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1. 弁天小僧
河竹黙阿弥の作で五幕八場の世話物「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」、通称「弁天小僧」を題材に更なるエンターテイメント性を加えた軽快で楽しい作品。女装でもろ肌脱いで入れ墨を見せ、啖呵をきるあたりは歌舞伎そのままに粋な演出。江戸っ子の中の江戸っ子を演じるには上方役者の雷蔵は何処かはんなりしているが、そこはお愛嬌で【STING大好き】さんおっしゃる通り雷蔵の魅力が満載だ。押し寄せる御用提灯と屋根瓦の上での大捕物にはワクワク。時代劇の醍醐味を存分に味わえる。7点(2004-02-16 12:23:26)(良:3票)
2. ベニイ・グッドマン物語
<「グレンミラー物語」に関するネタバレあり>演奏シーンがどれも良い!見ながら思わず身体が動くし、普段は聞かないけどビッグバンドの楽しさを感じます。「グレンミラー物語」といっつも混同するんでよね。「死んだのどっちだっけ?」みたく。それってこれが「グレンミラー物語」の2番煎じだからなのか・・。「シング・シング・シング」がグッドマンで「茶色の小瓶」がミラーね。 7点(2003-11-13 10:55:12)
3. ベン・ハー(1959)
この映画を初めて見たのはもう30年近く前、TVででした。当時はVTRなど無いワケですから「良かったから何度も見る」というのは不可能で、一所懸命心の中に焼き付けておくのが常でした(カセットデッキが登場してからはカセットに録音して、音を聞きながら場面を想像したもんです)。この作品はそんな私の心に強烈に焼き付けられた映画で、今見てもあの頃の興奮を思い出します。子供の頃見た時には冒険物語としてワクワクしましたが、大人になってからはベン・ハーの自分の人生は自分で切り開いて行く意思の強さや常に自分を裏切らない姿勢に心打たれました。「少年少女文学全集」的なモノを読んで育ったロマンチストには堪えられない映画と言う気がします。10点(2003-07-08 18:17:13)(良:2票)
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