みんなのシネマレビュー |
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21. マルコムX 《ネタバレ》 デンゼルがそのがっしりした肩に背負っているものは、失われた、または奪われた黒人社会の父性なのであるなあ、と思いました。他のデンゼル出演作もそうだけど、マルコムは直球ど真ん中。別のスパイクリーのとこでもちょっと書いたけど、奴隷時代は、白人の主人が女奴隷を性的にもてあそぶのはもちろん、奴隷どうしを適当に一緒にさせて、奴隷の再生産をさせつつなおかつその後もおもちゃにしていたとか。なんという非人間的な。 かーちゃんが白人の主人の寝室に連れて行かれるのをとーちゃんは指くわえて見ているしかできないなんて。また男の奴隷は消耗率も高かったようでそんなこんなで黒人社会では父親の地位が低く、母子家庭もあたりまえ。ええと、確か本多勝一のうけうり。しかしまあ、そういった背景をもとにデンゼルのがんばりぶりを見ていますと、この大きな大きなロスを、埋めるべく奮闘しているのだなあ、なんて勝手に思ってみたりする。日本人にはデンゼルの気持ちのかけらぐらいしか分からなくとも。映画としてのレビューより、デンゼル見てるとこんなことばかり思ってしまうんですよ。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-27 23:36:59)《改行有》 22. マイ・ビッグ・ファット・ウェディング 《ネタバレ》 「話題」といえば「話題」にはなっていたようですが。ひとことでいえばタルかった。日本人の目には、どうしても太すぎるヒロイン。「何食ってそうなるんだ」という感想のみ。べつにオードリーヘプバーンのように細くなくてもいいから。昔のデブラウィンガー程度でもいいから。[DVD(字幕)] 5点(2005-12-16 20:15:55) 23. マグノリア 《ネタバレ》 おまわりさんとヤク中の女の話はよかったです。それ以外はあんまりいらないな。カエルを出したのは「ドーダ」感?確かに最初で最後とは思われる。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-23 17:57:24) 24. マイノリティ・リポート 《ネタバレ》 つまりスピルバーグは、いつからかはっきりしないが「スピルバーグ社の会長」になったということでしょう。もはや、己の頭の中のイメージを映像化する、というパッションは無し。ひらたくいうと、「才能が枯渇」ですな。「ET」のころまでは情熱が感じられたがなあ。あまりにも金持ちになってホメホメされていると、ダメになってしまう、という見本のようですね。やっぱり芸術にはハングリー精神が必要なのでしょうか。ルーカスはまだちょっと残っていると思われるが。この作品は一言で言うと、「相談のしすぎ」。芸術は、一人の人間のイメージを強引に実現してこそ成ると思う。ネタはよかったのに、訴えてくるものなし。「ブリジット2」の失敗に同じ。もうほとんど会社の運営ですな。[DVD(字幕)] 5点(2005-11-15 21:42:57) 25. マトリックス 《ネタバレ》 2と3はなくてよかったのに。ローレンスとのトレーニング場面が最高によかった。それはローレンスが良かったからである。 ともかく1は楽しめた。いろいろ考えたりして深く楽しめる。 ところで光瀬龍原作萩尾望都画のマンガの中に、とある宇宙の星に、人間がみんな装置で眠っていて機械が管理している、という設定が出てくる。人間はみんな幸せな夢を見ている、ってやつ。 やっぱりパクリかなあ。著作権料払ったのかなあ。近作では「バタフライエフェクト」も萩尾もののパクリの気がする。萩尾ファンの皆さん、何か言うことありませんかあ。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-03 00:09:58)《改行有》 26. マシニスト 《ネタバレ》 激やせのことはどうでもいいんです。そりゃあ、誰だって驚く。それより、あの黒人の人すごいです。あんな雰囲気の人ほかにいませんねー。全然出番少ないのに、強烈。及川ミッチーも真っ青の悩殺流し目笑い。しびれました。あの人のとこだけ2回見てしまった。欲をいえば、親指の件はよけいでしたね。あんなものなくたって全然かまわない。「バタフライエフェクト」も好きだし、ストーリーものは大好物分野なり。「シークレットウインドウ」はバツだけど。ジェニファーのたるみぶりにおどろく。あれは、役作りなんですか。地なんですか。「アニバーサリー」の時の可愛さゼロ。[DVD(吹替)] 8点(2005-10-31 23:13:15)
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