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1. 本陣殺人事件
「犬神家の一族」の前年、横溝正史ブームの先陣をきったのが本作だったんですねぇ…。メジャーの横溝作品に比べると、いかにもなATG臭さが全編を覆ってましたけど、この耽美的世界観は横溝作品にぴったりの様な気もします(顔が1/5位しか見えないカツラの高沢順子が怖~)。それにしたって、本来なら金田一耕助が関係者一堂を集めて真犯人を特定するのがセオリーの筈。しかし本作は、終盤にダラダラと真相が明かされていくので(一部は犯人の独白)カタルシスが非常に小さい。この高林陽一の娯楽に背を向けた作風が、ATGのATGたる所以でしょうか…、5点献上。5点(2005-03-24 00:06:07)
2. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
「タイタニック」とは比べられないですけど、パニック(人間模様)映画としては出色のでき。転覆した豪華客船内のアドヴェンチャーというアイディアと、それを映像化するっていうことに敬服します(今観ちゃうとどこかで見たシーンの連続ですが、こっちが最初です)。【出木松博士】さんへ、その答えが知りたければ「ポセイドン・アドベンチャー2」がありますよ(内容は保証しません)。ってことで7点献上。7点(2001-08-16 23:39:00)
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