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プロフィール |
コメント数 |
210 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=8512182 |
年齢 |
49歳 |
自己紹介 |
映画は娯楽である。笑ったり泣いたり学んだり、空想という鑑賞時間を過ごす「芸術作品」である。実際に映画づくりを体験していない人間に、映画批評が出来るとは思えない。プロの批評家でもなく映画を作った経験も無いのだから、作品のシナリオや背景など、基本設定に理屈っぽくケチをつけるようなナンセンスな行為はなるべく止めにしたい。映画好きのハシクレとして、作家が作った作品を、素直に楽しみ、感動できる姿勢を何よりも大事にしたいと思う。 |
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1. ぼくの伯父さん
一定のテンションで延々と続く物語にはちょっと中弛みしなくもないが、60年も前に撮られた映画なのが信じられない。この監督は観る側を笑わせるつもりでこのユーモラスな映像を撮ったのだろうか、変なわざとらしさや、あざとさが全く感じられない。「いくらキレイな家を立てたって、ハイセンスなデザインに凝ったからって、所詮、お前らの暮らしなんてこんなもんだよ」と言わんばかりに、あらゆるシーンに盛り込まれている文明社会への徹底的な皮肉。生活を忘れオシャレな家を作ることだけに精をだし、掃除と庭見せに明け暮れるお母さん。機能美を目指して人間の作ったものに人間自身が振り回されている現実。昔大学でデザインを学んだ時、ハイセンスな西欧の昔の家具をインテリぶって賞賛したものだが、実際に自分が住むなら、やっぱり土のある庭と、畳敷きの部屋がいい。木造家屋だって、襖と障子と欄間の部屋だって立派なインテリアなのだ。人間が安らぎ豊かな生活を送るためにデザインはあるワケで、ユロ監督から本当にデザインに必要なものを諭されているようで恥ずかしかった。‥‥‥エンディング、おじさんが旅立った後に父親と子どもが交わしたイタズラ。皮肉たっぷりに映画全体を作りながらも、一筋の光明を最後に忘れないこところが心憎い。[映画館(字幕)] 8点(2005-09-24 12:32:25)(良:1票)
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