|
プロフィール |
コメント数 |
565 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
三度の飯より映画好きです。どうぞよろしく。 ※匿名性ゆえの傲慢さに気を付けながらも、思った事、感じた事を率直に書いていますので、レビューによって矛盾が生じていたり、無知による残念な勘違いや独善的で訳分らん事を書いているかもしれませんが、大きな心でお許し下され。 ※管理人様、お世話になっております。 ※レビュワーの皆様、楽しく読ませて頂いております。
-------------------------
|
|
1. ミラーズ・クロッシング
《ネタバレ》 ギャングな世界に帽子にコート、拳銃と酒と煙草とくれば、これは男の映画です。特にラストが印象深い。常にレオのために動き続けたトムがケジメをしっかりつけ別れを告げる、レオの背中はドンドン小さくなってゆき、見送るトムは帽子を目深に被り直す…これぞ男っちゅうもんでしょう!このシーンだけでもグッときちゃいます。ガブリエル・バーンはもちろんですが、襲撃された時のアルバート・フィニーじい様がめちゃくちゃ格好良い。アクション自体も優れているのですが、ガウンを着てマシンガンぶっ放すフィーニーの姿勢がピシッと決まっているのが良いのだと思います。それに本作に出演している役者さんはみんな声が良い。 ただ、フィニーがラストに戻ってくれと訴えるのはキャラクターの一貫性に欠けているように思います。バーンがあそこまでするほど惚れこんだ男なんですから最後まで毅然とした態度を通してくれないと。[ビデオ(字幕)] 7点(2008-09-10 18:18:45)
2. ミフネ
《ネタバレ》 物語の設定や展開、クジが大当たりしてしまうところなど非現実的な出来事がかなり起こりますが、無添加なドグマ映画なので現実味を帯びているように感じさせます。一見、酷なようでヒューマニズムに溢れており、娼婦仲間が殴り込みにやってくるシーンなどは力強くユーモアに富んでいて面白いです。 ・・・ところで題名にまで〝ミフネ〟とつけた本作。「七人の侍」と三船敏郎が北欧のデンマークでどれほどの知名度を誇っているのか気になるところですが、弟が迫真で演じるミフネはなかなか似てなくもないです。ただ何言っているのか分からないので菊千代ではなく「蜘蛛巣城」の武時でしょう。[ビデオ(字幕)] 7点(2007-07-05 18:51:09)
3. 身代金
《ネタバレ》 この類の映画はよほど巧妙に作らない限りどうしたって粗が目に付く。警察側も犯人側もああすれば良い、こうすれば良いと一歩引いた目で観てしまい作品に入り込めない。本作も例外ではないがゲイリー・シニーズの悪役っぷりによってかなり救われている。もともと目玉ギョロギョロのシニーズという役者は悪人が似合うが、G・オールドマンのような狂気全開でガンガン押すタイプではなく善人の顔も持ち合わせており屈折した知的で感情的なキャラクターを得意としている。だからこの役は彼に非常に似合う。職業は善人である警官であり戦いは相手の性格を読んで頭脳で勝負してくる。しかし怒りが爆発すれば頭脳より感情が先立ち狂気を垣間見せる。逆らう子分を一撃で黙らせる。最後は大人しくしていれば良いのにノコノコ自宅まで訪ねてくる。その頭脳と感情の微妙なラインを表現する悪役となるとゲイリー・シニーズは一層冴え渡るのだ。[映画館(字幕)] 7点(2006-10-30 20:57:55)(良:1票)
|