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プロフィール
コメント数 450
性別 男性
自己紹介 大阪府出身、岡山県在住、阪神・下柳と同年月日生

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【製作年 : 1930年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  フットライト・パレード これはもう前半のドラマ部をすっ飛ばして、後半の3本立てショーを見てやってください。その前に、そうそう途中でネズミの格好をして登場する坊や、あ゛っ、あの子だ!「ゴールド・ディガース」で誰やねこの子と私がベタ惚れした坊やだ、嬉しいな~。ショーはもう2つ目の水中レビューが圧巻、バークリー炸裂。照明のオン・オフによる万華鏡水中花はただただ見とれてしまいます。合間のエロチックなアングルもバークリーで、いったいレビューガールが何人いるのか数えてみるときっちり100人でした。バースデーケーキのような舞台を上から捉えた立体的なショットも迫力あります。そして「上海リル」に流水のように繋がっていくわけですが、いよいよギャグニー登場(ギャグニーだと分からせるまでが憎い見せ方)、リルに扮するのはルビー・キラーで、彼女のチャイナドレス姿の美しさには「オリエンタル~」と呟いてしまいます。温存していたルビー・キラーのタップが始まると、ギャグニーも応酬、アメリカ万歳で舞台は幕を閉じ、バークリー万歳で私のレビューは閉じるのでした。[CS・衛星(字幕)] 10点(2006-02-07 12:50:18)

2.  プラチナ・ブロンド 私なりに感じるキャプラ感を。人間というものは、おおよそ負の部分と正の部分を併せ持つグレイな存在であり、もぐら叩きのように負と正が顔を出したり引っ込めたりするものだと思っています。キャプラは自らの生い立ちでの経験上、そのことをよく知っていて、作品を通してそのような誰しもが持つ人間の内面をややもすればステレオタイプな人物設定や物語設定を利用することにより描いたのではないか。多面的な一人を表現するのに一面的な多数をもって表現したのではないのかな~と思うのです。一つの作品すべてをひっくるめて一人の人間なのです。よって人間のいやらしさなどを見せられたときにドキッと感じる瞬間、人間の高潔さや純粋さを見せられたときにホロッと感じる瞬間・・・その両方が自分であることの真実性に気付き人は心動かされてしまうのではないかな~と。そしてそのような人間の本質を提示しながらもなお良心を信じてやまないところがいわゆるキャプラタッチ、と言えるのではないでしょうか。このプラチナ・ブロンドもゆるやかに上流社会と小市民の図式で展開され、虚栄心や虚飾性で生きる人間と率直性や等身大性で生きる人間とを描きます。映像としても、流水ガラス越しのラブシーン、満月下のテラスでの3ショットなど美しく、大邸宅を表現するカットを割らない複数の部屋移動、ガラ~ンとした邸宅に響く声とその後の大賑わいの対比などキャプラの映画作家ぶりを感じさせてくれます。またこの作品がキャプラ・リスキンコンビの最初の作品で、その後の二人の活躍を見るとまさにプラチナな作品なのであります。9点(2004-12-16 22:08:01)(良:4票)

3.  ブルグ劇場 舞台の演目内容とストーリィが絡み合う技巧さに加え、この物語は純粋な人々の織り成す人間模様をウィーンの名門劇場、社交界を背景に格調高く描かれています。悪意のある人間が全然出てこないんですね。老いらくの恋に無邪気な老優、愛する人に一途な娘、芝居に直線的な若者・・・。男爵夫人は虚栄心に従順で、男爵もただ妻の愛を獲得したいだけ。そういった人々の真っ直ぐな思いがぶつかり合ったり、すれ違ったりして、犠牲となり落胆する者も出てくるわけですが、最後には乗り越え、気高さと希望を再び抱く・・・光のある脚本です。そして演じる役者陣の素晴らしさが脚本と両輪を成し、クラシカルな名車のごとき気品がうかがえます。眠ったままライナーの胸に顔を埋めるレニのショットからファウストを演じる老優ミッテラーのクローズアップ、そしてブルグ劇場の全景で締められたラストにはシビレました。<演じる>を材料にしたビターなスウィーツといった作品であります。9点(2004-12-04 00:27:29)(良:1票)

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