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プロフィール |
コメント数 |
565 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
三度の飯より映画好きです。どうぞよろしく。 ※匿名性ゆえの傲慢さに気を付けながらも、思った事、感じた事を率直に書いていますので、レビューによって矛盾が生じていたり、無知による残念な勘違いや独善的で訳分らん事を書いているかもしれませんが、大きな心でお許し下され。 ※管理人様、お世話になっております。 ※レビュワーの皆様、楽しく読ませて頂いております。
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1. ベンジャミン・バトン/数奇な人生
《ネタバレ》 ラストにベンジャミンの関わった人々が順番に登場しますが、早い話し〝人生ってのは誰もが数奇でしょ?〟って事なんだと思います。しかし人生を語る割りには人物描写が浅い感じがします。〝若返り〟という題材にしても、口にはするものの若さへの渇望や恐怖が希薄なのです。ケイト・ブランシェットがプールで健康体の女性を見て泣きますが、そういったシーンをもっとブラピで見せてほしかったです。結局のところ肉体的に逆行する事に関してはさして重要ではなく、極端に普通の人生ではなかった一例を見せているように思います。またそんな事は別にど~でも良かったとしても、例えば大人になって最初に二人が再会した時にブランシェットがブラピを誘惑するシーンであるとか、ブラピとティルダ・スウィントンとの夜の密会シーンであるとかが全く官能的じゃなかったりするのです。そんなこんなで、つまらなくはないのですがフィンチャー監督がいったい何を一番見せたかったのかが良く分かりません。色々と詰め込み過ぎているようで、逆回転の時計などは思わせぶりに登場したのに作中に活かされていませんし、また現在のシーンで病院を直撃する嵐もニュース画面で省略するのは些かズルイんじゃないかと。
ただ、祖父と孫のようなベンジャミンとデイジーが夜中にテーブルの下で秘密を語り合う場面は作中で最も象徴的であり怪しくも幻想に溢れ素敵なシーンだったと思います(短かったので見誤ったかもしれないが海上の戦闘シーンも良かった気がする…)。
ところで若返りネタだと少し前にフランシス・フォード・コッポラ監督が「コッポラの胡蝶の夢」なる作品を撮っていますが、こちらはアカデミー賞にノミネーもされず…。コッポラとティム・ロスのコンビじゃ旬じゃなくダメだったんでしょうけど、〝若返り〟という事に関して撮ったとするならば私はコッポラ監督作の方を支持します。[映画館(字幕)] 6点(2009-02-23 18:32:01)《改行有》
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