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【製作年 : 2020年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ボーはおそれている 《ネタバレ》 本国アメリカでは大外れで、アリ・アスター監督が日本市場に最後の期待を寄せている作品。 製作費を回収するためには日本で35億売り上げる必要があり、上映規模から言っても不可能に近い数字だ。 早速見に行ったが、これは確かにアメリカでは受けまい。主人公の優柔不断さは発達障害からくる精神疾患レベルで見てて楽しくはない。 主人公であるボーがそうなった理由が母親にある事は後半に明らかになるが、そこまで緊張感が維持できるか。 中盤の劇は良くできていたが何となくウェス・アンダーソン臭もする。 これは結局のところボーの母親がいわゆる「毒親」であった事が結論だと思うが、ラストの救いのなさが更に見終わって憂鬱感を増す。 3時間の長さでこの映画をリピートして見たいという人がどのくらいいるだろうか? 少なくとも私はもう一度見たいとは今の所全く思えない。 アリ・アスター監督は「もうこのような映画は撮らない」と語ったそうだが、今回の失敗を次に活かして欲しい。[映画館(字幕)] 5点(2024-02-16 22:30:05)(良:1票) 《改行有》 2. ホーリー・トイレット 我が街のミニシアターでは夜の1回上映のみですが、その晩の客は私1人の貸切上映でした。 こんなの上映してたら潰れちゃうよ、と思った。それとも見に行く私がいかんのか。 「#マンホール」と違ってキレのあるシチュエーションホラーを期待してたのですが、全くのダメダメでした。 これ、ドイツのコント番組か(映画ではなく番組)と言うくらいの安いコメディです。 ならそれはそれで笑えればいいんだけど、これが鉄筋のブッ刺さった腕は痛そうだし、便器に手を突っ込んだりとか汚いしで全く笑えない。 英題の「Holy Shit!」が最も適切なクソッタレ!な映画でした。[映画館(字幕)] 4点(2023-03-06 10:28:20)《改行有》 3. 母性 《ネタバレ》 湊かなえのライフワークだそうですが、それにしては切れが今二つですね。一つではなく二つ。 冒頭から大地真央と戸田恵梨香の薄ら寒い母娘芝居が延々と続く。二人の異常な関係を示す為に必要かと思うが5分も見ればうんざりだ。娘が産まれてようやく話が動き出す、と言うか捩れ曲がり始めるが、大地真央の退場で再び引っかかる。ここの真相はクライマックスで明らかになるがそれにも納得がいかない。そもそもなぜ自宅を人に貸してまであの鬼義母のいる義実家に身を寄せねばならんのか?そこも納得がいかない。 この作品で湊かなえが言いたかったのは「母性は生まれついての本能よりも後天的に育成される面が大きい」と言う事だろうが、この登場人物全員がヘンなドラマからそれを読み取る事は難しいと思う。 戸田恵梨香と永野芽郁は本作の撮影後に「ハコヅメ!」に移ったそうで「思う存分はっちゃける事ができた」そうだ。そりゃそうだろう、こんなストレス溜まりまくりの役どころをこなした後じゃ。[映画館(邦画)] 5点(2022-11-23 16:38:03)(良:1票) 《改行有》 4. ホラーマニア vs 5人のシリアルキラー 《ネタバレ》 設定的にはまぁまぁ楽しめました。5人のシリアルキラーが個性に富んでおり「これは面白そうだ」と思った。が、思いの外弱く終盤ちょっと盛り下がった。主人公の男が「俺ならシリアルキラーをタクシー運転手にする」とプロデューサーに持ちかける件が後のシリアルキラー間の身の上話の伏線となるが、高IQのシリアルキラーにあっという間に矛盾を指摘されてバレてしまうところが面白かった。ホラーファンはシリアルキラー物にそこまでのリアリズムは求めてないけど彼らはマジだと。まぁ彼らはそれが本職?だからねぇ。。。[インターネット(吹替)] 6点(2022-09-15 09:01:01) 5. 炎の少女チャーリー(2022) 《ネタバレ》 これもおよそ40年ぶりのリメイクかぁ。こんだけ離れるともはやオリジナルの記憶も甚だ怪しく・・・覚えているのは空を飛ぶ火の玉に釣り糸がはっきり見えていたくらい。ストーリーもグダグダだったような。良くも悪くもスティーブン・キング原作ですね。 本作はストーリーもすっきりして大変見やすいです。そこはまず評価。変に道徳的にはせずにB級の超能力バトルにすればそれなりに見れる作品になると思ってたんで、クライマックスで父親がチャーリーのスイッチを押して能力爆発と来た時は「そうそう、それで正解だよ」と思った。が、ラストには幻滅。あの男との超能力バトルで決着つけんとあかんでしょ。7点は上げられると思ったのにラストで2点減点です。[映画館(字幕)] 5点(2022-06-23 08:32:36)《改行有》
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