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プロフィール |
コメント数 |
894 |
性別 |
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自己紹介 |
ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。 「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。 映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。 目指せ1000本! |
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1. 火垂るの墓(1988)
《ネタバレ》 当初は「反戦映画ではない」とジブリ側からコメントがあったように、世間知らずの裕福だった兄妹が疎開先での愚かな行動によって破滅していく姿を、作者の実体験を基に描いているに過ぎないのだと思う。妹を見殺し同然にしたのに生き永らえ、それを飯のネタにした作者の疾しさと後ろめたさが中盤の清太の亡霊を通じて伝わってくる。親戚とは折り合いが悪かったが穀潰しだとしても、恥を忍んで働くことを選べば飯と寝床はある程度提供してくれるだろう。ただ、作者にあった強かさが清太にはなかった。誰もが我先にと生きることに必死だった。恐らく兄妹ともども生きて戦後を迎えても、逞しく乗り越えられる自信はあったのだろうか。戦争でなくてもこの物語は通用する。反戦に結びつけるにはちょっと極端だ。[地上波(邦画)] 5点(2015-07-09 19:33:23)(良:2票)
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