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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 祭りの準備 《ネタバレ》 これは名作で間違いないでしょう。 1970年代の日本の高知県にある村。 その小さな村、閉塞的な村社会で起こる出来事の数々。 これが実にリアルで面白い。 その村で最初は清廉潔白ながら、徐々に大人になっていく主人公。 こんだけ狭い村でドロドロとした人間関係、母親との関係、男女関係を堪能したら、もはや都会に出るしかないだろね。 東京に行っても良い事があるとは限らないけど、少なくともこんな村で一生を過ごす位なら、確かに一度は都会に出たい!と思うのも納得がいく。 日本ならではの閉塞的な村社会を丹念にリアルに描き、鬱屈とした青春時代を描いた本作は、見ていて素直に面白いし、名作と言えるだろう。[CS・衛星(邦画)] 8点(2020-09-06 19:02:09)《改行有》 2. マンハッタン 俗物的な動きを見せるニューヨーカーたちが面白い。 風景も実に美しい。 だけど、ウディ・アレン自身は醜い。 てっぺんハゲ、ちんちくりんおっさんだ。 だけどモテる。 というか、モテる設定にしている。 そりゃあ、ウディ・アレンが監督だし。 でもこの人物設定は、ウディ・アレンの自身過剰による勘違いではなく、彼のユーモアによる狙いだと思う。 劇中の台詞に、「こんな髪の毛の薄い~」的な自虐的・自覚的な台詞もあったし。 外見の話を個人の好みで言わせて頂けば、本作にはほとんど魅力的な男女が出てこなかった。 劇中で、自分のことを「美人、美人」と連呼しているダイアン・キートンも、おばさんパーマでちっとも好きくないし。 だけど、居た! 若かりし頃のメリル・ストリープ! スレンダーで、何となく荒んだ感じの若さと美しさがたまらない。 ニューヨーカーのインテリたちが、皆あんな風に理屈をこねまわして、その場の欲求で動く俗物ばかりなのかは分からないが、もしそれが本当なら、なんて疲れる街なんだろうと思う。 都会は好きだが、そんな街には住みたくないなぁ。[ビデオ(字幕)] 6点(2011-04-02 05:17:01)《改行有》 3. (秘)色情めす市場 大阪・あいりん地区を舞台にした成人映画だが、濡れ場ばかりでなく内容もしっかり出来ていて、特にあいりん地区を生々しくカメラに収めているのが良い。[映画館(邦画)] 6点(2010-03-21 01:27:47) 4. 股旅 なんだかマッタリとしすぎで、これといって見所もなし。 「股旅」というヤクザな渡世人の生き様はよく理解できるものの、別に面白くも何ともなし。 音楽もショボイ。 まさに悪い意味でのATGクオリティ。[DVD(邦画)] 3点(2009-08-13 23:48:06)《改行有》 5. マッドマックス エピソードや映画史における位置づけうんぬん含めても、つまりはつまらない映画。 内容がとにかく薄く、ただただ危険なスタントシーンが断片的に出てくるばかり。 お粗末すぎる。 ただ、バイク好きとしては、あのスピード感に興奮は覚えたが。[DVD(字幕)] 3点(2009-07-26 03:13:51)《改行有》 6. マリア・ブラウンの結婚 “夭折の天才監督”と呼ばれる人は、何人かいらっしゃいますが、本作の監督であるライナー・ヴェルナー・ファスビンダーも、その一人です。 しかしながら、少しそれは過大評価かと・・・ まあ一応、賞とかも取ってはいるみたいですが、どうも良いとは思えません。 『ベロニカ・フォスのあこがれ』にしても同様です。[ビデオ(字幕)] 5点(2007-11-26 17:21:30)《改行有》 7. まわり道 『都会のアリス』『まわり道』『さすらい』とヴェンダースのロード・ムーヴィ三部作は続くわけだが、どんどんレベルが落ちている。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-11 09:25:01) 8. M★A★S★H/マッシュ やや苦手なロバート・アルトマン作品群の中にあって、珍しく普通に楽しめた作品。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-22 09:06:13) 9. ママと娼婦 《ネタバレ》 ええ?!ジャン・ユスターシュの傑作に今までレビューゼロですか?! それがまず残念です・・・ さて気を取り直して、単独レビューを開始致します。 “ゴダールが認めた最後のヌーヴェル・ヴァーグ作家”と言われるジャン・ユスターシュの大長編力作。 主演はヌーヴェル・ヴァーグの常連俳優であるジャン=ピエール・レオ。 彼は印象的な作品にばかり出ている俳優さんだ。 その中にあっても、本作における彼の演技はずば抜けて印象的だった。 この作品における彼の役どころは、いわゆる“ヒモ”。 仕事もせずに年上の女性と同棲している。 もちろんそこは彼女の家だ。 ところが、彼には本命の女性がいる。 その女性に求婚するも、断られてしまう。 そこでナンパを決行する。 ナンパした相手は看護婦だった。 その看護婦と深い仲になった彼は、平気で同棲相手の家にその看護婦を連れ込んだりしている。 同棲している年上の女性はそれが我慢ならないが、年上の弱味だろうか、何となく許してしまうのだった・・・ とまあ、こんな感じで“淡々”と話は進んでいくのだ。 しかし、それにしてもあまりに長い。 何と上映時間は怒涛の“220分”。 170分くらいまでなら何とかなるが、どんな内容でもさすがに200分越えはしんどい。 しかししかし、何でだろう、しんどいと思いながら最後までスルスルと観れてしまったのだ・・・ これがジャン・ユスターシュという監督の魅力なのだろうか。 摩訶不思議な映画だ。 男女の日常が延々と描かれるだけの内容。 でも、最後までグイグイとひっぱられてしまうのだ。 “長い長いと思っていたら、いつの間にか220分経っていて、長いんだか長くないんだがさっぱり分からずじまいの映画” と言ったら分かりやすいかもしれない。 それとこの作品、とにかくセリフが多い。 主演のジャン=ピエール・レオなんか、ずっとしゃべりっぱなしだ。 こんだけ尺の長い作品なのに、これだけのセリフの多さ。 さぞかし、この作品の撮影は疲れたであろう。 ジャン=ピエール・レオの、その“プロ根性”に心から敬意を表したい。[DVD(字幕)] 8点(2007-09-01 21:27:09)《改行有》
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