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1.  マッドマックス 怒りのデス・ロード 《ネタバレ》 - Fury Road - “怒りの道”。 になるんだけど、このタイトル面白いんだ。MADとFURYは同じ意味。なのに何でくっつけた? この映画のフュリオサ(Furiosa)が、スペイン語で“怒り”の女性名詞なんだって(※男性名詞はFurioso)。Furiosaを縮めてFury。 なので、- Fury Road - の意味するところは“フュリオサの道”。それは彼女の辿ってきた道であり、彼女の進んで行く道。なんですね。 なので、この物語の主人公はフュリオサで、マッドマックスの外伝と言えるかもしれません。 続編の公開が発表されてから、マックスがメル・ギブソンじゃないことに、正直不安があった。名前だけの安易なリメイク作品になるんじゃないか?って。 車のカスタムの仕方も、2や3の、鉄板とか鉄パイプとか“有りモノを適当にくっつけた”感がなく、ちょっとデザイン的に美しすぎないか?って。 そんな不安は映画が始まってすぐに消し飛んだけどね。 乾いた荒野とアスファルトが舞台の1と2に対し、サンダードームと同じく砂漠化が進んだアスファルトの無い世界が舞台のこの映画は、1と2の続編であり、失敗作3のリブート作品だと思っている。 2から3と続く世界観で、文明・秩序が崩壊すると、ヒューマンガスみたいな力のあるリーダーが組織を作り、バータータウンのような街が出来て、新しい文明と秩序が生まれる。もう一方で3の子供たちの部落のように、心の支えとして宗教(のようなもの)も生まれる。 イモータン・ジョーとV8エンジンを神のように称える街シタデルは、3のバータータウンと子供たちの部落をくっつけて発展させた宗教都市に思える。 そう考えたらあまりに芸術的にカスタマイズされた車も理解できる。彼らにとって車は、私達にとってのお神輿や山車みたいな存在なんだろう。 という訳で、本作は3からハリウッドのぬるま湯テイストを抜いて、カリッカリに乾いたマッドマックスの世界観を正常進化させた作品と言える。 フェリオサが主役のマッドマックス外伝として捉えると、マックス役はメルでも行けたんじゃないか?なんて思ったり。トムのマックスは最初、無愛想で自己中っぷりがヒーローっぽくないと思ったけど、そのぶんスプレンディドが無事だった時のサムズアップが人間臭くてたまらなかった。フェリオサに名前を伝えるところもまた良いんだよね。人を信じられない世の中で、孤独に生きてきた男の優しさ。あぁ、彼は間違いなくマックスだ。って思ったよ。 安易に看板に頼った続編でなく、観たいと思ったものを観せてくれた映画として、前作から27年後に、こんなサプライズ・プレゼントがあるなんて…長生きして良かった!って思えました。 さぁ指を組んで天に掲げて「V8!V8!V8!」[映画館(字幕)] 10点(2022-11-05 21:41:36)《改行有》

2.  マイ・インターン 《ネタバレ》 -The Intern- “見習い”。“マイ・インターン”って邦題から、アン・ハサウェイ視点の映画かと思ったけど、デニーロ視点の映画だね。 広いオフィスを自転車で移動なんて今風、というかアメリカン。昔からアメリカのオフィスって、自分の趣味とかを持ち込めて、日本と比べて自由だなぁって思ってた。やり手だけど付き合い方の難しい若手女社長をアン・ハサウェイが好演…なんだけど、家庭の描写が出る辺りから、徐々に“ブッ飛び女社長感”は薄れ、家庭と仕事を両立するのに無理して頑張っている女社長になり、遂にはデニーロの従順なパートナーみたいなポジションになってしまったような。 主人公ボブの置かれている環境。高齢化社会のセカンドライフとして、再就職は現実的な選択肢。だけど実際は、頭脳労働ではなく単純労働に就く人が多いのは、世代間ギャップと求められるスキルのハードルが高いからで、ベンの最初の方の“何も仕事を与えられない”状態が“リアル高齢者の再就職”な気がする。 仲間と打ち解けて、若くて可愛い女社長とも仲良くなれて、自身の財産である人生経験からのアドバイスを素直に聞いてくれて、会社にとって掛け替えのない存在になる・・・リアリティは無いけど、退職間際や高齢の人にとって、とても夢のある映画だと思う。 あんな綺麗な上司と2人切りでサンフランシスコ出張。バスローブ姿で深夜のピロートーク。同じベッドで安心しきって寝ちゃうなんて、何とも夢たっぷり。 ファンタスティックな女社長ジュールズが徐々に等身大な存在になり、等身大だった高齢社員ボブが徐々にファンタスティックな存在に。 スーツにカバンに電卓にメモ。電話帳の会社の頃から自分のスタイルを変えてないベンが、最新の技術やツールを吸収しつつ会社に溶け込んでいくんだから、単なる高齢者じゃないんだけどね。 ジュールズ側かベン側か、観る側の立ち位置で評価が変わりそうな気はするけど、気軽にサクッと楽しめました。 母親の家に侵入のトコ、どうせならジュールズも一緒に行っていれば、あんな大騒動にならなかったろうに。 そして何がキッカケかイマイチ解らないけど、心を入れ替えて家庭を支える決心をするマット…解せん。映画の都合としか。 レネ・ルッソがすっかり歳を取っちゃっててビックリ。リーサル・ウェポンから20年以上経ってるんだな。 あとどうでもいいけどベッキーの狐のシャツかわいい。[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-09-25 18:51:06)《改行有》

3.  万引き家族 《ネタバレ》 掃除されてない汚い古民家を見て猫屋敷を連想した。無計画に何匹でも拾うだけ拾って、去勢も予防注射もせず放置のやつ。 貧しいながらも幸せな家族…のごっこ遊びをしているが、義務教育は受けさせない、食料や生活用品は半分自給自足(万引き)、最低限の生活の糧ではなく、高額の釣竿を盗んだり、車上荒らしまでする。 わざと捕まって家族ごっこを終わらせた祥太は、今の自堕落な生活に疑問を持ち、マトモな人間社会で生きることを決めた。その引き金になった駄菓子屋の店主の行動、観てるこちらまで何ともやりきれない気持ちになった。 追いかける治、振り向かない祥太。バスの別れは捨てられた猫と飼い主のようだ。 リンは猫屋敷から保護された飼い猫。一度自由を知ってからの檻の中。鉄柵の上から遠くを見つめる瞳から、子供だから何も出来ないもどかしさが伝わる。 信代のだらしない(ように映る撮り方の)裸体が自然でエロい。それに比べて信代の妹役の亜紀は、一時的に野良猫をしているだけの血統書付きだけに、肌ツヤも綺麗だ。 無計画な猫屋敷の猫は、家族のない野良猫や、世話されていない飼い猫より幸せだろうか? 世の中の多くの人は、辛くても社会生活を頑張っている。猫屋敷の猫みたくならないように。 樹木希林の初枝婆さんがとても役に馴染んでいて、本当にあの家に住んでそうだ。パチンコ玉を横取りした後の笑顔がお茶目で、砂浜で家族を見つめる姿は、近年の邦画史に残してほしい素敵な画だった。[CS・衛星(邦画)] 7点(2021-03-15 22:48:38)《改行有》

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