みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 2020年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. マッドマックス:フュリオサ 《ネタバレ》 これは評価の難しい作品だなぁ。ジョージ・ミラーの葛藤も手に取るように分かる。 世紀末を先取りしたようなこの時代にパッパラパーの勧善懲悪など撮ってられるかと言う思いと、いや映画を見ている間だけでもスカッとさせたいと言う思いが。 悩み抜いた挙句のこの作品であればその思いは受け止めざるを得ない。 かくしてフュリオサの復讐劇はなんともすっきりしない結末を迎えることとなった。 宿敵ディメンタスは母を殺したことすら全く覚えておらず、無論後悔も謝罪もない。それどころか「撃つなら後ろからがいい。いつ撃たれるか分からないドキドキ感がある」と言う始末。挙げ句の果てに「お前は俺に似ている」とまで言われればフュリオサが顔を真っ赤にして怒るのも無理はない。 成就感ゼロの復讐劇が終わって、これからフュリオサは何を心の糧に生きていくのかと言えば、捕らえられた女達を逃がそうとする訳だが、これも前作の通り結局戻ってくる事となる。 この虚無感は間違いなくマッドマックスの世界ですね。悩みましたが7点を献上します。[映画館(字幕)] 7点(2024-06-17 08:39:19) 2. MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない 《ネタバレ》 充分面白いです。社会人のタイムループと言う新しい作品を作り上げたと高く評価します。 社会人だから「やることやっとかないとループを抜けた後で大変な事になる」と仕事しつつループを抜ける為に動く。しかもみんなを納得させるにも1階層ずつ上がっていかないといきなり部長に話しても通じない、とか色々趣向が凝らしてあった。結局みんなで分かり合えるまでの物語だった。ループしつつ成長していくドラマが感動的でもある。 見終わって思い直すと腑に落ちないと言うかちょっと辻褄が合わないところもあるが、見てる間は全く気にならなかった。良作。おすすめ。[映画館(邦画)] 8点(2022-10-28 14:38:34)《改行有》 3. マーベラス 見てたけど投稿を忘れてました。言い換えればそのくらいの映画だったと言う事。 マギー・Qは相変わらずお美しいが、マイケル・キートンもサミュエル・L・ジャクソンももういい加減アクション俳優はつらそうだと感じた。お話も特に印象には残らない。暇つぶし以上の価値は見出せなかった。[映画館(字幕)] 5点(2022-08-09 13:26:34)《改行有》 4. マトリックス レザレクションズ 《ネタバレ》 見る前からイヤな予感がバリバリしてたが、見始めて30分で既に後悔している自分がいた。しょせん単なるリブートだろうと思ってたが、リブート以下の出来。旧作の映像を流用しまくり劣化再生してるだけ。キアヌとキャリーの2人だけがご満悦の表情で出られても困るよ、見てる方は。[映画館(字幕)] 3点(2021-12-18 18:05:34) 5. マリグナント 狂暴な悪夢 これは率直に面白かった。なかなか話の全体像がつかめない前半部は少しイライラもしたが、描写に見所も多く退屈するところはない。特に後半の展開は満点に近く、クライマックスは「ターミネーターかよ!」と言う怒涛の展開だ。最近、元気のなかったジェームズ・ワンもここへ来て全開となったようだ。 でもここまで殺したらめでたしめでたしとはいかんよなぁ…。[映画館(字幕)] 8点(2021-11-13 22:43:19)《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS