|
プロフィール |
コメント数 |
604 |
性別 |
女性 |
ホームページ |
http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/ |
自己紹介 |
2004年から映画専門サイトをたちあげました。 ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。 リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ ザフューチャーなどのアンブリンもの。 十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・ 自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ 思いも変わると思います。その中で、共感できる人が 多ければ売れるのでしょうね。 たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・> と、マニアックな映画にも手をつけますが、 できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、 子供時代に帰ってるみたいです・・ それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・
|
|
1. ミッション:インポッシブル
《ネタバレ》 この作品は途中までものすごくよかった。
96年の映画にしてはなんともいえない味があって、
ちょっとレトロでそれでいて古くさくもなく・・
観終わったあとまたその最初の方を見直したら、
似ている・・
これ「第三の男」そっくりですよね!
あの映画はかなり古いんですが濡れた石畳の街や螺旋階段が印象に残ってて、
何よりそのお話が死んだはずの犯人がひょっこり後半に現れるというもの。
考えれば考えるほど似ている・・
それでどこかレトロなヨーロッパの映画のように思えたのかも。
この「第三の男」は特にカメラワークが変わっていて、
傾いたような構図で撮るのですが、
MIPも前半は意図してのものか傾き画面が多かった。
CIAのビルに入ったあたりから今の映画になって傾き画面は使ってない・・
意図したと見たほうが正解かも??
演出が変わった後半は主役は別にトムでもキアヌでもよかったりとか、
なんでJ・レノはこんなチョイ役なんだとか、
どう見てもトンネルのアクションはバック・トゥ・ザ・フューチャー2だよとか、
後半がオーシャンズ11のような普通のアクションになったかとか・・
いらないことばかり考えちゃって・・
前半からCIAのビルに入るまでがすごくよい演出で、
しかもキトリッジ(悪役顔ですねぇ)と待ち合わせの店にトムがガムで爆破して逃げるシーン、
あれはもうデ・パルマって感じでよいですねぇ(笑)
デ・パルマらしさがあまり感じられなかったのでここら好きです。
螺旋階段は別にMIPじゃなくってもたまに使われているのですが、
特に導入部や演出も似ているので未見の方はぜひ・・
しかし・・デ・パルマってヒッチコックのファンだったはずなんですが??
[DVD(字幕)] 6点(2005-11-20 23:21:45)《改行有》
2. 未来は今
《ネタバレ》 3回も見ちゃったので新鮮味と感動も薄れてしまったのですが、
あまりこの監督の作品が合わない私が3回も続けて見れたのだから、
まあまあなのでは・・?
凝ったサスペンスでもないしコーエンらしくはないんだけど、
ミラーズ・クロッシング(苦手なのでまた今度)が合わなかった私は、
おや?わかりやすい絵本のような見せ方だと、
そりゃあもう最初は「どうしょう大変だ」と感動したのです。
8点だよこれ、とよく見ないで絵で感動してまた見たら、
もっと落とそうか・・とさめてきたのですが3回も(1週間で)
見たのですから飽きたのでしょうね。8点はきびしいが6点。
この映画を観るきっかけになった大きな原因は私が、
サム・ライミのファンであること。
脚本のひとりとしての参加なのですが、
怪しい・・ホラーがかっているのですよ。
ブルース・キャンベルもなぜか出てるし・・
ポール・ニューマンが悪役というのも面白いし、
ティム・ロビンスがまぬけな社長役というのも見たくなった原因。
しかしこの映画って筋がよく似ているのです。
「素晴らしき哉!人生」に。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にも。
コメディだから笑うしかけもあるのですが、
どちらかといえば笑えないドラマなのです。
フラフープの発明で成功したロビンスからテンポはよくなるのですが、
だまされおだてられ恋愛も絡むあたりがちょっとたいくつでした。
ジャンル的にはコメディで、ホラーっぽいファンタジードラマですね。
[DVD(字幕)] 6点(2005-05-07 07:52:57)《改行有》
3. MISTY(1997)
《ネタバレ》 そんなに悪い映画ではないと思いますよ。
原作の「藪の中」にほぼ忠実ですし。
「羅生門」は、羅生門と藪の中を足したおいしい映画ですから、
これと比べるのはかわいそうです。
ただ、ソフィーの世界を映画で見たようなつまらなさはある。
藪の中にほぼ忠実に作ってあるので、小説に挿絵をつけたような、
硬いつまらない演出になっている。もちろんあとから作られたものもある。
それが、前半と後半。これがつまらないのが大失敗の原因のひとつ。
藪の中の真実をあのラストに解釈するのはわかる。
けどその演出がまぬけ。そこさえ生きてくればよい映画になったかも。
事務的というか、実はこうでしたと言われても、天海さんが・・
ふたりの男優より天海さんさえ切れてめだってくれれば、
そのラストも生きる。こういう妖艶な役は毒がなければ・・
個人的に田中裕子(天城越えのときの)がいいなあ。
やっぱり羅生門のほうがイタコ出しで勝ち。(原作と比べての問題です)
それが比べれないわけです。同じことをしたくないなら、
原作どうりに謎のままラストにしたほうがよかったのでは。
低評価の中わりとまともな点をつけちゃったのは、
見てる途中すごく嫌な気持ちになった(ここ重要)
金城さんは確かに日本語変ですが、表情に共感でき一緒に嫌な気持ちを
味わえました。へんかなぁ・・それはたぶんこの変な映画の中で、
唯一フツーの人だったからか。・・フツーというのもなんなんですが。
豊川さんは濃い・・主役を誰に持ってくるかですね。
どう見ても天海さん中心なので、その不足が大きすぎる。
ふたりの男の気持ちはわかるのに、肝心な女の気持ちがわからない。
でもまた小説とか読みたくなりました。ラストの解釈はこれでいいのか・・??
5点(2004-09-01 11:01:42)《改行有》
|