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プロフィール |
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1726 |
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自己紹介 |
今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。 物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。 備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。
10 至高の殿堂入り 9 心に残る傑作 8 もう一度観たい佳作 7 面白い 6 そこそこ面白い 5 普通 4 それほど面白くはない 3 面白くはないが見どころがなくはない 2 全然面白くない 1 酷い駄作 0 呆れ果ててもはやネタレベル |
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1. 道(1954)
《ネタバレ》 旅芸人のザンパノに売られたジェルソミーナは、けっしてかわいくはないが何ともいえない哀愁がある。
喜怒哀楽が素直で無垢な子供のよう。思わず肩入れしてしまう。
世話になった修道院で盗みを働き、犬猿の仲の旅芸人仲間を殴り殺すザンパノの蛮行に、気がふれたようになるジェルソミーナが哀れ。
そのジェルソミーナを置き去りにして旅立つザンパノは身勝手極まりないクズ男だ。
そんな男にもジェルソミーナの末路を知って流した涙のあったのが救いか。
哀しく美しいラッパの音が耳に残る。[DVD(字幕)] 7点(2013-05-29 00:29:32)《改行有》
2. 見知らぬ乗客
《ネタバレ》 一方的に持ちかけられた交換殺人。
知らない間に共犯者に仕立て上げられた恐怖感。
得体のしれない犯人に巻き込まれる不気味さが出ていた。
ヒッチコックの演出はやっぱり巧い。
テニスの観客が皆ボールを目で追う中で、一人だけ主人公を見据える男を際立たせる。
ラストの高速回転木馬も風変わりで見応えがあった。
モノクロ画面もそうだが、面の小さな木製ラケットにも時代を感じる。
交換殺人はサスペンスで何度も使われてる手口で今ではお馴染みだけど、当時としては画期的でインパクトも大きかったに違いない。
ヒッチコック以降に作られた映画では、オマージュと思われるシーンを時々目にする。
暴走するメリーゴーランドもどこかで見たような気が。
それだけ影響力があったということだろう。[地上波(字幕)] 6点(2014-11-09 21:43:19)《改行有》
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