みんなのシネマレビュー |
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21. フェアリーテイル(1997) イングランドの牧歌的な風景の中,こうした作品が生まれることは極めて自然なことのように思われます。私も「知ってるつもり?」を見ちゃいましたが,映画として割り切ってしまえば良いと単純に考え,全編に溢れるイングランドの風物を味わいながら結構楽しみました。7点(2001-11-21 20:05:58) 22. プリティ・リーグ 私も題名を見て,キワモノか,と勘ぐったのですが,何と史実を元にした見応えたっぷりのドラマとして,素晴らしい作品に仕上がっていました。監督役のトム・ハンクスが実にいい味を出していました。今時鼻くそほじった演技で視聴者を唸らせるなんて,やはり並の俳優じゃございません。ラストシーンのすかすがしさも特筆ものです。ずらりと並んだ往年の女性プレーヤーたちを見てびっくり。本当によくできていました。そして,監督は既に・・・。野球が映画の素材として,如何にロマンをかき立てるか,という典型。9点(2001-11-10 19:56:53) 23. フラバー そう,これはリメイクなんですね。ロビン・ウィリアムスということで期待して見たのですが,どうってことなかったのが残念。6点(2001-11-10 19:40:36) 24. 不滅の恋/ベートーヴェン 古典的な均整美と,流麗にしてこの世のものとも思われない言わば彼岸の美に満ちたモーツァルトの音楽に対して,ベートーヴェンのそれは,すぐそこまでロマン主義の足音が近づいているだけに,ずっと等身大の人間に近い気がする。不器用で気難しく,それでいて男として肝心なことは結構好きで・・・。本作には,妙に人間くさく親近感をつい覚えてしまうベートーヴェン像が描かれていて,実に楽しめた。8点(2001-11-10 19:25:23) 25. ファンタジア 音楽と映像の幸福な融合である。60年後の続編でもそのまま使われた「魔法使いの弟子」はやはり全編の白眉である。ビデオでみたのがとても残念・・・。8点(2001-11-10 19:13:22) 26. フック 91年作品。このころになるとさすがのスビルバーグの神通力も弱くなってきたのか,「1941」や「レイダース」ほどのインパクトには欠ける嫌いがある。ただ,バブル崩壊のこの年,こんな現実から遊離したファンタジーが有っても良いのでは,と思った。そうした作品にロビン・ウィリアムスはうってつけだし,ダスティン・ホフマンのフック船長の悪党ぶりも見事の一語に尽きる。おもちゃ箱をひっくり返したようなスピルバーグの世界を何も考えずに家族で楽しむに相応しい作品。7点(2001-09-15 19:00:01) 27. フィールド・オブ・ドリームス ケビン・コスナーの野球モノの中ではこれが一番だろう。淡々とした運びの中に野球への断ちがたい思いを満載させている。とうもろこし畑の球場に当時の選手が一人一人現れるシーンは全編の白眉である。8点(2001-09-15 18:46:53) 28. フェア・ゲーム(1995) ま,シンディ・クロフォードを見ることに徹すべき映画でしょうな。貨車の中のシーンなど,そっちだけを見ればなかなかです。6点(2001-09-08 11:43:44) 29. ファイヤーフォックス ソ連潜入の緊迫感あふれる前半と空中戦の後半のコントラストは鮮やか。荒唐無稽極まりないストーリーは悪くないとは思うが,さすがに20年を経て空戦シーンの特撮は時代を感じざるを得ない。しかし,前半の息苦しいほどの暗い映像,「ペイルライダー」もそうだったがイーストウッドって暗い性格?とついつい思ってしまう。M・ジャールの音楽はここでも素晴らしい。飛沫が飛び散るような弦楽の速いパッセージに輝かしいブラスが乗るマーチは実にカッコイイ。7点(2001-08-04 01:48:02) 30. ブレイブハート 徹底的にリアリティを追求した映像処理ももちろん凄いが,英国史の一面を鋭い骨太な筆致で,書き殴ったような印象を受けた。どうしてワールドカップにはイングランドとスコットランドが出るのか,某F1ドライバーの国籍はGBでもヘルメットのデザインは青地に白のクロスなのか,帝国主義とナショナリズムとは何なのか等々,多くのことを考えさせてくれた。暴言を承知で一言,わが国のウォレスは藤原経清だ。それにしても不作不作と言われた95年のアカデミー賞だが,これと「アポロ13」の一騎打ちとは高レベルの年だったのではないか。曲はどっちもJ・ホーナーの感動的なスコアだし。10点(2001-07-01 23:22:51) 31. ブラス! 期待しすぎたか?実はあまり印象に残っていないんです。最後の「威風堂々」も今一つしっくりこなくて,遂に浸れなかった。唯一,女房も家庭も顧みず自らの夢のため高価なトロンボーンを買ってしまう男の馬鹿さ加減に快哉を感じたことと,綺麗なお姉さんがバンドに入っただけで集まってくる男達の姿。これって絶対真実だ。蛇足ながら,この作品を見る2年前,クライムソープ・コリアリーバンドのCDを買った。映画音楽にも馴染みの深いマルコム・アーノルドの曲集だったが,こちらは素晴らしく楽しい内容だった。5点(2001-07-01 23:07:31)(良:1票) 32. ファンタジア2000 楽曲の既製のイメージにこだわりすぎると,楽しめないかもしれない。「ローマの松」と鯨,「火の鳥」と楽園の花々等,前作以上かどうかは分からないが飽きずに集中できた(映画館デビューの3歳の息子は飽きた)。「鉛の兵隊」+ショスタコーヴィチのPCの映像は秀逸で,これこそ全編の白眉だ。8点(2001-07-01 22:49:36)
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