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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ボウリング・フォー・コロンバイン 全編をアメリカにおける銃社会と政府・メディアに対する皮肉に満ちた笑いでまとめていて、肩肘張らずに観る事ができたのは、取り上げたテーマのみならず映像作品としてもクオリティが高いと思う。誰だって理想と違う社会の姿に戸惑う事はあっても、それを提唱し実行に移すのは非常に難しい。しかしそれを恐れず積極的に働きかけるジャーナリストとしてのマイケル・ムーアの姿には心動かされるものがあった。何より大事なのは、今作を観て少なくとも何かを感じて考える事だと思う。今作を観たからと言ってそれを鵜呑みにするのは危険だと思うけど、銃犯罪や偏ったメディア社会をひとつの問題として捉えるのは大事だと思った。8点(2003-09-09 23:48:48)(良:1票) 2. ぼくの神さま 子供たちの姿を追うことで戦争の悲惨さ自体は伝わってくる。ハーレイ君をはじめとした子役の演技もなかなかのもの。ただ、ストーリーはひたすら重くて起伏がないし、細かいことを考えれば意味が分からなかったのも多い。特にトロの行動が不可解。だから感動どころか“悲惨やな~”程度にしか思えなかった。6点(2002-08-19 00:27:19) 3. 仄暗い水の底から ホラーとしてはストーリーが思ったよりもしっかりしていたんで、肝心のホラーシーンが印象に残るほど怖くなかった。さらにクライマックスの展開でさらにどっちつかずで興ざめ。ただ全編のムードはそこそこ出てたし、黒木瞳の演技もさすがだったし、個人的にはラストシーンが一番こわかった。5点(2002-07-13 00:06:50) 4. ポエトリー、セックス 「女と女と井戸の中」のサマンサ・ラング監督による官能サスペンス。…と言いたいところだけど、話が淡々と進むうえにプロットも少なく説得力に欠ける。となると、売り(?)のラブシーンも必然性を感じられない。シーンの空気にもいまいち緊迫感がないし…。3点(2001-11-09 23:50:47) 5. 僕たちのアナ・バナナ すごくよかった!細かいところにもきちんと笑いが織り込まれてるし、音楽や映像もセンスがいい。自分の意志と社会上の立場とのジレンマに悩む聖職者を、B・スティラーとE・ノートンがコミカルかつ人間味あふれる演技で魅せてくれる。やや作りすぎな印象もぬぐえない脇役もくどくなく、J・エルフマンの美しさも手伝って(笑)、ほんと“最高のラブコメだ”と思った。10点(2001-09-26 00:22:16) 6. ぼくが天使になった日 社会と家族のあり方を優しく描いた、S・マクレーンの第1回監督作品。現代の人間が抱える問題や悩みから目をそむけずに、かつこの作品をそれに対するひとつの答えとして見出せるものに仕上げたところに、S・マクレーンの監督としての才能を感じる。A・D・リンツをはじめとするキャストの演技も素晴らしい。子供も親も大人もそれぞれが考えさせられる佳作。8点(2001-09-17 00:22:15) 7. ホテル・スプレンディッド 笑いとかサスペンスとかがゴチャマゼになってるけど、それが微妙なバランスを保っていて最後までおもしろかった。BGMが笑いを誘っている感じでいい。支配人の怪演が印象的8点(2001-06-05 02:21:28) 8. ホワイトアウト(2000) 日本映画にしてはかなり頑張った感のあるアクションだが、なぜか個人的にハリウッドのB級アクションと遜色ないような気がした。脚本は悪くないが、これを観て原作読もうって気にもなれないし、悪役があまりにもベタすぎるのもマイナス。キャラをもうちょっと練って欲しかった。6点(2000-09-12 01:51:42)
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