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1. マルサの女
《ネタバレ》 新年一発目に脱税映画というのも何ですが、なかなか面白かったです。「お葬式」はイマイチだったけど、これは良いですね。何と言っても国税局という悪役のイメージを逆手に取ったようなアイディアがお見事!前半で悪徳実業家・ヤクザ・銀行家などに散々丸め込まれておきながら、後半で"マルサ"となった主人公が一気にその巻き返しを図るこのカタルシス。また最後の宮本信子と山崎努の対話にも情緒がありました。ところで伊丹監督の映画って妙にエロいシーンがいっぱい出てくるのですが、どういう訳かちっともエロスを感じさせませんね。突っ込んで良いのかどうか分からないけど…。[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-01 13:34:23)
2. 真夜中の虹
《ネタバレ》 初めはメロドラマか?と思わせておいて、後半になったら犯罪ドラマに転向。ここで登場するマッティ・ペロンパーが良い味出してます、やっぱりこの人はカウリスマキ映画の名俳優。原題の「Ariel」って一体何なんだろう?と思っていると、これが最後に登場する逃亡用の船の名前なんですね。その名もアリエル号。エンドロールを締めくくる「虹の彼方へ」の曲がこれまた素晴らしいです。「真夜中の虹」とはよく考えた邦題だこと、イイ・・・。9点(2004-02-29 21:02:37)
3. マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ
驚くべき傑作!個人的にラッセ・ハルストレム監督は、新作を撮る度に作品のクオリティが低下していっているような気がします。またスウェーデンで撮ってくれないかなぁ…。 所々に挿入される"ライカ犬"のモノローグもアクセントになっていて良く、心温まる映画でした。[ビデオ(字幕)] 9点(2003-10-08 22:02:54)
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