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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ミリオンダラー・ベイビー 「どんなことがあっても生きるべき」という言い方がある。「生きること」は素晴らしいのだから,全ての人間がそうすべきだ,それが正しいのだ,と言いたいのだろうが,それはちょっとおかしいのではないかと私は思う。なるほど生きることは尊いが,だからといって当事者の立場や生き方を無視してまで「生きるべき」と決め付けてよいとは思えない。「障害者でも立派に生きている」のは事実だが,だからといって他人にヘラン・ケラーのように生きろと説教したり,「弱い」とか「残念だ」などと評してよい理由にはならないだろう。そもそも,人の死というのはプライベートなものなのだから,ある人の死を「人として正しい」とか「間違ってる」とか判断することは,その人の決断の意思,死の尊厳やそれまでの人生を無視することにつながる行為だとはいえまいか。年齢にも貧困にもめげず,決してあきらめずに生きたマギーのような人が,仮に最後に挫けたとして,あきらめたとして,それを「間違っている」と決め付けることなど,だから私にはできない。人の数だけ人生があるように,そして人の数だけ愛の形があるように,人間の選択も様々な形があると,私はそう思うのだが。[DVD(字幕)] 8点(2006-03-12 00:11:05)(良:2票) 2. Mr.&Mrs. スミス 主役2人(特にジョリー)のいかにもなゴージャス感が,いかにもデート・ムービーらしいプアな内容(良い意味で)にピタリとマッチしている。話の中身はスーパーマン夫婦の痴話喧嘩にすぎないけれど,デート・ムービーはそんな内容よりもキャスト・軽さ・アクションだ!という割り切りが気持ちよい。驚異のアクション映画「ボーン~」シリーズのダグ・リーマン監督ならではの超絶アクションもお馬鹿でグッド。女性はブラピを(あんまカッコ良くないらしいが),男性はジョリー(こっちはとても魅力的)をご鑑賞あれ。[映画館(字幕)] 6点(2005-12-12 10:43:01) 3. ミッション・トゥ・マーズ ラストに至るまでに築いた世界を,一挙に消し去るデ・パルマの核爆弾ぶりには本当に驚いた。4点(2004-02-05 18:38:50) 4. ミニミニ大作戦(2003) エドワード・ノートン&ジェイソン・ステイサム目当てで観た。ノートン?なんでこんなタイアップ臭い映画に?と思ったが、そうか会社の契約だったのね...。そう言われて見れば、心なしかノートンは気が乗っていないように見える....。つーか、みんなあんなに運転巧いなら"運転のプロ"ジェイソン・ステイサムの立場ないじゃん。ファンの方には申し訳ないが、個人的にマーク・ウォールバーグがダメだった。彼は重みがないというか健康的すぎて、私には彼がヒトクセある奴らをまとめるリーダーにはとても見えなかった。タイアップ映画と割り切って観ても、ボートチェイスと地下鉄のミニのシーン以外は物足りなく半端な感じでスケールも小さい。シャーリーズ・セロンがきれいだったのでまあいいけど、制作費の大部分が出演者のギャラに行ったような気がする映画。4点(2004-01-31 18:47:35)
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