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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ペイ・フォワード/可能の王国 《ネタバレ》 まあまあ、面白い。けれど、やっぱり唐突な感じがする。唐突その1 なぜ彼はあのアイディアを着想したのか?(浮浪者とのやりとりがきっかけのようだけど)、唐突その2 どうして、あんなに老成した聖人のような感じにたどり着いたんだ(記者のインタビューのシーン)、唐突その3 なぜ、先生への善意が自分の母親と引き合わせることなのか、唐突その4 なんで死んでしまうのか。というか、監督は彼を殺す選択をしたのか。唐突な成り行きと道徳的なメッセージ。つまり、なんか寓話みたいなんですよ。現代を舞台にしたイソップというのがワタシの本作の解釈です。ココロには残るけど、なんかモヤモヤする。以下余談。「利他」という考え方なんだとは理解していますが、このアイディアを厳密に考えると、そう簡単に善意を受け取れなくなりますよね。善意のネズミ講が飽和した先には、相当窮屈な世の中があるようにも思われ。なんて考えてしまうのが、日本のロクでもないワタシです。[DVD(字幕)] 6点(2021-12-10 06:22:59) 2. 蛇イチゴ 《ネタバレ》 マスダ君のお母さんはたぶんホントに病気なのでしょう。倫子の信じていたものがことごとく崩れていく。父も母も、恋人も。うそつきなはずの兄も、蛇イチゴを採ってきてしまう。西川監督のデビュー作。物語後半、こなれた感じの関西芸人が映画の雰囲気を全部持っていっちゃって、ぼやけてしまった。いや、宮迫氏がどうということではないのですが、つみきさんが受けきれなかった感じ。[DVD(邦画)] 5点(2013-05-18 16:46:56) 3. ベンジャミン・バトン/数奇な人生 《ネタバレ》 クィーニーの言葉が印象的。「みんな行き先は同じ。ただ、違う道を通っているだけ」。ベンジャミンも、この世に生を受け、成長し、恋愛し、愛する人に抱きしめられて看取られ死んでいくワケです。ただ、そのプロセスが他の人と大分違っていただけ。だんだん若返っていく、という怪物といっていいベンジャミンなのですが、「少し変わった人」として周囲から受け入れます。その体質から、必ずとんでもないドタバタが始まるのだろうと思い、心配しながら見てましたが、それがない。淡々とした感じがとても良いです。いつかもう一度、いらぬ心配をすることなく、デイジーとベンジャミンの物語として観てみたいです。そのときは、必ず点数が上がるだろうと思っています。[DVD(字幕)] 7点(2011-10-15 08:38:56)(良:1票) 4. ベルヴィル・ランデブー 《ネタバレ》 歌とダンスのシーンは、かなり好き。サントラ買ってもいいくらい。しかし、他のシーンはかなりキツイ。あえて演出されたザラついた感じだと思いますが、心の奥底で受け入れられない感じ。いろんなもののバランスが狂ってる上に、出てくる食いもんがいちいちまずそうなんだもん。鑑賞後、「紅の豚」で口直ししましたけど、これってもしかして、○ブリの思うつぼですか?【10-12-25;追記】サントラ、やっぱ買っちゃいました。こりゃ、かっこええぞ!+2点! [DVD(吹替)] 5点(2010-12-29 13:29:57)《改行有》
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