|
1. ブロークバック・マウンテン
《ネタバレ》 空、山、羊の群れなど印象に残るシーンが多く、殆どが美しい映像だと思えました。しかし、主人公2人をはじめ、登場人物それぞれの複雑な思いがきちんと描かれているなと思ったにも関わらず、「単なる男と男の愛情の映画ではない。」とか「これは人間愛だ。」等と謳われているような所までは、私の中では昇華されていないかな。 受け入れ難いとまでは行かなくとも、男同士のラブシーンはやはり不自然で、しかもそうなるまでが早急だった感が拭えず、その点をもう少し丁寧に描いて欲しかった・・・そうは言っても、トータルで言えば好きな部類に入ります。 イニスの娘に対する愛情だけは常に一定で揺るがず、娘もパパが大好き。そういう点があったからこそ、イニスの複雑なキャラクターも理解出来た気がするし、全体を通してただのホモ映画に貶めなかった気がします。[映画館(字幕)] 7点(2006-03-28 00:41:39)
2. ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
アメコミと言えば、最近は「スパイダーマン」や「バットマン・ビギンズ」など大作続きで、どうしても比較してしまいそうになるのだけど、これはこれで、この軽さがいいのではないかしら?脚本もたいして練られたものでないし、善と悪の対峙もそう緊迫感がない。1人だけ醜い姿になり、妻(婚約者?)にも逃げられる男の哀しい表情にも悲哀を感じず、1人スター気取りのタイマツ男の行いが時々笑えるのだけど、全体を通して決定打がない。だけど、主人公と元カノのじれったいやり取りから想像出来る結末も、このヒーロー達の行く末も直球勝負で、ある意味気持ち良かったかな。
複雑な人間相関図も必要なし、物語の伏線に気をつかう必要なし、本当の黒幕は誰だと勘ぐる必要もなし、時々はこういうのもいいかなって感じでした。[試写会(字幕)] 5点(2005-09-16 23:16:18)《改行有》
3. フォーガットン
《ネタバレ》 多分こういったオチだろうと思っていたので、別段がっかりもしなかったです。予告では 「やつらが聞いている。」と言った途端、お空に吸い上げられるように人間様が飛んでいったではありませんか。勘の良い人は予告で、勘の悪い人でも上映中に気づいてしまうオチ・・・ だけど、私は全体を通して結構面白く観れたのでいいのです。「めぐりあう時間たち」でも感心してしまったのだけど、ジュリアン・ムーアの泣きの演技ってば、もう他の追随を許さないかも・・・ う、うまい・・・と唸ってしまいました。 (だって、子を思う母親の気持ちが切ないったら・・・) しかし、上映後友人がポツリと言いました。 「宇宙人よ。親に子供の記憶を忘れさせる実験って何に必要なのか教えてくれ。」 と。 私が感じた親と子の愛情・絆が、一瞬にして壊れて、大爆笑となりました・・・[映画館(字幕)] 6点(2005-06-20 00:49:58)(笑:1票)
4. プライド 栄光への絆
アメフトのルールなど知らなくても、楽しめました。評価が少ないのですが、それだけ人気がなく地味な作品だったのかしら?? どんなスポーツであれ、打ち込んだ事のある人なら感情移入できるし、心に何かしら「悔い」のある人間なら、スクリーンに映る彼らを観てエールを送りたくなるはず。目一杯頑張った事は、どんな形であれ(勝・敗、達成・挫折に関わらず)自分の糧になるもの。ラストの清々しい彼らの表情にはそれが表れています。主要な登場人物が抱えている様々な問題は、ありきたりと言えばありきたり。 でも、最初から最後まで飽きずに鑑賞出来るし、十分に楽しめる作品だと思います。コーチ役のビリボブはやっぱり上手いし、ソツなく演じていますが、同時期に同じアメフトを扱った映画 「僕はラジオ」 を鑑賞(DVD)した後だったので、やはりこういった役は、エド・ハリスの方が上手いなぁ(はまってる)と思いました。
[映画館(字幕)] 7点(2005-06-18 16:18:25)《改行有》
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 0 | 0.00% |
|
3 | 0 | 0.00% |
|
4 | 0 | 0.00% |
|
5 | 2 | 5.56% |
|
6 | 9 | 25.00% |
|
7 | 15 | 41.67% |
|
8 | 5 | 13.89% |
|
9 | 4 | 11.11% |
|
10 | 1 | 2.78% |
|
|
|