|
1. ぼくらと遊ぼう!
全11話のシリーズで構成されたこの作品は、日本ではビデオ三巻で発売されており、その内容はあらゆる驚きと楽しみに満ちています。主人公の小グマ二匹の変幻自在のイマジネーションなど、単なる子供向けの内容ではなく大人の鑑賞にも充分堪えうるクオリティを持っています。さすが監督のブジェチスラフ・ポヤルは日本の川本喜八郎などと同じく、チェコの巨人イジー・トルンカの元で仕事を学んだだけのことはある。各話ごとに登場するサブキャラも色っぽい雌の豹や、見栄っ張りの犬、お調子者のヤギと個性が際立っていて良く、毎回変わるお洒落なオープニングタイトルも可愛いです。もし自分に子供がいたら見せてあげたいアニメーションNo.1。さあ、皆で一緒に遊びましょう![ビデオ(字幕)] 9点(2005-10-12 14:27:32)
2. ボッカチオ'70
《ネタバレ》 ここまでボリュームのあるオムニバス映画は初めて観ました。まず第一話目は何やら慌しい男女間の恋物語、二人揃って会社を辞めるところにはスッキリ。いかにもイタリア的なほのぼのとした結婚騒動劇、個人的にはこれが一番好きです。二話目は気味と言うか気色が悪い…、しかしこの面白さは流石。看板の絵が変わるところはもはや「世にも怪奇な物語」の世界に入っています。小悪魔的なアニタ・エクバーグのキャラクターも良い。三話目は巨匠ヴィスコンティ、はっきり言ってただ喋っているだけでそれほど面白くない。ある意味ではこれが一番期待していたんだけどなぁ、猫のシーンには癒されました。最後はネオリアリズム、ヴィットリオ・デ・シーカ。見るからに陽気そうなお祭りの雰囲気、しかしその裏側では…というお話。歌って踊るソフィア・ローレンが可愛い。以上これらの有名監督たちのコラボレーションが楽しめる何とも贅沢な時間でした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-06-06 19:27:15)
3. 牧笛
いや~水墨画アニメって初めて観たのですが、感想はとにかく「美しい!」の一言。しなやかな曲線に流れるような映像美。もっと他の作品も観てみたくなりましたが、その耽美な映像にどうしても眠気を催してしまったのでマイナス1点。7点(2004-09-27 18:52:54)
|