みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. プラダを着た悪魔 恋愛と仕事、自己実現と他者、その間で揺れ動くキャリアウーマンの姿を、簡潔な切り返しと透明なショットで運んでいく。タイミング悪く携帯電話が鳴ったり、突然変身したアン・ハサウェイに驚く二人など、安易な印象を受ける。ファッションという武器が不発ではないかなあ。[映画館(字幕)] 4点(2006-11-24 17:02:49) 2. ブロークン・フラワーズ インターネットのモニターをバックに隣人である友人が手紙の匂いを嗅いで見せたりする。コンピュータで財を築いた男は、ただ臭気を得るためだけにそこにいるかのように、無表情(ビル・マーレイがキュート)を崩すことなく女性と時間を共有する。することといえば、質問をすることだけ。質問することの意味、無意味が大きく男に押しかぶさり、過去が霧消してゆくラストはなかなかのものだが、ジャームッシュにしてはどこかモノ足りない。[映画館(字幕)] 7点(2006-05-06 20:40:05) 3. プルーフ・オブ・マイ・ライフ グウィネス・パルトロウが始終わめいていて少しやかましい。夢、幻想やフラッシュバックで亡くなった博士を登場させる脚本、編集以外に、「これぞ映画」というプルーフがどうも見当たりませんでした。[映画館(字幕)] 5点(2006-01-16 17:30:16) 4. 冬の日 日本独自の文化である「連句」を一句一句、内外の名だたるアニメーション作家に解釈、イマジネーションしてもらいアニメーション作品とする着想が素晴らしいです。そして30数名ものアニメーション作家の作品を、流れるように鑑賞できる贅沢には幸せを感じます。池辺さんの音楽もそれぞれの作品に合っていい感じですね~。私はけっしてアニメに造詣が深いわけではありませんが、一つ一つの作品の個性から、その作家の他作品を見てみたいという鑑賞欲が湧き上がってきます・・・特にはロシアのアレクサンドル・ペトロフさんのガラス画の繊細なタッチに強くひかれました。それにしてもアニメーションとはまさにアニマ=魂が宿ったものであることを再認識させられた次第であり、先日放送されていたドキュメント番組で見た川本喜八郎さんの人形アニメに対する情熱には敬意を表さずにはおれないのであります。[CS・衛星(字幕)] 10点(2005-05-14 23:42:14) 5. フォーン・ブース 低予算、アイデア勝負の脚本勝ち映画。コメディに翻案できそうだな~・・・オフの声を生かしたシチュエーションは陣内智則だな~とふと浮かんでからは、コリン・ファレルがどうしても陣内智則に見えてしまい、恰幅のいい警官はケンドーコバヤシ、妻は友近、浮気相手は・・・などとキャスティングを考えてしまったのでありました。[DVD(字幕)] 6点(2005-04-13 14:04:28) 6. ファム・ファタール(2002) 《ネタバレ》 全体を貫く夢とデジャブー。もしや私は今、、、この映画を見てレビューしている自分を夢見ているのではないだろうな、、、と考える自分が夢に出てきそうな映画。5点(2004-05-08 00:26:21)(笑:1票)
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