん達が、それぞれの女優さんにそっくりだったので、びっくりしました(特殊メイクじゃないよ!)。こういう題材をしっかりと映画に作るアメリカに7点献上。7点(2001-08-13 01:15:34) 12. プライベート・ライアン 物量作戦ってのはこんなものでしょう。死んでも死んでも次から次に人を送り込むってことなんだから、我々がシミュレーション・ゲームでやってるようなことを、生きた人間でやるってことなんだから…(この冒頭のシーンを見せるだけで充分反戦映画になってる)。映画としては上陸シーンがすごすぎて、上陸後のスケールダウン感が激しく(上陸シーンが映画のバランスを崩してる)、難しいところなので、取りあえず7点献上。7点(2001-08-07 19:39:55) 13. フロム・ダスク・ティル・ドーン ↓あっはっはっはっ…(ぜえぜえ)。いきなりこんなコメントズルイ…。しかし、この話の展開は誰にも予想できない。これこそ誰にも喋っちゃいけない映画だよ。それにジュリエット・ルイスが可愛くて良かった。ロドリゲス、これ以降パワー失速状態。最後のパワーに7点献上。7点(2001-08-01 18:33:24) 14. フェイス/オフ 私、ジョン・ウーはこれが初体験だったので、痺れました。アクション映画の様式美ここに極まれり! 荒唐無稽すぎる内容なんかどうでもいい程の圧倒的画力。一つのことに秀でてるとすごいってことに気がつきました。しかししかし【mskt】さんに同じく、衝撃はこの1本だけだったってことで7点献上。7点(2001-07-30 19:17:30) 15. ブルワース 大統領選挙ものだけど、ファンタジックな痛快作。アメリカでは結構話題になったみたいだけど…。「幽霊になるな精霊になれ」というインパクトのあるメッセージが好き。それが最後に意味を成してくる。失うものは何もないと言いたいことが全部言える。ちょっぴり切ない物語ですが、緊迫感もあり、映画として良くできています。私にとってビーティ映画ではベストです。従って7点献上。7点(2001-07-30 12:56:02) 16. ファミリー・ゲーム/双子の天使 父母のどっちに引き取られたとしても超~リッチという、正にアメリカ的お伽話。もう少しコンパクトにまとめても良かったとは思いますが、ディズニーらしく家族で安心して鑑賞できる仕上がりにはなってます。そして何と言っても本作で特筆すべきは、双子のシーンの違和感の無さ。子供向けの作品であっても最高度の品質を提供してくる、これぞハリウッドの底力。すっかりお騒がせセレブに成長してしまった当時11歳のリンジー・ローハンも、中々のリアクション演技を披露してます(名子役って感じじゃなかったですけど)。唯、曲がりなりにも結婚まで考える女性なんですから、父親の婚約者をもう少し魅力的に描いても良かったんじゃないかな。これじゃデニス・クエイド演じる父親は馬鹿なスケベ親父です。そんな訳で、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-18 00:02:01)(良:1票) 17. ブレックファースト・オブ・チャンピオンズ アメリカ消費社会の現状を、かなりシュールに描いたブラック・コメディ。そと面が普通な人々も、内面は全員が心身症か性倒錯者。家庭は既にメディアに侵略され、夫婦の会話もテレビCMのキャッチフレーズで代行する。金持ちでも偉人でもなく、「テレビに露出してる」ということだけがセレブの条件。一歩外に出れば、そこに溢れるのは自分達の生活の副産物・産業廃棄物。異常と正常の規範は無くなり、むやみやたらとカミングアウトして、ひたすら権利を主張することだけを是とする社会。God bless America! カート・ヴォネガットJr.の原作は未読ですし、確かに映画としての出来も余り良くないとは思いましたけど、この辛辣な内容だけで私は充分楽しめました。でもこの状況を、日本も笑って見てはいられませんね、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-02 00:01:31) 18. フェリシアの旅 望まない妊娠をしてしまった少女が自分探しをするタイトル通りの物語として始まりながら、見終わってみれば、実はサイコ・スリラーだったという作品。見慣れたサイコ・スリラーとは全く違って、主人公のフェリシアと、普通の社会人として暮らす殺人鬼の行動と心の情景を、淡々と美しく描いていく不思議な映画になってます。孤独を知り尽くした天涯孤独の中年男は、孤独な少女達の心へ巧みに入り込むことが出来る。男と少女の偽りの関係の終わる時が犯行の時。しかしこの殺人鬼は、フェリシアの心の中に真実を見る。この時、彼の長い旅は終わりを告げるのです、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-21 00:03:09) 19. プロヴァンス物語/マルセルの夏 本当に何も起きない。20世紀初頭、フランスの比較的裕福な一家がプロヴァンスで一夏を過ごすだけの話。しかし、それが観てる方にも束の間の休暇を与えてくれる。映画は大人になったマルセルの思い出という形で作られているので(大人の本人は一切登場しませんが)、余計郷愁を誘う形になっている。自身にはこういった思い出は皆無(若しくは忘却の彼方)だし、両親への愛着もマルセルの様にはなかったので、小さな「父の栄光」を我が事の様に一喜一憂するマルセルを羨ましく感じました。また、教職の父も非常に人間臭く、こういうのを微笑ましいと言うのでしょう、6点献上。6点(2004-07-29 11:15:08)(良:1票) 20. プロポーズ ハッピー・エンドの予想がつくラヴ・コメディだし、独身男の持つ結婚のイメージが類型的でもありましたが、男性にとってのマリッジ・ブルーと結婚に追い詰められていく様子には中々共感できる部分があり、個人的には面白く観れました(ま、結婚生活に期待と不安を持つことは男女に違いはないでしょうけどね)。クリス・オドネルのプロポーズも良~っく解ります。相手が好きなのは間違いないし、結婚したい気持ちにも間違いはない。でも、今一つ心の中では踏ん切りがついていないことが表情に出てしまう。女性はこういうことに敏感ですからねぇ。私も気をつけないと…、6点献上。6点(2004-07-15 23:33:42)
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