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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. マダム・イン・ニューヨーク 《ネタバレ》 インドの専業主婦がニューヨークを舞台に、サザエさんのようなてんやわんや。令和の時代に昭和の感覚を持ち込む日本の年寄りのようで、見ていて腹立たしいところもありましたが、最後のスピーチはなかなか感動的でした。 ただ、帰りの機内の「ヒンドゥー語の新聞は?」のセリフ、映画的には「一歩踏み出したことで新しい立ち位置を見つけたけど、母国の伝統文化もこれまで通り尊重する」という意図でしょうが、少し前のインドの実情を思うと「また封建的な世界にどっぷり浸かってしまうのでは・・・」という懸念も少し・・・。 とても気になったのが、結婚する姪の妹・ラーダ役の女性。エキゾティックな顔立ちに都会的な洗練さが備わっていて、この役にピッタリでした。とても魅力的で、ファンになりそう(笑) あと、多くの人が感じていると思われる、あのインド映画お約束の歌と踊り、これはもう仕方ないのかなぁ・・・[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-08 09:22:02)《改行有》 2. 真夏の素肌 《ネタバレ》 父親を知らずに育った少女二人。オーリャが実の父に会うのに気後れしてしまい、一緒に来た友達サーシャと名前を交換して訪れたために、ややこしいことになっていきます。 セルゲイは娘じゃないサーシャを娘だと思い込んで意気投合し、サーシャも娘としてセルゲイに甘えるのですが、実の娘であるオーリャは疎外感を覚えて自暴自棄になり、ヤケクソの初体験。そしてセルゲイに「自分が本当の娘だ」と伝え、ますます面倒くさいことになるのですが、すべて「どーでもいい」と思える印象でした。 あの年代の女の子の危なっかしい様や、父性を求めた少女の心理とかを表現しようとしたのでしょうけど、脚本が薄っぺらいのか、演出のセンスが悪いのか、鑑賞した自分の理解力が乏しいのか、「若さゆえの揺れ動く感情・・・」とかそういうのじゃなくて、ただのろくでなし2人にしか見えませんでした。鑑賞後、少し時間が経ったせいか、いま記憶に残っているのは、サーシャのアホさ、オーリャのウジウジさ、父親のクズさだけ。 若くてかわいいロシア女子(の裸)を鑑賞したい人にはいいかもしれませんが、話の面白さを求める人には不向きかも・・・。[CS・衛星(字幕)] 4点(2017-08-31 11:00:31)《改行有》 3. マザーウォーター ふわ~っとした空気の中で、心に染み込んでくるような会話が繰り広げられる「めがね」の、バッタもんのような映画でしたね。音楽も、ウクレレの曲なんてめがねそのものだし、同じ俳優を使って、いったい何を考えてこの映画を作ったのか、理解に苦しみます。監督も脚本も、誉めるところを探しても見つかる気配すらありませんが、でもなんとなくそれぞれの空間の、不思議な落ち着き感が好きでした。[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-06-15 22:13:57) 4. マイ・バック・ページ 連合赤軍とか、その時代の主役的な立場の人間ではなく、梅山というザコに焦点を当てた話で、なんだかよくわかりませんでした。あの時代、一部の人間を除き、活動に参加していた学生のほとんどは、今こうして俯瞰的に見ると、サークル感覚や趣味感覚で革命ごっこに熱中、その象徴が梅山ってことでしょうか。でも映画の雰囲気は、時代のニオイがプンプンと匂ってきそうな、まるでその当時に作られたのかと思えるほどのクオリティで、とても最近制作されたとは思えない空気感でした。内容についてもう少し詳しく解説してくれる人がいたら、もっと楽しめたかと思います。[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-05-11 00:46:07) 5. まほろ駅前多田便利軒 《ネタバレ》 思っていた以上に良い出来だったと思います。行天のキャラ、あれ以上だと作り過ぎた感が出て台無しですが、限界ギリギリの一歩手前だったので、すごく味がありましたね。多田の過去の告白、あれはなんだかすっきりせず、そこだけが残念でした。[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-05-27 00:33:29)
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