みんなのシネマレビュー |
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21. ぷりてぃ・ウーマン 実話の映画化だから、こんな元気で前向きなおばあちゃんたちが本当にいるというのを広く世に知らしめただけでも、多くの老人世代に勇気を与えたことだろう。事実、劇場は老人・中年パワーで大盛況だった。本物の俳優がシロウトらしく・演技する・というのも難しかろうと思うが、草村さんなどは実にオドオドした感じでやっていた。(笑)なにか手作りのような雰囲気もある、素朴な作品になっている。老年(熟年?)ベテラン女優(淡路恵子は貫禄たっぷり)に混じって、西田尚美が好演している。 7点(2003-11-26 19:03:48) 22. フェイク これが実話っていうのが感慨深いものがある。家庭を持った捜査官がこんな生活すれば家庭崩壊は間違い無しだよ~ FBIの非情さを感じる。ディップはそのあたりの苦悩もちょっと見せてたね。メインは二人の切ない友情、うまい人たちなので印象深い作品になっている。7点(2003-10-15 18:01:25) 23. 深く静かに潜航せよ 《ネタバレ》 あのサウンドオブミュージックを作ったW・ワイラー監督が作った潜水艦ものです。演出力が確かな人が作ると月並みな作品には終わりません。話は第二次大戦の豊後水道が舞台です。もちろん相手は日本の海軍。アメリカの潜水艦と日本の艦隊がその海域で戦うのですが、冒頭C・ゲーブル扮する潜水艦艦長の船はさんざんにやられてしまいます。日本海軍が結構強くて手強い、という描き方です。で、彼はB・ランカスター扮する潜水艦の副艦長が今度は艦長に昇進して出撃、部下も祝福、という潜水艦に乗り込んで自分がやられたリベンジに艦長になってしまう。これってその後の潜水艦ものでも同じパターンがありました。Uー571でもKー19でも「君にはまだ早い」って言うの。で、2回目の戦いを繰り広げ、彼の采配で日本海軍の艦隊を打ち破る。アメリカ映画としてはかなり一方的でない、客観的な戦いぶりを描いてると思うので負けても嫌な感じがありません。7点(2003-09-07 11:30:38) 24. ブリジット・ジョーンズの日記 レニーちゃん大好き人間としてはブリジットのキャラに彼女がマッチしてて楽しめた。コメディだからね、まっ話はあんなのでもありなのではないかと・・・(単純・気楽に見たの)。ヒュー様といい、なんだかキャラが限定されてくるようなのも苦しいと思うんだけどね。7点(2003-08-19 18:41:57) 25. ファンシイダンス 着眼点がいいですよね。お寺の厳しい修行も、普通の青年なら本音はこんなものだろうと思わせる。感動モノではイランや中国、迫力・スケールではハリウッド、演技力・格調ではイギリス、おしゃれではフランス・・とそれぞれかなわない。日本はこういう軽いコメディタッチでうまく見せるのが一番かもしれない。7点(2003-06-07 21:18:10) 26. ファーゴ 地味な作りだなぁーという印象でしたが、りく&あんさんのコメントで目からうろこ・・でした。身重の警官が捜査してても、家に帰れば夫がいて普通の生活があるという描写がある。。むごたらしい殺人が同じ画面で起こっても、それで一般的なサスペンス映画とは全く違う印象になったのでしょう。コーエン作品は奥が深いです!7点(2003-06-07 20:58:45) 27. PLANET OF THE APES/猿の惑星 「猿」とひとくくりにしてもゴリラ、チンパンジー、オランウータンなどその性質も特徴も様々。それを今回はよく描き分けていた。一番凶暴なのがチンパンジーで、セード将軍はまさにその凶暴なチンパンジー。ティム・ロスのサルっぷりは見事だった。M・クラーク・ダンカンはメイクなしでもいけそう。ウォルバーグもなんだかサルっぽい。老猿のC・ヘストンに「銃は危ない」と言わせたり、バートンらしい遊び心も見られて面白い。話はともかく、私はこれはこれでバートン流の猿を結構楽しく見た。7点(2003-06-05 20:17:48)(良:2票) 28. フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白 一言で言えばアメリカ版「浦島太郎」純愛編、といった感じ。そもそも人間を冷凍して50年も忘れてるとか突っ込みどころも多々あるストーリーは、いくらファンタジーでもちょっとイージーすぎる気がします。 今回初めて気づきましたがまだ丸顔のイライジャ・ウッドがとっても可愛い。 出番も多くて助演級の重要な役回りですが、ツリーハウスの模擬飛行などギブソンとの共演シーンも印象的な達者な役者ぶりでした。ということでイライジャに1点プラス。 6点(2004-11-06 18:24:47)《改行有》 29. ブラザーフッド(2004) 《ネタバレ》 点数に関係なく前述の皆さんの言われてる事の多くに共感します。戦闘シーンのリアルな迫力はハリウッド映画並みの激しさで、一体どうやっって撮ったのかと思うほどです。主演の俳優はじめ韓国俳優の熱演にも感心します。 ただこういう素晴らしさの反面マイナス要因もあって、臨場感を出すハンディカメラが終始ぶれて見難い。これがほとんど全篇の戦闘シーンやそれ以外でも多用されるのはかなり辛くて気になります。 ストーリーの甘さに突っ込みどころも多々あります。いきなり強制徴用された素人が職業軍人のような活躍をしたり、弟が死んだと思い込んだ兄が敵方に寝返って活躍、そこへ弟が一人で乗り込んで再会、無事なんてのはあまりにご都合的・安易な感じです。