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1. プレデターズ(2010)
《ネタバレ》 期待せずに見たせいか思ったより楽しめましたが、楽しすぎたというほどでもなかったのも事実。まず集められたメンバーのうち、医師、凶悪犯、ヤクザの面々は戦闘のプロとは思えず、なぜ拉致されてきたのか疑問が残ります。
またバラバラだったメンバーがチームとしてまとまっていきプレデターと対決していく展開ならもう少し楽しめたのかもしれない。しかし主人公ロイスはリーダー的位置にいて状況把握もし次の行動を提案するが信頼を勝ち得ず結局成り行きで進んでしまう。いっそのこと一部隊をまるごと連れてきたほうが対プレデターに集中できたのではないだろうか?(そうなると一作目により酷似してしまうかもしれないが…)。
プレデター以外にも異星人は存在してるようなので、そちらと共闘するというのもおもしろいかもしれない(次回作に期待?)。[DVD(字幕)] 5点(2013-06-03 17:50:14)(良:1票) 《改行有》
2. THE 4TH KIND フォース・カインド
《ネタバレ》 幸いといっていいんでしょうかね?私はUFOを見たことがないので、
仮にUFOを見たよという話をされても、すごいねー、というだけだと思いますし、
宇宙人に拉致されたの信じてと言われて、すんなり信用できるとは思えません。
劇中ではわからずやで嫌に見えた保安官ですが、おそらくこのような反応をするのではないでしょうか。
真実に迫ろうとすると起こる超常現象ですが、
映像が乱れるのをみると、どこか作為的に見えてしまいます
(結構インパクトがありますが)。
シュメール語(文明)がからんでくるところはおもしろいと思いましたが、
こういうのを見るたびに、何千年も直接干渉してこない宇宙人は気が長いなと思いますね。
結局肝心な部分はぼかして、見た人に丸投げにされてしまっているので、
どこか中途半端に見えて、わざわざ映画という形にする必要があったのかは疑問です。
それはそれとしてミラさんも母親役をやるようになったんだなと、
しみじみ思いながら見てました。[DVD(吹替)] 6点(2010-06-30 00:07:54)《改行有》
3. ブラインドネス
《ネタバレ》 最初に想像していたのは世界規模で起こる病魔の原因と治療法を究明するパニック映画でした。
実際には大半が隔離された病棟での人間ドラマで、しかもその内容が重かったです。
この映画は目が見えない感染病が発生したら社会はあるいは世界はどうなるのか、
という事象を追っていくシミュレーション的な作品ではなく、
その特異な事態に遭遇したとき人は何を選択し、どう行動するのだろう、
ということを考えるバーチャル的な作品のような気がします。
目が見えないというのは相手の顔がわからないということであり、
この映画では名前ではなく職業(特徴)で人物があらわされていたりと、
インターネットの匿名性のようなものを感じさせます。
理性があれば、普通はレイプしようと考えません。
しかしお互いの顔が見えないとしたら、罪悪感が減少するかもしれません。
また銃などの力を手にしたら、欲望が暴走するかもしれません。
強制された場合に、自分の正義や尊厳をつらぬけるのか?
もしかしたら簡単に崩壊してしまうのではないか、などと考えたりします。
面と向かっては言えない(言わない)ことも、ネットの書き込みでは書いてしまうように、
匿名性により人間の醜悪な部分が垣間見えることもあります。
映画ではそのリアルとバーチャルの中間的な状況を描こうとしたのかと想像します。
冒頭の病人を隔離して丸投げというのはありえないかなと思ってましたが、
世界で流行したインフルエンザのニュースの中で、
評判(自己利益か?)を優先し診療拒否をしていた病院があったのを思い出し、
あながちフィクションですまないのかもと思わされました。
[DVD(吹替)] 6点(2009-05-14 20:11:54)(良:1票) 《改行有》
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