このあたりをはじめ話にリアリティがなく、悲劇性を盛り上げるような演出にはかえって醒めてしまいます。 泣けたのは混乱の中で兄弟の出征を見送る母が列車を追うくだりや、婚約者の悲劇など兄弟愛とはまた違う戦争の悲しみでした。同じ同胞が戦った朝鮮戦争という国の悲劇、これを兄弟愛を軸にすさまじく迫力のある映像で再現した、という韓国映画の勢いと俳優のうまさは実感します。 6点(2004-07-12 19:29:27)《改行有》 30. フォーン・ブース どこにでもいそうなかる~い傲慢男が電話ボックスに閉じ込められて、どんどん恐怖にさらされて、どうなるんだろう~?とこれだけの時間飽きずに集中させたのはなかなかの出来だと思います。コリンの一人芝居状態で、彼はこれでまたずいぶん役者を上げたんじゃないでしょうか。でもどうして彼なのか、とか神様気取りの男には嫌悪感があってラストもすっきりしないし、というところもある。6点(2003-12-13 15:06:10) 31. プルーフ・オブ・ライフ コロンビアの誘拐・殺人事件があったことから考えると、これは非常にこの国の実情がよく描かれていると思う。こういう犯罪が貧しさゆえのビジネスになっている。舞台や題材の着眼点が新鮮で知らないことを教えてもらった、という気がする。公開当時主演の二人の仲ばかりが取りざたされて作品自体の評価がされなかったようだが、恋愛を絡めてやや印象が散漫になったような気はする。6点(2003-11-28 00:14:41) 32. フィールド・オブ・ドリームス メジャーリーグどころか野球にも疎いので、選手の名前もさっぱり分からない。よく知ってる人はこの作品がより理解できていいでしょうね。ファンタジーとしてみるとスケールの大きい夢物語だと思うが、いかんせんどこに感動するのかよく分からない。 6点(2003-08-19 21:14:34) 33. ファイト・クラブ D・フィンチャー・バイオレンスっていうだけで引いちゃうんだけど、この話は意外性があって面白い展開だった。ノートンもブラピも良かったが、やっぱり暴力的描写は私の好みではないのでこの点数です。6点(2003-08-19 21:04:02) 34. フラッシュダンス ダンスが吹き替えって・・・知らなかった。公開当時と最近も見たけど、あの躍動感あるダンスシーンと音楽のみがダントツに印象的で、話の細部はすぐ薄くなってしまう。ジェニファーは可愛くていいけど、踊れたらもっと良かったのに・・・6点(2003-08-19 18:23:13) 35. ブラック・レイン 皆さんがおっしゃるように松田優作の狂気じみた演技は鬼気迫るものがある。健さんもマイケルもやや霞む気がする。あと若山富三郎やアンディ・ガルシアも良かった。まぁあんまり好みのジャンルでないので、バイオレンスにはちょっと引いてしまうものがあります。6点(2003-08-19 18:14:35) 36. フック ややお子様向きかも・・ファンタジックでキャスティングも豪華でそこそこ楽しめたけど、いまいち乗り切れなかった。6点(2003-04-29 15:10:39) 37. フォエバー・フレンズ 「去年の夏」のバーバラ・ハシーが懐かしかった。ベッド・ミドラーは歌も良かったがこの人はどこにでても存在感がある。長年の友情って肉親並の深い思いがあるのでこれも共感できる。6点(2003-04-29 14:11:03) 38. 舞台よりすてきな生活 子供嫌いの売れっ子劇作家が隣に越してきた女の子と触れ合って友情が芽生えて云々というお話。ハートフルコメディといった作りでいくつか笑える面白いシーンもあるが、コメディといえるほど面白くはないし心に響くほどのハートフルさがあるわけでもない。 下心から嫌いな子供に近づいた作家と少女の心が通い合って作家の気持ちが変わるというのも、描き方が表面的にすぎるようで物足りない。赤ちゃんが欲しい妻とのハッピーエンドにもかかわらず消化不良ですっきりしない気分。そんな中で一番良かったのがロビン・R・ペン。子供っぽい夫をフォローする良き妻で、アメリのようなおかっぱヘアが可愛くて笑顔が素敵でとても魅力的だった。 5点(2005-02-07 19:35:42)《改行有》 39. 二人で歩いた幾春秋 これは木下監督が道路工夫の河野氏の歌集に感銘を受けて書き下ろしたもの。ということで作中には彼の素朴で生活感あふれる歌がいくつも引用され、そのままエピソードとなっている。戦後の貧しい夫婦が一生懸命働いて一人息子を大学に入れて、、という苦労話の年代記もの。主演も「喜びも悲しみも幾年月」と同じ佐田・高峰コンビというので二番煎じのような感じもする。話も淡々と流れメリハリがなく印象は薄い。 [ビデオ(字幕)] 5点(2004-11-06 18:27:39)《改行有》 40. フォー・ウェディング 結婚の話で一応ハッピーエンドなのに、「ラブアクチュアリー」なんかと違って見た後のシアワセ感がない。 なぜ?とモヤモヤしたのがエンヴィさんのレビューで納得。 そうですよねぇ、なんかシニカル。アメリカに対する皮肉っぽさはいいけれど、あのヒロインじゃ共感しにくい。 しかもアンディはどう見てもいい人顔でミスマッチだし、、 第一なぜアメリカ人の彼女がいつもイギリスまで結婚式にやってきてたのかがわからない。(誰かの友人?) 彼女が結婚した経緯も、ヒューが結婚を決めた経緯もよくわからない。 いろんな「?」が先立ってしまって話にも乗りきれない。 5点(2004-06-20 22:55:32)(良:1票) 《改行有》
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